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遂に首位奪還!11月19日ホーム 福島ユナイテッドFC戦を終えて

2017シーズン明治安田生命J3リーグ第32節、ブラウブリッツ秋田はあきぎんスタジアムでホーム最終戦・福島ユナイテッドFCと対戦し、2対1で勝利。秋田は第22節以来となる首位に返り咲きました。

季節外れの寒波が日本海側を襲い、各地で降雪となった2017年11月19日(日)。試合開始時の気温は2.4度と1月初旬並みの寒さで、さらに風速8メートルの強風がピッチ上を舞う悪天候のなか、ホーム最終戦となったこの日は2381人の観衆がスタジアムに詰めかけました。首位・栃木SCとはこの時点で勝ち点2差、残り3戦、まだまだ優勝を狙える位置につけているなか同じ東北のライバルである福島との一戦は、秋田にとって絶対に負けられない闘いとなりました。

今節は山田尚幸が累積警告によって出場停止となったため、日髙慶太が先発出場。広い視野で正確なパスを前線に通す日高の活躍に期待がかかります。試合は13時キックオフ。コイントスによって逆のエンドを選び、前半は風上となった秋田は積極的な攻撃で福島ゴールに攻めかかります。一方、風下となった福島も風の影響を受けにくい低いパスで繋ぎながら応戦。序盤は両チームによる激しい主導権争いとなるなか、前半11分に後方の千田海人から相手DFの間を突くパスが裏に抜け出した久富賢に渡るも、相手GKのブロックによって久富はシュートを打つことができず。

一進一退の攻防のなか前半30分、秋田にコーナーキックのチャンス。キッカー前山恭平の蹴ったボールを相手GKが前に出てキャッチしようとするもボールは手をかすめて後方へ。するとファーでフリーとなっていた韓浩康のところにボールがこぼれ、韓はダイレクトでシュート性のクロスをゴール前へ入れると、これが相手DFのクリアミスを誘って弾かれたボールはそのままゴールへ。思わぬ形で秋田に先制点が生まれました!

先制して勢いに乗る秋田はその2分後、相手の激しいプレスからロストしそうになったボールをすかさず拾った日高が前線めがけて素早くボールを送ると、ここで抜け出した久富賢がボールに追いつきドリブル突破。久富はペナルティエリア手前で中央に切り込んで左足を振り抜くと、グラウンダーのシュートがゴール左隅に決まって追加点。今季9得点目となる久富のゴールで秋田がリードを2点とします。

そして迎えた後半、風下で守る秋田に対して2点を追う福島は長身の外国人選手を前線に置いて攻撃の圧力を強めます。すると後半7分、相手のヘディングシュートをGK松本拓也が弾いて好セーブを見せるも、そのクリアボールを相手に繋がれるとクロスから再び頭で合わせられて失点。後半開始早々の失点によって1点差となり、試合の行方がまだまだわからないゲーム展開に。さらに猛攻を仕掛ける福島に対し、山田に代わってこの日キャプテンマークをつけた有薗真吾を中心に守備陣が懸命のディフェンスでゴール前を守ります。

風下になってなかなか相手陣内に攻め込むことができない秋田ですが、後半26分には途中交代で入った遊馬将也が、さらに後半36分にはセットプレーから有薗がシュートを放つも、いずれも相手GKの好セーブによって得点ならず。そしていよいよゲームはアディショナルタイム(4分)に突入。杉山弘一監督は田中智大に代えて堺俊暉をピッチに送り込んで相手のパワープレーを防ぎにかかると、秋田は最後までこの1点差を守り切って試合終了のホイッスル。最後は前が見えにくくなるほどの猛吹雪となったピッチ上だが、粘り強い守備で逃げ切った秋田が福島との東北ダービーを制しました!

