月別アーカイブ: 2016年6月

6月19日アウェイ 藤枝MYFC戦を終えて

2016シーズン明治安田生命J3リーグ第13節、ブラウブリッツ秋田は敵地で藤枝MYFCと対戦し、1対2で敗れてしまいました。

この日、藤枝MYFCの本拠地・藤枝総合運動公園サッカー場には秋田、そして全国各地から約30名の秋田サポーターが応援に駆けつけてくださいました。ありがとうございます!

前節の鹿児島ユナイテッドFC戦で今季初黒星を喫した秋田にとっては、仕切り直しとなる重要な一戦。今年新加入の大卒ルーキー、畠中佑樹が初スタメンをはたし、巻き返しを図る。対する藤枝は、昨季まで秋田に所属していた三好洋央、三宅貴憲、峯勇斗が新加入。3選手とも古巣との対戦に強い意気込みを示しており要注意だ。

試合前から小雨が降るなか15時キックオフ。秋田は試合開始早々からコーナーキック、フリーキックからチャンスを得るも得点には結びつかず。しかしながら積極果敢に相手陣内に攻め込む秋田がまずはペースを握る展開に。ところが前半18分、藤枝は左サイドからのクロスを中央で受けた三好が、DFを背負いながらも反転して振り向きざまにシュート。これがゴール左へと決まり、秋田は先制点を奪われます。三好からの手痛い恩返しゴールに、前節・鹿児島戦に続いて追う立場となった秋田。ここから両チームともに一進一退の攻防となるが得点は動かず。0対1でリードされたまま前半終了。

そして迎えた後半、前半と同じく序盤からペースを握る秋田。後半5分、秋田は畠中のヒールパス、久富賢のヘディングでボールを繋ぐと、PA右手前の位置でボールを受けた浦島貴大がボレーシュート。しかし、これは枠を捉えることができず。ここで間瀬秀一監督は、後半9分に前山恭平に代わって比嘉諒人、同15分に田中智大に代わって遊馬将也、さらに同28分に浦島貴大に代わって日高慶太を投入。運動量がやや落ちてきた秋田にフレッシュな選手を次々と投入し、まずは同点ゴールを目指す。

すると、攻撃に再びリズムが出てきた秋田は後半32分、久富が前線にボールを入れると比嘉がヘディングで落とし、中央で受けた遊馬が反転してシュート。一度は相手にキーパーにブロックされるもこぼれ球を狙っていた畠中がしっかりと決め、待望の同点ゴールが生まれる。間瀬監督の先発起用に応えた畠中は、これがうれしいJリーグ初ゴールとなりました。

同点に追いつき勢いに乗る秋田はここで一気に勝ち越しを狙います。ところがロスタイム突入直前の後半44分、熊谷達也のクロスに飛び込んだ比嘉が相手選手と交錯。立ち上がることができない比嘉はそのまま担架で運ばれ、すでに交代枠を使い切った秋田はロスタイム4分を10人で闘わなければいけないという緊急事態に。すると後半48分、藤枝はカウンター攻撃から枝本雄一郎がドリブルでPA内へと侵入しクロスを上げる、するとこのボールに後ろから飛び込んできた大迫希がヘディングであわせて勝ち越しゴール。数的優位に立って最後の攻撃に出た藤枝の勢いを止めることができなかった秋田が、試合終了直前でリードを許してしまう。そして試合はこのままタイムアップ。秋田は1対2で敗戦となり、今季初の連敗となってしまいました。この結果、秋田は5勝6分2敗で勝ち点21のまま、順位をひとつ下げて6位となりました。

次節は6月26日(日)、昨季までJ2に所属していた大分トリニータと敵地・大分銀行ドームで対戦です。大分は現在3位につけており、2008年にはナビスコ杯も制している強豪チーム。また川田和宏が2005~2008年まで在籍してました。川田は古巣での出場となるか!? 注目の一戦は18時キックオフです。現地・大分に来られる方は道中お気をつけておこしください。また、現地に来られない方も、それぞれの場所からブラウブリッツ秋田の勝利を願い、その想いを届けてください。

すべては秋田のために!
共に闘っていきましょう!!

