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前山、劇的FK弾!5月28日ホーム 鹿児島ユナイテッド戦を終えて

2017シーズン明治安田生命J3リーグ第10節、ブラウブリッツ秋田はホームの秋田市八橋陸上競技場で鹿児島ユナイテッドFCと対戦し、1対0で勝利。2位・栃木SCに勝ち点4差をつけて首位をキープしました。

昨年は2戦2敗と負け越している鹿児島をホームに迎えての一戦。この日は試合前に少年サッカーの開会式が開かれ、式に参加したサッカー少年たちも試合を観戦し、今季最多となる3491人の観衆の前でゲームは行われました。

コイントスから秋田が前半は風上を選択。鹿児島のキックオフでゲームが始まります。序盤でいきなり鹿児島の藤本憲明にシュートを打たれるもこれは枠外。その後は中盤での激しいボールの奪い合いから秋田もチャンスを伺うも得点には結びつかず。前半30分にはパスを受けた前山恭平がペナルティーエリア手前でグラウンダーのシュートを放つも、これは相手GKがセーブによってゴールならず。直後にコーナーキックが2本続くもこれもゴールまでには至りません。

前半40分には相手の左サイドからのクロスを中央にいた選手に頭で合わせられるも、これはGK小澤章人が左手一本で止める好セーブでゴールを死守。その直後に反撃に出た秋田は前山が立て続けにシュートを放つもゴールならずでスコアレスのまま前半終了となります。風上に立った秋田が前半だけでシュートを8本放ったものの得点できなかっただけに、風下となる後半にどういった闘いとなるか注目が集まります。

そして迎えた後半、先に動いたのは秋田。後半15分に杉山弘一監督が古田寛幸に代えて青島拓馬を投入します。ここから一進一退の攻防が続くも両チームともにフィニッシュまで持ち込むことができず。すると後半25分、秋田は相手のシュートを連続で弾き返すもセカンドボールを奪われて防戦一方に。ここからDFの裏へループパスを入れられて絶体絶命のピンチを迎えるも、ここは有薗真吾が右足を伸ばしてカバーに入って難を逃れる。そして直後のコーナーキックで再びフリーとなった相手選手にヘディングシュートを打たれますがコントロールミスでボールはバーを越え、ピンチを切り抜けます。

しかしまたしても秋田に緊急事態となる大ピンチが。後半30分、秋田のDFの裏を狙った相手のロングボールに対して処理に行ったGK小澤だったが、ボールがPA内に入る前に鹿児島の藤本が抜け出していたため頭でクリアしようとジャンプ。するとそこに藤本も飛び込んできたため両者が衝突。これによって額を切って出血した小澤はチームドクターからの処置を受け、頭に包帯を巻いて立ち上がってプレー続行をアピールするも、頭部を激しく打っているためここで無念の交代。リーグ戦では今季初出場となる控えGKの松本拓也が急遽ピッチへ。そして藤本は担架に運ばれて同じく途中交代となります。

これまで3試合連続無失点と堅守に大きく貢献してきた守護神の負傷交代というまさかの事態となった秋田。しかし、このままでは終われないと秋田がゴールを狙いに行きます。すると後半84分、右サイドからのフリーキックにキッカーの前山がゴール前へボールを入れると、PA手前で田中智大が相手選手に倒されてファールとなり良い位置でFKのチャンスを得ます。これを蹴るのは前山。前山が右足で放ったシュートは相手の壁を超えて縦回転しながらゴール左下へ。これに対して逆サイドにいた相手GKは反応するもボールはゴールに吸い込まれ、試合終盤でついに待望の先制点! 前山の見事なFK弾にスタジアムも大興奮です。

そして6分の長いロスタイムを守り切ったところで試合終了。前山の劇的ゴールによる虎の子の1点を守り切った秋田が1対0で勝利。リーグ戦で初めて鹿児島から勝利をあげることができました。この結果、7勝2分の勝ち点23となった秋田は、2位・栃木SCがこの日のゲームで敗れたために勝ち点差が4に広がり首位キープ。また栃木が負けたことによってJ1〜J3で唯一の無敗チームとなりました。

さて次節は6月4日(日)敵地・栃木県グリーンスタジアムにて2位の栃木SCと対戦(13時キックオフ)となります。絶対に負けられない上位決戦です。現地・栃木に来られる方は道中お気をつけておこしください。また、現地に来られない方も、それぞれの場所からブラウブリッツ秋田の勝利を願い、その想いを届けてください。

すべては秋田のために!
共に闘っていきましょう!!