この結果、秋田は17勝7分6敗で勝ち点を58に伸ばすと、栃木が引き分けたため勝ち点で並び、さらに秋田が得失点差でわずかに栃木を上回ってるため(秋田が+22、栃木が+20)、第22節以来となる首位に返り咲きました! 3位・アスルクラロ沼津も含めて上位3チームが勝ち点1差で優勝を争う大接戦に。また、4位・鹿児島ユナイテッドが引き分けたことにより、秋田は昨年の4位を上回る3位以上が確定しました。

雪が激しく舞うなかでの激闘を制した秋田はホーム最終戦を白星で終え、残り2戦はアウェイゲームとなります。次節は11月26日(日)に敵地・藤枝総合運動公園サッカー場で9位・藤枝MYFCと対戦(13時キックオフ)です。首位に返り咲いたものの、優勝に向けて絶対に負けられない闘いはまだまだ続きます! 現地に来られる方は道中お気をつけておこしください。また、現地に来られない方も、それぞれの場所からブラウブリッツ秋田の勝利を願い、その想いを届けてください。

すべては秋田のために!
共に闘っていきましょう!!

痛い敗戦…… 11月12日ホーム セレッソ大阪U-23戦を終えて

2017シーズン明治安田生命J3リーグ第31節、ブラウブリッツ秋田はホームのあきぎんスタジアムでセレッソ大阪U-23と対戦し、0対3で敗戦。勝ち点を伸ばすことができなかったものの順位は2位をキープしました。

3月のアウェイ戦では3対1で勝利をあげている秋田。北九州、長野、富山とJ2昇格を目指すライセンス持ちのチームを連破してリーグ終盤戦での強さを今年も発揮し始めている秋田としては、この勢いでもって勝ち点1差まで詰めた栃木から首位奪還といきたいところ。この日は天気も良く、あきぎんスタジアムには3109人の観衆が詰めかけました。

今季15得点のチーム得点王・田中智大が累積警告によって出場停止となる緊急事態となった今節、田中に代わって先発入りしたのは前節・富山戦で途中交代からJ初ゴールを決めた堺俊暉だ。また2種登録の現役高校生プレイヤー、鎌田斗来が9月の盛岡戦以来となるベンチ入りを果たしている。

前半は秋田ペースで始まるも同8分、最初に与えた相手のコーナーキックから失点。その後は一進一退の攻防を繰り広げ、同39分に古田寛幸、同43分には前山恭平がシュートを放つも得点ならず。0対1で後半へ折り返します。

後半開始早々、藤山智史が立て続けにシュートを放つもカウンター狙いに切り替えゴール前を固めている相手守備陣によって阻まれます。そして後半9分には相手選手を倒した山田尚幸にイエローカードが提示され、山田は累積警告によりホーム最終戦は出場停止となることに……。相手のカウンターを警戒しつつもまずは追いつくために積極的にゴールを狙う秋田ですが、後半26分に一瞬のスキから中央でスルーパスを通されて失点。2015シーズンに育成型期限付き移籍で秋田に在籍していた米澤令衣に手痛いゴールを奪われてしまいます。

あとがない秋田。ここで杉山弘一監督は藤山に代えて日高慶太をピッチへ送って打開策を図ります。しかしその5分後、カウンター攻撃からシュートを放たれ、一度はGK松本拓也がブロックするもそのこぼれ球を押し込まれて追加点を与えてしまいます。3点差を追う秋田は必死の反撃もゴールは遠く、試合終了のホイッスル。首位奪還を狙った秋田でしたが、0対3というまさかの結果で完敗を喫してしまいました。

この結果、16勝7分6敗で勝ち点55の秋田は、栃木が引き分けたため首位との勝ち点差は2に開き、3位・沼津が敗れたため順位はそのまま2位をキープしました。さて次節はいよいよホーム最終戦、11月19日(日)ホーム・あきぎんスタジアムにて12位・福島ユナイテッドFCとの東北ダービー(13時キックオフ)となります。

19日の天気は、急速に発達した低気圧が日本付近を通過し、冬型の気圧配置から今季一番の寒気が流れる込む見込みで秋田では暴風、横殴りの雪と雨となる予報が出ております。来場される方は防寒&防雨対策を万全にし、足元に気をつけてお越しください。

今シーズンも残り3戦、優勝に向けて負けられない闘いが続きます。悪天候も吹き飛ばすくらいの熱い応援で選手たちを後押ししましょう!

それではあきぎんスタジアムでお会いしましょう。We are AKITA!!