6月12日ホーム 鹿児島ユナイテッドFC戦を終えて

6月12日(日)に行われた2016シーズン明治安田生命J3リーグ第12節、ブラウブリッツ秋田は鹿児島ユナイテッドFCと対戦し、1対3で今季初黒星を喫する結果となりました。

前節、アウェイで行われた琉球FCとの激闘の末、引き分けながら貴重な勝ち点1を秋田に持って帰り、ひさびさのホームゲームに臨むブラウブリッツ。一方、対戦相手のは鹿児島ユナイテッドは今季からJ3リーグに参入。こちらも5月は負けなしと好調をキープしており注目の初対決となりました。

“チャレンジ3000人”と銘打たれたこの日のゲーム。本拠地・あきぎんスタジアムには今シーズン最高となる3681名の観客が応援に駆けつけてくださいました。また、われわれBLUE+AKITAが応援活動を行っているゴール裏にも約200名の秋田サポーターが集まってくれました。いつもありがとうございます!

試合前から熱気に包まれるなかで行われたゲームは、前半開始早々に鹿児島のFW藤本憲明のゴールで秋田が失点。今シーズンで初めて秋田が追う展開となります。しかし、その直後の同7分、右サイトからの川田和宏のクロスを中央で受けた前山恭平が頭で落とすと、田中智大がすかさず左足を振りぬいてシュート。ゴール左に突き刺さり、すぐさま同点に追いつきます。田中は2試合連続ゴールです。

同点に追いつき勝ち越しを狙う秋田がさらに攻勢に出ますが、対して鹿児島はフィジカルの高さを生かして秋田に決定機を与えません。すると同41分、中盤でボールを奪った鹿児島はカウンター攻撃を仕掛けると、ドリブルで中央を突破した五領淳樹のラストパスを受けた中原優生が右足一閃。新里彰平がスライディングでブロックしようとするも左足を伸ばすも間に合わず、松本拓也の頭上を超えたボールがゴールネットを揺らし、鹿児島に勝ち越しを許してしまいます。

1対2と1点差で追う展開で迎えた後半、早い時間帯でまずは同点に追いつきたい秋田の間瀬秀一監督が先に動きます。浦島貴大との交代で呉大陸を投入。しかし、秋田はゴール前まで迫るもなかなかシュートにまで結びつけることができず。逆に後半16分、相手のミドルシュートを一度はブロックするも、そこからこぼれたボールを繋がれ、最後はまたしても藤本がヒールで押し込んで鹿児島に追加点。リードが2点差となってしまった秋田はさらに厳しい状況となります。

ここから秋田は遊馬将也、比嘉諒人とケガから復帰した前線のふたりを投入してゴールを狙いますが、後半はわずかシュート3本に終わってタイムアップ。1対3で鹿児島に敗れた秋田は今シーズン初黒星で、開幕から続いていた11戦連続負けなしがここでストップ。さらに、昨年8月からのホームゲーム13試合連続負けなしのJ3リーグ記録もここでストップとなり、ひじょうに悔しい敗戦となってしまいました。

この結果、秋田は5勝6分1敗で勝ち点21のまま順位は5位に。しかしながら、首位・鹿児島とは勝ち点2差、さらには3位・栃木SC、4位・AC長野パルセイロが秋田と同じく勝ち点21で並んでおり、次節の結果次第では首位返り咲きの可能性もあるなど、J3リーグは大混戦の状況となっております。

6月唯一のホームゲームを終えた秋田の次節は、6月19日(日)藤枝総合運動公園サッカー場にて、藤枝MYFCとの対戦となります。藤枝には今シーズンより秋田から移籍した三好洋央、峯勇斗、三宅貴憲の3選手が加入。そして秋田の久富賢は昨年までの5シーズンを藤枝でプレーしているなど、こちらも注目の一戦となります。キックオフは15時です。現地・藤枝に来られる方は道中お気をつけておこしください。また、現地に来られない方も、それぞれの場所からブラウブリッツ秋田の勝利を願い、その想いを届けてください。

 

すべては秋田のために!
共に闘っていきましょう!!

