2017シーズン ホーム開幕戦 vsグルージャ盛岡を終えて

4月2日、シーズン開幕から約4週間を経て、ついにブラウブリッツ秋田は2017シーズンのホーム開幕戦を迎えました。今季は浦和、V川崎(東京V)、新潟などでプレー杉山弘一氏を新監督に迎え、躍進を遂げた昨季の順位(4位)を上回る優勝を目標に掲げた秋田。シーズン開幕戦ではJ2から降格してきたギラヴァンツ北九州と引き分けてアウェイで貴重な勝ち点1を強敵から奪うと、続く2戦目のセレッソ大阪U-23戦では攻撃陣が力を発揮して3−1で快勝。今季初勝利をあげ、アウェイ2連戦は上々の滑り出しとなりました。

そして迎えたホーム開幕戦には、2416人の観衆が詰めかけ、気温12℃とやや寒いなか試合は13時キックオフ。最初の見せ場は前半14分、ゴールから約25mの距離からのFK。キッカー前山恭平の蹴ったシュートは無回転で枠内へ飛ぶも、相手GKの好セーブで得点ならず。しかし、秋田が主導権を握る形でゲームは進みます。対する盛岡は細かいパスをつないで秋田陣内に攻め込もうとするもなかなかシュートまでは至らず。

すると前半31分、秋田は相手のトラップミスからのこぼれ球を拾うと一気にカウンター攻撃へ。右サイドでボールを受けた久富賢がゴール中央へクロスを入れると、ゴール前へ走り込んだ前山が胸トラップからシュートを狙うも好判断で飛び出してきた相手GKのブロックで得点は奪えず。その後も秋田に惜しい場面が続きます。

そして試合が動いたのは前半ロスタイム時。FKのチャンスを得た秋田はキッカーの前山がゴール前へ高めのボールを入れると、相手DFとの駆け引きからフリーとなった有薗真吾がヘディングシュート。これが見事にゴールネットを揺らし、今季新加入のチーム最年長・有薗のゴールで秋田がついに先制します。

1点リードで折り返した後半は互いに中盤で激しくボールを奪い合ってカウンターを仕掛ける展開に。後半30分を過ぎたあたりから秋田の選手にやや疲れが見え始め、交代選手の投入で反撃に出る盛岡のカウンター攻撃にヒヤリとする場面が続くも、前半にあげた貴重な1点を最後まで粘り強く守りきって試合終了。盛岡との東北ダービーを制した秋田がホーム開幕戦を白星で飾りました!

この結果、秋田は2勝1分の勝ち点7で順位は4位に浮上。そして次のゲームは、いよいよ天皇杯が始まります。まずは秋田県代表を決める第27回秋田県総合サッカー選手権大会 兼 天皇杯秋田県予選・決勝が、4月9日(日)あきぎんスタジアムにて行われます。スーパーシードの秋田は、ノースアジア大学との対戦(13時キックオフ)となります。

この試合は入場無料となりますので、ブラウブリッツ秋田の試合をまだ観たことがないという方は生で観る絶好のチャンスです! ぜひ会場にお越しいただき、天皇杯に向けて闘う選手たちに熱いご声援をお願いいたします。

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