4発快勝!11月5日アウェイ カターレ富山戦を終えて

2017シーズン明治安田生命J3リーグ第30節、ブラウブリッツ秋田は敵地でカターレ富山と対戦し、4対0で勝利。J2昇格を目指す強豪チームとの3連戦で見事に3連勝を飾った秋田は勝ち点55で順位を2位に上げ、今節敗れた首位・栃木SCとの勝ち点差を1に縮めました。

前節・AC長野パルセイロ戦で16度目の対戦にして初めて長野から勝利を飾った秋田。北九州、長野、富山とJ2昇格を目指すチームとの連戦が続く秋田ですが、優勝争いに踏みとどまるためにも負けるわけにはいきません。この日も会場となった富山県総合運動公園陸上競技場には約60名の秋田サポーターが全国各地から応援に駆けつけてくださいました。

この日はケガから戦列復帰をはたした江口直生が今年4月のグルージャ盛岡戦以来となるメンバー入り。先発メンバーは前節・長野戦と同じ布陣でこの一戦に臨みます。試合開始早々、秋田はゴール前でのパス交換から久富賢がシュートを放つも相手GKの好セーブで得点ならず。このチャンス以降はJ2昇格に向けて一戦も落とすことができない状況の富山が押し気味にゲームを進めます。これに対して秋田は粘り強い守備でゴールを守り、得点を許しません。すると前半26分、山田尚幸のロングスローがゴール前へと送られ、一度は相手DFにクリアされるもこのセカンドボールを拾った前山恭平がボレーキックで前線へ入れると、このパスを田中智大が胸で落としてボレーシュート。このシュートがゴール左隅に決まって秋田が先制! 田中は前節に続く2試合連続ゴールで今季15ゴール目。相手に傾きかけた主導権をエースストライカーのゴールで見事に奪い返しました。

田中の先制ゴールで試合の流れが大きく変わると再び秋田にチャンスが。後半29分、千田海人から右サイド奥にいた久富にパスが送られると、ここから有薗真吾、古田寛幸へとパスが繋がり、ゴールから約35メートル離れた位置から古田が左足を振り抜くと、グラウンダーのシュートがそのままゴール左隅に決まって先制ゴールからわずか3分で秋田に追加点がもたらされます! 古田は6月のアスルクラロ沼津戦以来となる今季2ゴール目。これで秋田のリードは2点に広がります。

2点リードで迎えた後半、後がない富山は反撃に出るも守護神・松本拓也を中心に秋田守備陣が落ち着いた守備でゴール前を固めます。そして後半29分、杉山弘一監督は久富に替えて堺俊暉をピッチへ送り込みます。するとこの采配が見事に的中。交代直後の同32分、センターサークル付近で山田が攻め上がろうとした相手との1vs1からボールを奪うと、すかさず前線へスルーパス。ここで相手DFの間をうまくすり抜けた堺が足元にボールを収めると、相手GKの位置を確認してからゴール左へシュートを流し込んで3点目。交代直後の最初のプレーで見事なゴールを決めた2年目の堺はこれがうれしいJ初ゴール。杉山監督の采配的中で秋田がさらにリードを広げます。

そして後半42分には堺のクロスから青島拓馬が豪快なゴールを叩き込んでダメ押し。青島は3月のセレッソ大阪U-23戦以来となる今季2ゴール目。7月のY.S.C.C.横浜戦以来となる4得点を決めた秋田が富山を無失点に抑えて勝利を飾りました! この結果、16勝7分5敗で勝ち点55とした秋田は、沼津が引き分けたため順位が入れ替わって2位に浮上。さらに首位・栃木がこの日敗れたためついに勝ち点差が1まで縮まりました。強豪チームを立て続けに撃破しての3連勝で首位に肉迫の秋田。シーズンも残り4戦、シーズン前半の好調時を彷彿とさせる勢いを再び取り戻した秋田が一気に首位奪還となるか、次節は11月12日(日)ホーム・あきぎんスタジアムにてセレッソ大阪U-23との対戦(13時キックオフ)となります。

当日はスタジアムグルメで『あったかグルメ祭り』を開催! さらにハーフタイムショーでは秋田から生まれた男性パフォーマンスグループ「VALOR(ヴァロー)」によるミニライブが行われます。試合以外にも楽しいイベントが盛り沢山です!!

それではあきぎんスタジアムでお会いしましょう。We are AKITA!!