2017シーズン明治安田生命J3リーグ第20節、ブラウブリッツ秋田はホームのあきぎんスタジアムでガンバ大阪U-23と対戦し2対0で勝利。連敗を脱出した秋田が、2位・アスルクラロ沼津に勝ち点4差をつけて首位をキープしました。
約1カ月の中断期間を経てリーグ再開となった今節。相手は先月のアウェイゲームで秋田に今季初黒星をつけたガンバ大阪U-23だ。優勝を目指すには同じ相手に再び負けることは許されません。中断前の連敗からの脱出、そしてホームできっちり借りを返したい秋田は、ゴールキーパーの松本拓也、ボランチの日髙慶太が今季リーグ戦初先発。さらに2種登録の現役高校生プレイヤー、鎌田斗来もベンチ入りしました。
試合は15時半にキックオフ。序盤、左サイドから攻撃を組み立て突破を図る相手をファウルで止めていきなりピンチを迎えるも、守護神・松本を中心に秋田守備陣が懸命のディフェンスでゴールを守ります。一方、攻撃では前半23分に最終ラインの下田から前線の田中智大へ縦パスが入ると、田中は抜け出した古田寛幸にスルーパス。パスを受けた古田はドリブルで一気にペナルティエリア内へと侵入し、前に出て止めようとしたキーパーをかわしてシュートを放つもゴール前まで戻ってきた相手DFに弾き出されて惜しくもゴールとはなりません。前半はお互いに幾度かチャンスを得るものの相手のディフェンスに阻まれ、スコアレスで終えます。
迎えた後半、開始早々に得たセットプレーで混戦から有薗真吾がヘディングシュートを放つも、これもまた相手選手が頭で弾き返してブロック。なかなかゴールを割ることができない秋田ですが後半18分に大きなチャンスが生まれます。右サイドの下田から前線の田中へロングパスが送られると、相手のクリアボールを拾った日高が右へ開いた久富賢にダイレクトパス。このパスを受けた久富がすかさずゴール前へクロスを入れると、相手DFの死角から走り込んできた前山恭平が頭で合わせます。すると叩きつけたシュートはワンバウンドしてゴール右へ突き刺さり、ようやく秋田に先制点が生まれます! 前山は今季6ゴール目。
1点リードした秋田はこのまま逃げ切りたいところですが、ここからG大阪U-23の反撃を受けます。しかし、再三のピンチも松本の好セーブによって得点を許しません。勝負を決めるためにも追加点が欲しい秋田は後半40分、ピッチ中央左からのFKでキッカーの前山がふわりと浮かせたパスを同じ左サイドにいた久富へ送ると、このパスを受けた久富は相手選手との1vs1をかわして中央へと切り込んで行き、左足を振り抜きます。この久富が放ったグラウンダーのシュートがゴール右のサイドネットを揺らして待望の追加点! 久富は5月の藤枝戦以来となる今季6ゴール目。この日は1ゴール、1アシストと大活躍です!
試合はこのリードを最後まで守りきった秋田が、6月の相模原戦以来となる今季8試合目の完封勝利でリベンジ達成。この結果、12勝4分2敗となった秋田はリーグ一番乗りで勝ち点40に到達。この日2位に浮上したアスルクラロ沼津に勝ち点4差をつけて首位をキープしました。次節はホーム連戦となり、3位・栃木SCを迎えての上位対決となります。優勝争いを左右する大一番、J2昇格を目指して臨んでくる相手を返り討ちできるか、注目の一戦はあきぎんスタジアムで15時キックオフです!
それではスタジアムでお会いしましょう。We are AKITA!!