2017シーズン明治安田生命J3リーグ第28節、ブラウブリッツ秋田はホームのあきぎんスタジアムでギラヴァンツ北九州と対戦し、1対0で6試合ぶりの勝利。勝ち点を49に伸ばした秋田は2位・アスルクラロ沼津と勝ち点1差で3位をキープしました。
今シーズン開幕戦以来となる対戦。3月のアウェイ戦では前半に先制を許したものの前半終了間際に久富賢のゴールで同点に追いつき引き分けています。2009年以来、8年ぶりとなる8位・北九州を秋田に迎えての一戦には雨が時折降るなか1871人の観衆がスタジアムに集結しました。
前半5分、最初にチャンスを掴んだのは北九州。秋田の攻撃が前掛かりになったところでボールを奪うと一気にカウンター攻撃。花井聖がドリブル突破から逆サイドにいた平井将生へとパスが繋がると、平井の強烈なシュートはポスト直撃でゴールならず。秋田が命拾いする。対する秋田は前半11分、左サイドで青島拓馬からパスを受けた前山恭平が相手DFの裏を狙って田中智大へパスを送ると、背後から来たボールに田中がうまく左足をあわせてダイレクトボレー。このシュートはわずかにゴール上へ外れてこちらも得点ならず。一進一退の攻防のなか両チーム共にフィニッシュのところで精度をやや欠き、前半スコアレスのまま後半へ折り返します。
ハーフタイムでは秋田出身のラップミュージシャン・羅漢さんが公式応援ソング『We are AKITA』を初披露。サポーターも掛け声をあわせて後半に向けて士気を高めます。そして迎えた後半、秋田は後半15分にパスカットからパスが繋がると前山のペナルティエリア付近で放ったシュートはクロスバーの上。しかしこのあたりから秋田の攻撃時間が徐々に増えてくるようになると直後の同18分にビッグチャンスが。スローインを前山がダイレクトで前線の田中へパス。これを胸トラップで受けた田中は駆け上がっていく前山に戻すと、一気に抜け出した前山はドリブル突破から相手DFの裏に抜けた久富へスルーパスを送ります。このとき久富はオフサイドポジションにいたため副審がフラッグを上げますが、パスが繋がる途中で相手DFがクリアしようとボールに触ったプレーが「意図的なプレー」であると主審が判断し、そのこぼれ球を久富が受けたことでオフサイドではないという判定で副審のフラッグを下げさせてプレー続行を指示。ボールを受けた久富は相手GKとの1vs1からニアサイドのわずかな隙間を突いてシュート。これがゴールネットを揺らし、秋田に待望の先制点がもたらされます。久富は第22節のグルージャ盛岡戦以来となる今季8得点目。
1点リードした秋田に対し、北九州はDFの鈴木翔登が後半23分、24分にラフプレーから立て続けにイエローカードの警告を受けて退場となり、秋田にとってはさらに有利な展開となる。ここから追加点をあげてリードを広げたい秋田だがなかなかシュートまで持ち込めず。対する北九州も反撃に出るも後半はわずかシュート1本に終わり、虎の子の1点を最後まで守り切った秋田が6試合ぶりとなる勝利をあげました!
この結果、14勝7分5敗で勝ち点49の秋田は1位・栃木SC、2位・アスルクラロ沼津が共に勝ったため順位は変わらず3位のままではあるものの、勝ち点で並んでいた4位・カターレ富山が敗れたために3差に開きました。さて次節は10月29日(日)に敵地・長野UスタジアムでAC長野パルセイロとの対戦となります。対長野では未だ勝利をあげられていない秋田ですが、優勝争いに踏みとどまるためには絶対に落とせない一戦です。注目の一戦は13時キックオフ!
現地に来られる方は道中お気をつけておこしください。また、現地に来られない方も、それぞれの場所からブラウブリッツ秋田の勝利を願い、その想いを届けてください。
すべては秋田のために!
共に闘っていきましょう!!