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10月2日ホーム グルージャ盛岡戦を終えて

2016シーズン明治安田生命J3リーグ第24節、ブラウブリッツ秋田はグルージャ盛岡と対戦し、結果は2対0で勝利しました。

盛岡とは今年4月にアウェイで対戦し、後半に追いつかれて1対1の引き分け。前節・福島ユナイテッドFC戦に続く東北ダービーできっちりと連勝、東北三つ巴を制したいところです。この日は午前中にあきぎんスタジアムにて少年サッカーの開会式が開催され、開会式に出席したサッカー少年たちが引き続き午後から行われる秋田vs盛岡を観戦。会場には今季最多となる3380人の観客が集まり、われわれBLUE+AKITAが応援活動を行っているゴール裏も満員となりました。いつもありがとうございます!

さて、試合についてですが、開始早々からいきなり動きます。前半1分、盛岡のCKを松本拓也がダイレクトでキャッチすると、すぐさま右サイドに展開した比嘉諒人へ下手投げでパス。これを受けた比嘉がドリブル突破からカウンター攻撃を仕掛けると、PA手前の中央に駆け上がった日髙慶太にグラウンダーのパス。このパスを日高が左足でPA内へスルーパスを送ると、呉大陸が相手DFを引き付けて生まれたスペースに走り込んだ比嘉がシュート。一度は相手GKに弾かれたものの、こぼれ球を比嘉がそのまま押し込んでゴール。キックオフからわずか2分、カウンターからの見事な速攻劇で秋田が先制します。FC岐阜から期限付き移籍で今季加入した比嘉にとってはこれが秋田での初ゴールです!

幸先良く先制した秋田ですが、このあとは盛岡の反撃を受けて押し込まれる展開が続きます。しかし、再三のピンチも秋田のDF陣が身体を張ってゴール前を防ぎ、得点を許しません。秋田の先制点以降、得点は動かず。1点リードのまま後半となります。そして迎えた後半も同点に追いつきたい盛岡の攻撃に秋田がやや押される形に。秋田は高い位置で攻撃をする盛岡の裏を突いて前線にロングボールを入れるも、なかなかゴールへとは結びつかず、それでも時間が経つにつれて徐々に前線へボールが集まり始めます。

すると後半25分、ビルドアップしようとした相手DFのパスを呉大陸がカットすると、こぼれ球を拾った田中智大がドリブルでPA内へ侵入。反対側でフリーとなっている呉にパスを出そうとしたところで飛び込んできた相手DFの手にボールが当たってPKを得ます。キッカーを務めるのは田中。ここを田中は冷静にゴール右隅に決め、秋田に待望の追加点! チーム最多となる今季7ゴール目を記録した田中は、これでホームゲーム3試合連続となるPKでのゴールを獲得。持ち前の勝負強さを大事な場面でまたも発揮してくれました!

試合は秋田がこのまま逃げ切って2対0で勝利。東北ダービー2連戦を連勝で締めくくりました。この結果、11勝7分6敗で勝ち点40とした秋田は、同じく勝ち点で並ぶカターレ富山を得失点差で上回って4位に浮上です! さて、次節は10月16日(日)、敵地・鹿児島県立鴨池陸上競技場にて3位の鹿児島ユナイテッドFCと対戦(13時キックオフ)となります。今季ホームで唯一黒星を喫した鹿児島との一戦。敵地でこの借りをきっちり返して順位を上回りたいところです!

現地・鹿児島に来られる方は道中お気をつけておこしください。また、現地に来られない方も、それぞれの場所からブラウブリッツ秋田の勝利を願い、その想いを届けてください。

すべては秋田のために!
共に闘っていきましょう!!