5月29日アウェイ FC琉球戦を終えて

2016シーズン明治安田生命J3リーグ第11節、ブラウブリッツ秋田は敵地でFC琉球と対戦。J3最北端チームvs最南端チームの一戦は1対1の引き分けで、それぞれが勝ち点1を分け合う結果となりました。

この日、FC琉球の本拠地・沖縄県総合運動公園陸上競技場には秋田、そして全国各地から約20名の秋田サポーターが応援に駆けつけてくださいました。ありがとうございます!
さて、ナイターゲームとなったこの試合では、先発メンバーが3名入れ替わりとなりました。シーズン開幕戦では途中出場を果たしたものの負傷により戦列を離れていた下田光平が復帰していきなりの初先発。さらに、川田和宏、田中智大も今季初先発を果たしました。

気温30度、湿度81%という夜でも厳しいピッチコンディションのなか、19時半にキックオフ。前半、主導権を握ろうと攻勢に出る秋田に対し、FWパブロにボールを集めてチャンスを伺う琉球。そんななか前半18分、中盤で相手パスを奪った前山がセンターライン手前60m付近から超ロングシュート。前山が蹴ったボールは追い風に乗ってゴールへと向かっていくも、相手GKの好セーブに阻まれてゴールならず。しかしこのシュートで相手に傾きかけていた流れを呼び戻すことに。

そして迎えた前半27分、右サイドにて川田からのスルーパスで裏に抜けた久富賢がペナルティエリア右奥で相手DFをかわしてクロスを入れると、中央へ走り込んでいた田中が頭で合わせる。すると相手GKのキャッチングミスでこぼれたボールがゴールラインを割り、間瀬秀一監督の起用に応えた田中の今季初ゴールで秋田に待望の先制点が生まれます! これで秋田は開幕から11試合連続で先制点をあげたことになります。

ここからさらに追加点を狙いたい秋田でしたが、先制ゴール直後の同28分、左サイドから前線へクロスが放り込まれると、ヘディングでクリアしようとした新里彰平の頭上を超えたボールはファーにいた相手FWの田中恵太へと渡り、田中は見事なトラップからすかさずシュート。先制点をあげてからわずか1分で同点に追いつかれてしまいます。

1対1で折り返した後半、先にチャンスが訪れたのは秋田。同8分、相手からのファールによりPA右手前の好位置でFKを得ると、川田の左足から放たれたボールに下田が頭であわせてゴールネットを揺らす。しかし、これは惜しくもオフサイドの判定で勝ち越しとはならず。ここから秋田の間瀬監督は、同17分に先制ゴールをあげた田中と代えて堺俊暉、さらに同20分には川田と代えて呉大陸と前線の選手を次々と投入する積極策で勝ち越しを狙いに行きます。

幾度かチャンスがありながらシュートまでなかなか結びつかない秋田に対し、カウンターからゴールを狙いに行く琉球。すると同37分、琉球のカウンター攻撃からパスを受けたレオナルドにシュートを放たれるも、GK松本拓也が片手で弾き出すファインセーブで得点を与えず。そして両チームによる激しい攻防が続くなか後半ロスタイム(3分)へ突入。同47分、琉球は右サイドへと展開すると中央へセンタリング。これを浦島貴大が身体を張ってブロックするも、ボールが手に当たったという主審の判定によってハンドとなり、相手にPKを与えてしまう。琉球のキッカーを務めるのは同点ゴールを決めている田中恵太。そして運命の瞬間、田中の右足から放たれたシュートに対し、過去のデータから右へ飛んだ秋田の守護神・松本。するとこの読みがズバリ的中! 松本が田中のシュートをブロックすると、ここで試合終了のホイッスル。後半は得点が動かず、1対1のまま引き分け。最後の最後で迎えた大ピンチを凌いだ秋田が、敵地で貴重な勝ち点1を奪うという結果となりました。

この結果、秋田は開幕から11戦負けなし(5勝6分)と無敗をキープ。しかし、この日は上位につけていたSC相模原が試合に勝ったため順位が入れ替わり、秋田は首位と勝ち点で並ぶ(21点)も得失点差によって暫定2位となりました。

次節は、ホームのあきぎんスタジアムにて、今季からJ3に参入した鹿児島ユナイテッドと対戦です。5月は負け無しで好調の鹿児島との上位対決は、6月12日(日)13時キックオフです。当日は、隣接会場で他競技の大会など八橋地区で催事が集中しております。大変混雑が予想されますのでお気をつけてAスタまでおこしください。それでは、あきぎんスタジアムでお会いしましょう!