チーム記録更新6連勝! 5月14日アウェイ 福島ユナイテッドFC戦を終えて

2017シーズン明治安田生命J3リーグ第8節、ブラウブリッツ秋田は敵地で福島ユナイテッドFCと対戦し、2対0で勝利。J3リーグ公式戦ではチーム記録更新となる6連勝を飾って首位をキープしました。

敵地での”東北ダービー”となった一戦。会場のとうほう・みんなのスタジアムには約150人近い秋田サポーターが集結し、ホームさながらの応援で選手を声でサポートしました。対戦相手となる福島は、今季から田坂和昭氏を新監督に迎えて開幕4連勝とスタート奪取に成功。しかし、秋田との対戦を前に2連敗で順位を4位まで落としており、首位・秋田との一戦から巻き返しを図ろう、そんな狙いでゲームに臨んできたかと思われます。

天気は曇りでときおり霧雨が降るなか13時キックオフ。福島は開幕から採用していた4-2-3-1のフォーメーションではなく、秋田と同じ3-4-2-1でミラーゲームにしようという狙い。一方、秋田は前日の雨でピッチのところどころに水溜りができていることから慎重に試合を進めていく。序盤は、中盤で激しくプレスをかけてボールを奪いにかかる福島が先に主導権を握る。前半9分にはミドルシュートを放たれるもこれはGK小澤章人がナイスセーブ。ところが前半13分に福島側にアクシデント発生。雨でぬかるんだピッチに足をとられてヒザを痛めたFW田村翔太が立ち上がることができず、担架で運ばれてそのまま交代。ゴール数チームトップのストライカーの負傷離脱によって試合の流れが変わる。

すると前半22分、ゴールから約40メートル離れた位置でのフリーキック。キッカーの前山恭平がゴール前へ高いボールを入れると抜け出した田中智大が頭で合わせようと落下点へ。同様に相手GKもキャッチしようとジャンプするが落下点に入っていた田中の頭にボールが先に当たってヘディングシュート。これを相手DFが頭でクリアするも、ボールはラインを超えておりゴールの判定。今シーズン得意としているフリーキックからのゴールで秋田に待望の先制点が生まれました! 田中は4試合連続となる5ゴール目。

見事に先制した秋田に対し、前半風上に立ったことからなんとしても追いつきたい福島はすかさず反撃へ。しかし、秋田守備陣はシュートコースを切るなど要所をきっちり抑えて得点を許さず。前半リードで後半へ折り返します。後半風上に立った秋田は右サイドの古田寛幸がクロスを入れてチャンスを演出するもゴールには結びつかず。反撃に出る福島と一進一退の攻防に。

すると後半35分、右サイドから山田尚幸がクロスを入れると、ペナルティエリア内でボールを受けた青島拓馬が相手2人に挟まれながらも粘ってキープ。そのこぼれ球をすかさず拾った前山は、ゴールから離れていく形で空いたスペースへドリブルしてボールを運ぶと、振り向きざまにゴール前へクロス。このボールがブロックしようと飛び込んだ相手DFの手に当たってハンドの判定となり秋田がPKを獲得する。蹴るのは先制点を決めている田中。この大事な場面で田中は相手GKが飛んだ逆方向にきっちり決めて追加点。2ゴールの田中は今季6ゴール目で得点ランキングトップに。このあとも最後まで無失点で守り切った秋田が2−0で勝利。秋田はチーム記録更新となる6連勝達成。この結果、6勝1分で勝ち点19の秋田は、2位栃木SCに3差をつけて首位キープです!

快進撃が止まらない秋田の次節ホームゲームは、5月21日(日)あきぎんスタジアムにてAC長野パルセイロとの対戦(13時キックオフ)となります。長野からいまだ勝ち星をあげることができていない秋田(2011年の対戦から3分11敗)にとっては真価が問われる一戦となることでしょう。リーグNO.1の得点力を持つ秋田が堅守・長野をどう攻略するのか、杉山弘一監督の采配にも注目です。それでは、あきぎんスタジアムでお会いしましょう!