9月10日ホーム Y.S.C.C.横浜戦を終えて

2016シーズン明治安田生命J3リーグ第21節、ブラウブリッツ秋田はY.S.C.C.横浜と対戦し、結果は3対0で勝利しました。

天皇杯開催による中断を経て約1カ月ぶりのリーグ再開となった今節。中断前に秋田は2連勝中。今年4月以来となる3連勝に期待がかかります。対戦相手のYS横浜とは4月にアウェイで対戦し、このときは秋田が遊馬のJ初ゴール、久富のゴールによって2−1で勝利。相手はリーグ最下位とはいえ、再開後の初戦は難しいと言われてるだけに油断はできません。

さて、トレーニングユニフォームスポンサーである秋田ダイハツ様の冠マッチで行われたこの日のゲームには、1781人の観客が訪れ、われわれBLUE+AKITAが応援活動を行っているゴール裏には約100名の秋田サポーターが集まってくれました。いつもありがとうございます! また、この日はJリーグ女子マネージャーのサトミキこと佐藤美希さんがあきぎんスタジアムに来場。試合前日には各メディアに出演しての告知活動にもご尽力いただきました。誠にありがとうございます!

さらに、今年で3回目となるブラウブリッツ秋田と中央大学FLP小林ゼミによるスポーツによる地域活性化をテーマとした共同プロジェクト『まめの木プロジェクト』が今年も開催されました。そして試合前に各地で開催されたイベント参加者が試合観戦に訪れ、われわれBLUE+AKITAも試合前に「サポーター体験」という形でイベント参加者と一緒に応援を行いました。秋田の活性化のために早くから来県して準備作業を進め、素晴らしいイベントを企画、運営してくださいました中央大学FLP小林ゼミの皆様に心より御礼申し上げます。

試合のほうは、秋の強い日差しが照りつけるなか14時04分にキックオフ。序盤は、YS横浜が秋田のお株を奪って前線から高い位置でプレスをかけ、ショートカウンターからチャンスを伺います。先に主導権を取られる形となった秋田は、最終ラインから相手DF裏へのロングパス、あるいは中央からサイドへ展開するなどしてチャンスを伺うも、YS横浜の固い守備によってシュートまでなかなか繋げることができず。逆にパスカットからカウンター攻撃を受けるなど攻撃リズムがなかなか噛み合わない時間帯が続きます。

そんななか前半22分、ペナルティエリア内でパスを受けた浦島貴大がドリブルで中央に切り込んでシュートを放つもこれはわずかにクロスバーの上。しかし、チャンスが続くと、同29分、カウンター攻撃から呉大陸がドリブルで駆け上がってグラウンダーのクロスを入れると、中央へ走り込んだ田中智大が相手DFによって倒されPK獲得。田中を倒したYS横浜の山本真也はこの反則でレッドカードが与えられて一発退場となります。

自ら得たPKを蹴る田中。右足で放った田中のシュートは、相手GKが飛んだ方向とは逆の左ポスト内側に当たって跳ね返り、そのままゴール。田中の2試合連続ゴールによって秋田が先制です! ここから秋田の攻撃に勢いが出始めると、前半ロスタイム突入の同45+2分、新里彰平から左サイドの青島拓馬へボールが展開されると、青島からペナルティエリアへと駆け上がっていく呉にパスが繋がります。このパスを受けた呉は先制したときと同じように中央へクロスを入れると、再び走り込んできた田中が体勢を崩しながらも右足であわせてゴールネットを揺らし、秋田に追加点をもたらします! このゴールで田中は今季5得点目、チームトップとなります。

2点リードで迎えた後半、さらに追加点を狙う秋田は序盤から攻勢に出てシュートを放つも、相手GKの好セーブによって阻まれゴールならず。後半17分、間瀬秀一監督は2ゴールをあげた田中に代えて天皇杯2回戦・川崎フロンターレ戦で見事なゴールを決めた前山恭平を投入。すると、同23分、左サイドの青島からPA内の久富賢にパスが繋がると、久富は相手DFをかわしてクロス。これに中央にいた呉が頭で合わせるも、相手DFが足を伸ばして懸命のブロック。さらにそのこぼれ球を浦島がシュートも枠を捉えることができません。そして秋田は後半26分、浦島に代えて比嘉諒人、日髙慶太に代えて熊谷達也がピッチへ。しかし、YS横浜がここから反撃に出ると、後半31分にシュートを放たれますが、ここは秋田の守護神、松本拓也がクリアしてピンチを防ぎます。

