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2018シーズン第24節 vsガンバ大阪U-23 試合結果

2018シーズン明治安田生命J3リーグ第24節、ブラウブリッツ秋田はホーム・秋田市八橋運動公園陸上競技場でガンバ大阪U-23と対戦し、相手に先制を許したものの後半26分に久富賢のゴールで追いつき、1対1の引き分けとなりました。

ホーム開幕戦以来となる秋田市八橋運動公園陸上競技場でのリーグ戦。この日は午前中に全県少年サッカーの開会式も行われ、参加した選手らも試合を観戦。スタジアムには3418人の観衆が集まりました。

2020年東京オリンピックのサッカー日本代表候補も先発に名を連ねるガンバ大阪U-23に対し、秋田は前節からメンバーを入れ替えて外山凌が2試合ぶりの先発出場。3月のアウェイ戦で敗れているだけに秋田としては同じ相手に連敗は許されないところです。

試合は15時キックオフ。前半は序盤からG大阪U-23が押し気味に展開。前半14分にはGK松本拓也が身体を張って相手のシュートを見事にブロックし、秋田をピンチから救います。すると直後の同16分にはFKから右サイドに大きく展開すると、日高慶太のクロスに藤田祥史が頭で合わせますがゴールラインを割ることはできず。そして前半42分、秋田にビッグチャンスが訪れます。右サイドを藤山智史がドリブルで駆け上がると、前線で抜け出した古田寛幸にスルーパス。パスを受けた古田はドリブルでペナルティエリア内へ侵入し、ゴール前へクロスを入れます。このクロスを外山が胸に当ててコースを変えるとボールはそのままゴールネットを揺らし、秋田がついに先制……かと思われましたが、主審はハンドの判定でゴールは認められず。0対0のまま後半へ。

エンドが変わった後半、両チーム一進一退の攻防が続くと後半20分、秋田は相手にカウンター攻撃を許して失点。前節・ガイナーレ鳥取戦に続き、またも追いかける展開となります。すると直後の同26分、右サイドでファールを受けた外山の早いリスタートから江口直生へとボールが渡り、江口は日高とのパス交換から前線へフィード。ここでうまく抜け出した藤田がボレーシュートを放つも相手GKが身体で止めてブロック。しかし、このこぼれ球に詰めていた久富が豪快なシュートを叩き込んで秋田が同点に追いつきます! 久富は第22節・SC相模原戦での決勝ゴール以来となる今季5ゴール目。

さらにここから逆転を狙う秋田は、やや疲れが見えてきた相手に対して猛攻を仕掛けます。そして迎えた後半40分、秋田は自陣でのカウンター攻撃から途中交代で入った平石直人がドリブルで突破すると、同じく途中交代で入った前線の中村亮太にパス。中村は相手DFのブロックを冷静にかわして左足でシュートを放つも、これは相手GKのファインセーブに阻まれてゴールならず。後半だけで11本のシュートを放った秋田でしたが決定機で決めきることができず、1対1のままタイムアップ。ホーム2連戦は苦しい展開から追いつく粘りを見せましたがどちらも引き分けで終わり、勝ち点を大きく伸ばすことはできませんでした。

この結果、秋田は10勝5分8敗で勝ち点を35とし、順位は5位から6位へ後退。しかしJ2昇格圏内となる2位・アスルクラロ沼津との差は8としており、残り9試合で上位(沼津、鹿児島、群馬)との対戦を残してる秋田としては、厳しい闘いは続くもののまだまだJ2昇格のチャンスは残されています。そして次節は9月29日(土)敵地で3位・鹿児島ユナイテッドFCと対戦(白波スタジアム、19時キックオフ)です。J2昇格を狙うライバルとの直接対決。絶対に負けられない闘いです!

2018シーズン第22節 vs相模原SC 試合結果

2018シーズン明治安田生命J3リーグ第22節、ブラウブリッツ秋田は敵地で11位・SC相模原と対戦し、試合終了間際に久富賢の決勝ゴールで1対0で勝利。順位は7位から5位に浮上しました。

7月にホームで対戦した際は前半に藤山智史のゴールで先制するも後半に2失点で逆転負けを喫しており相模原にアウェイでの秋田戦初勝利を献上している。それだけに敵地でリベンジを果たしたいところ。ちなみに2013年の初対戦以降、秋田はアウェイでの相模原戦でいまだ未勝利となっている。

この日の出場メンバーは、江口直生が秋田加入後2年目で初のスタメン。試合でも江口は積極果敢にミドルシュートを放って相手ゴールを脅かすなど活躍を見せました。

前半、後半ともに有利な展開でゲームを支配していた秋田は、絶好のチャンスからゴールネットを2度揺らすもオフサイド、ハンドの判定によっていずれもノーゴール。守備陣は現在得点ランキング1位のジョン・ガブリエルを見事に抑えるなどしっかりとゴールに鍵をかけるもなかなか得点が奪えずついにスコアレスのままアディショナルタイムに突入。

するとアディショナルタイム3分が経過し、最後の攻撃となった秋田にビッグチャンスが! 左サイドで山田樹から外山凌に縦パスが入ると、外山はヒールで流して中村亮太にパス。相手DFを背負っていた中村は身体を反転させて交わしながらパスを受けると、ドリブル突破で一気に中央へ。ここで中村と同じく途中交代で入った古田寛幸がゴール前のスペースへ抜けてラストパスを受けようとするも、中村は逆側でフリーとなっていた久富賢へのパスを選択。中村からパスを受けた久富はダイレクトで左足を振り抜くと、低い弾道のシュートは相手GKの手をかすめながらゴール左隅に決まり、ついに均衡が破れる。久冨は4月の第8節・富山戦以来となるゴール(今季4得点目)。そして相模原の最後の反撃を凌いだところで試合終了のホイッスルが鳴り、土壇場で決勝ゴールを決めた秋田は今季初の4連勝。アウェイ相模原戦初勝利で見事にリベンジを果たしました。

