4発快勝!11月5日アウェイ カターレ富山戦を終えて

2017シーズン明治安田生命J3リーグ第30節、ブラウブリッツ秋田は敵地でカターレ富山と対戦し、4対0で勝利。J2昇格を目指す強豪チームとの3連戦で見事に3連勝を飾った秋田は勝ち点55で順位を2位に上げ、今節敗れた首位・栃木SCとの勝ち点差を1に縮めました。

前節・AC長野パルセイロ戦で16度目の対戦にして初めて長野から勝利を飾った秋田。北九州、長野、富山とJ2昇格を目指すチームとの連戦が続く秋田ですが、優勝争いに踏みとどまるためにも負けるわけにはいきません。この日も会場となった富山県総合運動公園陸上競技場には約60名の秋田サポーターが全国各地から応援に駆けつけてくださいました。

この日はケガから戦列復帰をはたした江口直生が今年4月のグルージャ盛岡戦以来となるメンバー入り。先発メンバーは前節・長野戦と同じ布陣でこの一戦に臨みます。試合開始早々、秋田はゴール前でのパス交換から久富賢がシュートを放つも相手GKの好セーブで得点ならず。このチャンス以降はJ2昇格に向けて一戦も落とすことができない状況の富山が押し気味にゲームを進めます。これに対して秋田は粘り強い守備でゴールを守り、得点を許しません。すると前半26分、山田尚幸のロングスローがゴール前へと送られ、一度は相手DFにクリアされるもこのセカンドボールを拾った前山恭平がボレーキックで前線へ入れると、このパスを田中智大が胸で落としてボレーシュート。このシュートがゴール左隅に決まって秋田が先制! 田中は前節に続く2試合連続ゴールで今季15ゴール目。相手に傾きかけた主導権をエースストライカーのゴールで見事に奪い返しました。

田中の先制ゴールで試合の流れが大きく変わると再び秋田にチャンスが。後半29分、千田海人から右サイド奥にいた久富にパスが送られると、ここから有薗真吾、古田寛幸へとパスが繋がり、ゴールから約35メートル離れた位置から古田が左足を振り抜くと、グラウンダーのシュートがそのままゴール左隅に決まって先制ゴールからわずか3分で秋田に追加点がもたらされます! 古田は6月のアスルクラロ沼津戦以来となる今季2ゴール目。これで秋田のリードは2点に広がります。

2点リードで迎えた後半、後がない富山は反撃に出るも守護神・松本拓也を中心に秋田守備陣が落ち着いた守備でゴール前を固めます。そして後半29分、杉山弘一監督は久富に替えて堺俊暉をピッチへ送り込みます。するとこの采配が見事に的中。交代直後の同32分、センターサークル付近で山田が攻め上がろうとした相手との1vs1からボールを奪うと、すかさず前線へスルーパス。ここで相手DFの間をうまくすり抜けた堺が足元にボールを収めると、相手GKの位置を確認してからゴール左へシュートを流し込んで3点目。交代直後の最初のプレーで見事なゴールを決めた2年目の堺はこれがうれしいJ初ゴール。杉山監督の采配的中で秋田がさらにリードを広げます。

そして後半42分には堺のクロスから青島拓馬が豪快なゴールを叩き込んでダメ押し。青島は3月のセレッソ大阪U-23戦以来となる今季2ゴール目。7月のY.S.C.C.横浜戦以来となる4得点を決めた秋田が富山を無失点に抑えて勝利を飾りました! この結果、16勝7分5敗で勝ち点55とした秋田は、沼津が引き分けたため順位が入れ替わって2位に浮上。さらに首位・栃木がこの日敗れたためついに勝ち点差が1まで縮まりました。強豪チームを立て続けに撃破しての3連勝で首位に肉迫の秋田。シーズンも残り4戦、シーズン前半の好調時を彷彿とさせる勢いを再び取り戻した秋田が一気に首位奪還となるか、次節は11月12日(日)ホーム・あきぎんスタジアムにてセレッソ大阪U-23との対戦(13時キックオフ)となります。

当日はスタジアムグルメで『あったかグルメ祭り』を開催! さらにハーフタイムショーでは秋田から生まれた男性パフォーマンスグループ「VALOR(ヴァロー)」によるミニライブが行われます。試合以外にも楽しいイベントが盛り沢山です!!

それではあきぎんスタジアムでお会いしましょう。We are AKITA!!

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