すると後半34分、ビルドアップした下田光平がセンターサークル付近から相手DF裏へと走った呉にロングパス。このパスが見事に渡ると、呉はボールのバウンドに合わせてそのままダイレクトボレー。呉の豪快なシュートは、相手GKの伸ばした左手に当たりながらも吸い込まれるように転がってそのままゴール。今季最多得点となる3得点目で秋田がYS横浜をさらに突き放します。そして、呉のゴールは、ブラウブリッツ秋田の記念すべきJ3通算100ゴール目となりました! 試合はこのまま秋田が逃げ切って無失点のまま3−0で勝利。今年4月以来となる3連勝、そして3試合連続無失点、さらに通算100ゴールと記念すべき勝利をあげました!

この結果、9勝7分5敗の勝ち点34とした秋田は、上位5チームが揃って勝利したため順位は変わらず6位。ただし、7位のSC相模原との勝ち点差は4へと広がりました。上位進出のためには今後も負けられない闘いが続きます。さて、次節は3連休最終日、敬老の日となる9月19日(月・祝)にFC東京U-23と敵地・味の素スタジアムで対戦です。秋田は、4月のホーム開幕戦でFC東京U-23と対戦し、1−0の完封勝利で今季初白星をあげております。一方、相手は直近2試合で好調の2チーム(栃木SC、グルージャ盛岡)を相手にいずれも1−1で引き分け。OA枠で水沼宏太の出場が予想されるなど、今回も好勝負となりそうです。しかし、ひとつでも上の順位を狙う秋田がここでつまづくわけにはいきません! 注目のキックオフは13時です。現地・東京来られる方は道中お気をつけておこしください。また、現地に来られない方も、それぞれの場所からブラウブリッツ秋田の勝利を願い、その想いを届けてください。

すべては秋田のために!
共に闘っていきましょう!!

9月3日天皇杯2回戦 川崎フロンターレ戦を終えて

第96回天皇杯全日本サッカー選手権大会2回戦、ブラウブリッツ秋田はJ1の川崎フロンターレと対戦し、結果は1対3で敗れ、残念ながら3回戦進出とはなりませんでした。

秋田県代表として5年連続23回目(前身のTDKサッカー部時代を含む。ブラウブリッツとしては7年連続7回目)の天皇杯本大会出場となった秋田は、1回戦で青森県代表のヴァンラーレ八戸(JFL)に2−0で勝って初戦突破。続く2回戦は、J1首位の川崎フロンターレとの対戦となりました。J1・川崎Fと公式戦で対戦するのは今回が初めてです。9月3日(土)、川崎Fのホームスタジアムである等々力陸上競技場には、約100名の秋田サポーターが応援に駆けつけてくださいました。いつもありがとうございます!

時折小雨が降るなか、19時キックオフ。1回戦の八戸戦と同じ先発メンバーで試合に臨んだ秋田に対し、川崎はW杯アジア最終予選で代表に選出されたメンバーを除いて、中村憲剛、大久保嘉人ら主力が先発に名を連ねるなど、ベストメンバーで試合に臨んできました。前半、前線から積極的にプレスを掛けに行く秋田は、中盤でボールを奪ってからの素早いカウンター攻撃でチャンスを伺います。これに対し、秋田の激しいチェックを捌きながら細かいパスを繋いで相手陣内に攻め込む川崎Fは、前半17分、18分、21分と立て続けにシュートを放つも秋田の守護神、松本拓也の好セーブによって得点ならず。古巣との対戦で気合いが入る松本(2011年に川崎F在籍)が会場を沸かせます。すると再三のピンチを跳ね返してきた秋田にビッグチャンスが!