5連勝! 5月7日ホーム 藤枝MYFC戦を終えて

2017シーズン明治安田生命J3リーグ第7節、ブラウブリッツ秋田はホームの秋田市八橋運動公園陸上競技場で藤枝MYFCと対戦し、3対0で勝利。J3リーグ公式戦ではチームタイ記録となる5連勝を飾って首位をキープしました。

前節アウェイで行われたFC琉球との一戦では大量6ゴールを叩き込む完勝(結果は6対1)で、昨年5月以来となる首位に躍り出た秋田。なかでも攻撃においては最近4試合で13得点と大爆発。その攻撃陣を率いる前線の田中智大、前山恭平、久富賢の3トップは好調をキープしており、今節にも期待がかかる。一方、対戦相手の藤枝は、今季ホームでは負けなしもアウェイでは3試合闘っていまだ勝利なしの3連敗中。2015シーズンまで秋田に在籍していたFW三好洋央、GK三宅貴憲が主力として活躍しています。

秋田市の小学生が無料招待され、2118人の観衆を集めたこの日のゲーム。ピッチ上ではやや強い風が吹くなか、藤枝がエンドを変えたことにより秋田は前半風上に。先発メンバーには前節でJ初ゴールを決めた山田樹が今季初先発。するとキックオフ直後、相手のクリアボールがそのままサイドを超えて秋田がスローインの場面。ロングスローを得意とするキャプテン山田尚幸がペナルティーエリア内まで放り入れると、相手DFとの競り合いから田中が頭で後ろへそらしてゴール前へ。このボールを相手DFが頭でクリアしようとするもミートせず横に。このこぼれ球をフリーになっていた前山がダイレクトボレー。前山の豪快なシュートが相手ゴールネットを突き刺し、キックオフからわずか28秒で秋田が先制! 前山は2試合連続ゴール。電光石火の先制弾にスタジアムも大盛り上がりです。

勢いに乗る秋田はさらに攻め続けると、前半7分にFKから韓浩康が蹴ったロングボールは風に乗って前線へ。これを先程同じくPA内で田中が頭で落とすと、ゴール前で前山が相手DFを引き寄せることでフリーになっていた久富へとボールは渡り、久富がこれをダイレクトで左足一閃。これがゴール右に決まって秋田に追加点。3試合連続ゴールの久富は得点ランキングトップに並ぶ今季5ゴール目。好調の前線3人が絡む待望の追加点となった。

幸先良く2点奪った秋田に対し、前半序盤で立て続けに失点してしまった藤枝は秋田の猛攻を凌ぎ切ると徐々に反撃へ。しかし、次の1点が勝敗のカギを握ることを把握している秋田守備陣もGK小澤章人を中心に冷静に対応。藤枝の反撃を抑えて2点リードのまま後半へ。

エンドが変わって後半は風下となる秋田。すると後半9分、中盤で藤山智史が相手の背後からボールを奪いにいくとそのこぼれ球を拾った山田尚がすかさず前線の久富へ。このパスを受けた久富がドリブルでやや下がりながら向きを変えると、前線へスルーパス。これが相手DFの間を走り抜けた田中につながると、田中は並走する相手DFを振り切ってシュート。田中の右足から放たれたボールは相手GK左をすり抜けてネットを揺らす。3試合連続ゴールの田中によって、勝利を引き寄せる3点目が秋田にもたらされた。

3点リードの秋田は最後まで集中力を切らさずに相手のシュートを後半は3本に押さえ、4月の盛岡戦以来となる3試合ぶりの完封勝利。J3リーグ・チームタイ記録となる5連勝を飾った秋田は、5勝1分の勝ち点16で2位富山に2差をつけて首位をキープしました。さて次節は、5月14日(日)敵地・とうほうみんなのスタジアムにて現在4位の福島ユナイテッドFCとの東北ダービー(13時キックオフ)となります。

現地・福島に来られる方は道中お気をつけておこしください。また、現地に来られない方も、それぞれの場所からブラウブリッツ秋田の勝利を願い、その想いを届けてください。

すべては秋田のために!
共に闘っていきましょう!!