北東北ダービー制す! 9月10日アウェイ グルージャ盛岡戦を終えて

2017シーズン明治安田生命J3リーグ第22節、ブラウブリッツ秋田は敵地でグルージャ盛岡と対戦し、3対1で勝利。2位・アスルクラロ沼津と勝ち点2差は変わらず秋田が首位をキープしました。

前節では優勝を争うライバル・栃木SC戦との大一番で試合終了間際に田中智大がゴールを決めて同点に追いつき、土壇場で勝ち点1を獲得、首位を守った秋田。そして迎えた今節は盛岡との北東北ダービーだ。4月の対戦では有薗真吾の移籍後初ゴールで秋田が勝利。相手の盛岡は現在6連敗中と調子を落としているものの秋田との対戦では接戦が多いだけに油断はできない。

会場のいわぎんスタジアムには秋田からも多くのサポーターが集結。メインスタンド、ゴール裏あわせて約300名の大応援団となり、ホームさながらの雰囲気がスタジアムを包んだ。この日は開幕からスタメンで出場し、秋田の攻守を支えていたキャプテン山田尚幸が体調不良により欠場。その穴を埋めるべく山田(尚)とボランチでコンビを組んでいた藤山智史が3試合ぶりに先発出場をはたした。

気温26度とこの時期にしてはやや暑いなか13時キックオフ。その直後いきなり秋田にチャンスが! 山田樹のクロスが相手選手に当って跳ね返ったボールを拾った藤山が左サイド後方からロングボールを入れると、ファーサイドにいた古田寛幸がダイレクトで合わせてボレーシュート。このシュートが左に逸れそうになったところを詰めていた山田(樹)が必死に左足を伸ばして合わせるもポスト直撃。惜しくもゴールとならなかったが序盤から秋田が攻勢に出る。すると前半16分、GK松本拓也が蹴ったゴールキックを相手DFがヘディングでクリア、そのボールをさらに前山恭平がヘディングで跳ね返してボールは右サイドでフリーとなっている久富賢へ。ここから久富はドリブルで一気にペナルティエリア内へ侵入し、中に切り替えしてから中央にいた田中へパス。このパスを田中がダイレクトで再び久富に戻すと、田中とのワンツーパスから抜け出した久富がシュート。これがゴール左に決まって秋田が先制! 8月のガンバ大阪U-23戦以来、今季7ゴール目となる久富の先制弾が炸裂し、秋田サポーターも大盛り上がり。

ここから一気に追加点を狙いたい秋田。ところがホームで連敗を止めたい盛岡がシンプルに裏へめがけてロングボールを入れる作戦に出ると前半31分、裏を狙った相手のロングパスを有薗がヘディングでクリアも、このボールを盛岡の垣根拓也に拾ってすかさずミドルシュート。これが決まって秋田が同点に追いつかれてしまう。前半のうちに追いつきたかった盛岡としてはここから一気に攻め込みたいところ。逆に、追いつかれてしまった秋田としては盛岡が攻勢に出る前に再び突き放したいところだ。

すると前半35分、左サイドにいた前山がGK松本にボールを戻すと、松本から下田光平へとつながり、下田が右サイドにいた久富に縦パス。このパスを受けた久富がドリブルで駆け上がるも相手選手にコースを塞がれたため、後方にいた前山にいったんボールを戻す。すると前山がゴール前へクロスを入れると見せて再び久富にスルーパス。このパスを受けて抜け出した久富がクロスを入れると、ゴール前へ走り込んだ山田(樹)が頭で合わせゴール。6月の栃木戦以来、今季3ゴール目となる山田(樹)の勝ち越し弾で再び秋田がリードを奪う。この直後に自陣でのミスから相手にボールを奪われてシュートを放たれるもポスト直撃でピンチ脱出。そして2対1のまま前半終了。

 

迎えた後半、風上となる秋田はさらに追加点を奪って勝負を決めたい。後半も序盤は秋田が相手陣内へと攻め込む機会が多いもののシュートまでは持ち込めず。すると後半10分、相手のロングパスが前に出ていたGK松本拓也の手前で大きくバウンドして頭上を超えると抜け出した盛岡の岩渕良太が無人のゴールめがけてシュート。しかし角度がやや厳しかったこともあり、このシュートはクロスバー直撃。秋田としては命拾いとなる。ここから一進一退の攻防に。

この試合展開で先に動いたのは秋田陣営。杉山弘一監督は後半23分に勝ち越しゴールを決めた山田(樹)に代えて青島拓馬、さらにその3分後には先制ゴールを決めた久富に代えて遊馬将也とフレッシュな選手を次々とピッチへ送り込む。ここから秋田が攻勢へ。すると後半29分にコーナーキックのチャンス。キッカーは前山。前山が蹴ったボールはファーサイドへ。これをフリーで有薗が頭で合わせると、ふわりと放物線を描いたボールがゴール右のサイドネットを揺らして追加点。山田(尚)に代わってキャプテンマークをつけたチーム最年長の有薗がゴールを決め、秋田がリードを2点に広げる。ここで勝負あり。リードを守り切った秋田が3対1で北東北ダービーを制した。

この結果、13勝5分2敗で勝ち点44とした秋田は、2位・アスルクラロ沼津との勝ち点差は2のまま変わらずも首位キープ。次節は再びアウェイゲーム、9月17日(日)敵地・ニッパツ三ツ沢球技場で15位・Y.S.C.C.横浜との対戦です(13時キックオフ)。前回7月の対戦では両チーム計7本のゴールが生まれる点の取り合いから4対3で秋田が勝利。しかしながら前節で最下位を脱出して勢いに乗るYS横浜の攻撃は要警戒です!

台風18号の影響で悪天候、交通機関の乱れが予想されます。現地に来られる方は道中お気をつけておこしください。また、現地に来られない方も、それぞれの場所からブラウブリッツ秋田の勝利を願い、その想いを届けてください。

すべては秋田のために!
共に闘っていきましょう!!

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