前半28分、相手DFの縦パスを下田公平がスライディングでカットすると、そのこぼれ球が呉大陸へ。センターサークル内でボールを受けた呉は一気にドリブルで駆け上がろうとするも、ここは中村憲が素早く身体を寄せてブロック。しかし、さらにこのこぼれ球が前山恭平へと繋がるとゴールに向かってドリブル。前方の久富賢が相手DFの裏へ走ってシュートコースを作ると、前山はゴールから約30mの距離で右足一閃。これがゴール左に突き刺さり、前山のスーパーゴールでなんと秋田が先制します! 見事な先制ゴールに秋田のゴール裏も大熱狂でタオルを回します。勢いに乗る秋田はここから川崎Fと互角の勝負を演じて前半終了。秋田が1点リードという展開でいよいよ試合は後半へと進みます。

後半突入の前に、ハーフタイム中には秋田のゴール裏で”なまはげ×竿燈まつり”の夢の競演が実現! 突如始まった出来事に川崎Fサポーターも写真を撮ろうと集るなど、この日集まった観客に秋田をアピールすることに成功しました。ご協力いただいた運営スタッフのみなさまには心より感謝申し上げます。

さて、秋田が1点リードのまま後半に突入。追加点を狙って開始から積極的に攻める秋田は、後半4分、山田尚幸のロングスローを相手DFが頭で跳ね返すと、このクリアボールを青島拓馬がダイレクトでボレーシュート。シュートは枠を捉えるも相手GKが懸命のブロック。さらに詰めていた呉がこぼれ球を拾うもシュートならず。その直後には、右サイドを駆け上がった久富のクロスを中央で浦島貴大が受けてシュート。これは相手DFにクリアされるもこぼれ球を拾った前山が相手GKの位置を確認してループシュートを狙います。しかし、これは相手GKに止められてゴールならず。秋田の攻勢が続きます。

後半も攻勢に出る秋田に対し、中盤でボールを奪ってもなかなかシュートまで繋げられない川崎Fは、2人目の交代選手を入れてフォーメーションを4バックから3バックに変更。すると後半22分、川崎の武岡優斗がビルドアップから前線へ縦パスを送ると、これをPA手前の左で受けた車屋紳太郎が中央へ折り返します。このボールに空いたスペースへ走り込んだエドゥアルドが左足をあわせます。これがゴールネットを揺らし、秋田が同点に追いつかれます。ゲームは振り出しとなったところで、一気に勝ち越しを狙う川崎Fに対し、やや運動量が落ちてきた秋田は防戦一方に。それでも川崎Fの反撃を懸命の守りで食い止めていた秋田でしたが、後半32分に大久保のミドルシュートで勝ち越しを許してしまいます。

なんとか同点に追いつきたい秋田。しかし、後半37分に3失点目となる追加点を許すと、ここで間瀬秀一監督は、大久保とは中学、高校の同級生である川田和宏を3枚目のカードとして投入し、最後の反撃に出ます。ボールをキープしてうまく時間を稼ぐ相手に対してボールを奪いに行く秋田ですが、追いつくことができずに試合終了のホイッスル。先制ゴールを奪って奮闘を見せた秋田でしたが、1−3の惜敗で3回戦進出とはなりませんでした。

試合には敗れましたが、最後まで選手たちは恐れることなくJ1首位の川崎Fに立ち向かっていきました。秋田は天皇杯に出場した過去7回、上のカテゴリーのチームとの対戦ではいずれも無得点で終わってきておりましたが、前山のスーパーゴールによって新たな1ページをブラウブリッツ秋田の歴史に刻むことができました。この試合で得た経験、そして悔しさを胸に、残り10試合となったリーグ戦に再び戻ることとなります。

リーグ再開となるホームゲームは、9月10日(土)あきぎんスタジアムにて、Y.S.C.C.横浜との対戦となります(14時キックオフ)。また試合当日は、Jリーグ女子マネージャー・佐藤美希さんの来場が決定。ほかにも様々なイベントが行われますので、ぜひ会場にお越しいただき、選手たちに熱いご声援をお願いいたします。