この結果、10勝3分8敗で勝ち点を33とした秋田は順位を7位から5位に上げました。上位2チームが勝利したためJ2昇格圏内となる2位・鹿児島との勝ち点差は7で変わらず。ですが、劇的な勝利が2試合続いてチームに勢いが出てきてるだけに、さらにここから勝ち点を積み上げていって上位を猛追したいところです! さて次節は、9月5日(土)にホーム・あきぎんスタジアムに6位・ガイナーレ鳥取を迎えての対戦(15時キックオフ)となります。同じくJ2昇格を目指すライバルが相手だけに絶対に負けられない一戦です!

2018シーズン第21節 vsグルージャ盛岡 試合結果

2018シーズン明治安田生命J3リーグ第21節、ブラウブリッツ秋田はホーム・あきぎんスタジアムで13位・グルージャ盛岡と対戦し、後半39分に青島拓馬の逆転ゴールで2対1の勝利。順位は8位から7位に浮上しました。

グルージャ盛岡との”北東北ダービー”は毎年拮抗した勝負が繰り広げられているが、4月に行われたアウェイ戦では秋田が先制したものの後半に追いつかれ、そして試合終了直前に逆転ゴールを許すという悔しい結果となった。それだけにホームできっちりとこの借りを返したいところ。

先発メンバーは前節と変わらず。秋晴れとなったものの気温27℃と強い陽射しが照りつけるなか15時にキックオフ。前半の序盤は盛岡が高い位置でプレスをかけボールを奪いにくるのに対し、秋田はビルドアップ中でのパスミスから徐々に受けに回る展開となる。すると前半18分、相手のボールホルダーへの寄せが甘くなったところでミドルシュートを打たれると、ブロックにいった秋田の選手の身体にわずかにかすったシュートはそのままドライブぎみに回転しながらGK松本拓也の伸ばした手をすり抜けてゴールネットへ。秋田が先制ゴールを許す展開となる。

逆転勝ちが少ない秋田としては序盤から苦しい展開となるも、ここで崩れることなく連続失点を防ぐと前半30分を過ぎたあたりから徐々に秋田ペースで試合は展開。決定機を何度か迎えるも得点ならず0対1のまま後半へ。

そして迎えた後半、先にリードを奪った盛岡がやや引いた状態となったところで徐々に秋田が攻勢に出ると前半8分、右サイド奥から平石直人がドリブルで中央へ仕掛けようとしたところで相手のディフェンスに阻まれるも、そのこぼれ球に反応した藤山智史がダイレクトでゴール前へクロスを入れる。すると、パンチングに行った相手GKの手をすり抜けたボールにファーで反応したのは、新加入で前節の秋田デビュー戦でも活躍を見せた外山凌。外山は高くジャンプして左足で合わせると、ボールはそのままゴールマウスへと吸い込まれてついに同点に! 前節では絶好のチャンスでゴールを決めることができなかった外山だったが大事な場面で貴重な同点ゴールを決めました。

後半の早い時間帯で追いついた勢いに乗る秋田。一方、秋田が前がかりになったところでボールを奪って素早いカウンターを仕掛けたい盛岡もその思惑通り再三にわたって秋田ゴールを脅かすも得点ならず。ここで秋田の間瀬秀一監督は、青島拓馬、中村亮太、久富賢と攻撃型の選手を次々とピッチへ投入して逆転を狙いに行く。

ダービーらしい両者譲らぬ目まぐるしい展開となるなか、試合が終盤にさしかかった後半39分、左サイドでの競り合いからのこぼれ球を日髙慶太がダイレクトで前線へ送ると、抜け出した中村亮太がボールをキープしたまま向きを変えてすかさずクロスを入れる。するとファーにいた久冨がヘディングで折り返したところにゴール前へと走り込んでいた青島が懸命に右足を伸ばしてボールを押し込み逆転ゴール! J2昇格、J3連覇に向けて勝ち点3を積み重ねていきたい秋田がついに試合をひっくり返します。そしてアディショナルタイム3分をしっかり最後まで闘い切った秋田についに歓喜のときが! リーグ戦では2年前の11月にホームで行われたSC相模原戦以来となる約1年10カ月ぶりの逆転勝ちで、秋田は今季2度目の3連勝となりました。

新加入選手の同点ゴール、そして途中交代の3人でつないだ逆転ゴールで勝ち点3をゲットした秋田は、9勝3分8敗で勝ち点を30とし、順位は1つ上がって7位に。J2昇格圏内となる2位との差は7のまま縮まらなかったものの、秋田とは勝ち点1差で4〜6位の3チームが並んでいるだけにまずは上位進出が射程圏内となってきました。

さて次節は9月8日(土)に敵地でSC相模原と対戦(相模原ギオンスタジアム、17時キックオフ)となります。7月にホームで対戦した際は後半に逆転を許して敗戦。直後に杉山弘一前監督の電撃解任へとつながったゲームだけにアウェイできっちりリベンジしたいところです。そして勢いに乗るチームは今季初の4連勝を目指します!