5月29日アウェイ FC琉球戦を終えて

2016シーズン明治安田生命J3リーグ第11節、ブラウブリッツ秋田は敵地でFC琉球と対戦。J3最北端チームvs最南端チームの一戦は1対1の引き分けで、それぞれが勝ち点1を分け合う結果となりました。

この日、FC琉球の本拠地・沖縄県総合運動公園陸上競技場には秋田、そして全国各地から約20名の秋田サポーターが応援に駆けつけてくださいました。ありがとうございます!
さて、ナイターゲームとなったこの試合では、先発メンバーが3名入れ替わりとなりました。シーズン開幕戦では途中出場を果たしたものの負傷により戦列を離れていた下田光平が復帰していきなりの初先発。さらに、川田和宏、田中智大も今季初先発を果たしました。

気温30度、湿度81%という夜でも厳しいピッチコンディションのなか、19時半にキックオフ。前半、主導権を握ろうと攻勢に出る秋田に対し、FWパブロにボールを集めてチャンスを伺う琉球。そんななか前半18分、中盤で相手パスを奪った前山がセンターライン手前60m付近から超ロングシュート。前山が蹴ったボールは追い風に乗ってゴールへと向かっていくも、相手GKの好セーブに阻まれてゴールならず。しかしこのシュートで相手に傾きかけていた流れを呼び戻すことに。

そして迎えた前半27分、右サイドにて川田からのスルーパスで裏に抜けた久富賢がペナルティエリア右奥で相手DFをかわしてクロスを入れると、中央へ走り込んでいた田中が頭で合わせる。すると相手GKのキャッチングミスでこぼれたボールがゴールラインを割り、間瀬秀一監督の起用に応えた田中の今季初ゴールで秋田に待望の先制点が生まれます! これで秋田は開幕から11試合連続で先制点をあげたことになります。

ここからさらに追加点を狙いたい秋田でしたが、先制ゴール直後の同28分、左サイドから前線へクロスが放り込まれると、ヘディングでクリアしようとした新里彰平の頭上を超えたボールはファーにいた相手FWの田中恵太へと渡り、田中は見事なトラップからすかさずシュート。先制点をあげてからわずか1分で同点に追いつかれてしまいます。

1対1で折り返した後半、先にチャンスが訪れたのは秋田。同8分、相手からのファールによりPA右手前の好位置でFKを得ると、川田の左足から放たれたボールに下田が頭であわせてゴールネットを揺らす。しかし、これは惜しくもオフサイドの判定で勝ち越しとはならず。ここから秋田の間瀬監督は、同17分に先制ゴールをあげた田中と代えて堺俊暉、さらに同20分には川田と代えて呉大陸と前線の選手を次々と投入する積極策で勝ち越しを狙いに行きます。

幾度かチャンスがありながらシュートまでなかなか結びつかない秋田に対し、カウンターからゴールを狙いに行く琉球。すると同37分、琉球のカウンター攻撃からパスを受けたレオナルドにシュートを放たれるも、GK松本拓也が片手で弾き出すファインセーブで得点を与えず。そして両チームによる激しい攻防が続くなか後半ロスタイム(3分)へ突入。同47分、琉球は右サイドへと展開すると中央へセンタリング。これを浦島貴大が身体を張ってブロックするも、ボールが手に当たったという主審の判定によってハンドとなり、相手にPKを与えてしまう。琉球のキッカーを務めるのは同点ゴールを決めている田中恵太。そして運命の瞬間、田中の右足から放たれたシュートに対し、過去のデータから右へ飛んだ秋田の守護神・松本。するとこの読みがズバリ的中! 松本が田中のシュートをブロックすると、ここで試合終了のホイッスル。後半は得点が動かず、1対1のまま引き分け。最後の最後で迎えた大ピンチを凌いだ秋田が、敵地で貴重な勝ち点1を奪うという結果となりました。

この結果、秋田は開幕から11戦負けなし(5勝6分)と無敗をキープ。しかし、この日は上位につけていたSC相模原が試合に勝ったため順位が入れ替わり、秋田は首位と勝ち点で並ぶ(21点)も得失点差によって暫定2位となりました。

次節は、ホームのあきぎんスタジアムにて、今季からJ3に参入した鹿児島ユナイテッドと対戦です。5月は負け無しで好調の鹿児島との上位対決は、6月12日(日)13時キックオフです。当日は、隣接会場で他競技の大会など八橋地区で催事が集中しております。大変混雑が予想されますのでお気をつけてAスタまでおこしください。それでは、あきぎんスタジアムでお会いしましょう!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です