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打ち合いを制す! 7月9日ホーム Y.S.C.C.横浜戦を終えて

2017シーズン明治安田生命J3リーグ第16節、ブラウブリッツ秋田はホームのあきぎんスタジアムでY.S.C.C.横浜と対戦し、4対3で勝利。昨季から続く18戦負けなしのJ3リーグ記録を更新した秋田は、2位・カターレ富山に勝ち点5差をつけて首位をキープしました。

前節のFC東京U-23戦では試合終了間際までリードを守りながら土壇場で追いつかれてドローに終わった秋田。今節の相手であるY.S.C.C.横浜は、順位こそ最下位ではあるが無敗秋田に土をつけるべく試合に臨んでくるだけに、けっして侮れない相手である。

30℃近い厳しい暑さのなか15時にキックオフとなったゲームはいきなり動きます。前半7分、右サイドでボールを受けた田中智大が中央にクロスを入れると相手DFがヘディングでクリア。しかしこのクリアボールがペナルティエリア手前中央にいた前山恭平に直接渡ると、前山は左足でトラップしてそのままボレーシュート。これがゴール右に突き刺さって秋田が幸先よく先制。前山は5月の鹿児島ユナイテッド戦以来となる今季4ゴール目。秋田が序盤からリードを奪います。

ところが先制ゴールから5分後、後方からのロングパスが通らずに相手へ渡ってしまうと、逆にDFの裏めがけて放たれた相手のロングパスが抜け出した前線の選手へと繋がり、やや厳しい角度ながらもシュートを決められて同点に追いつかれてしまいます。追いつかれた秋田は勝ち越しゴールを狙って再三にわたってチャンスを演出するもゴールならず。1対1のまま前半を終えます。

勝負の決め手となる2点目をどちらが早く決めるか、エンドが変わった後半、最初のチャンスが訪れたのは秋田。後半2分、山田尚幸のスローインを受けた久富賢がそのまま山田にボールを戻すと、山田がゴール前めがけてクロス。ここで相手DFの手前にうまく抜け出した前山が頭であわせるとボールはゴールに吸い込まれて秋田が勝ち越し。この日2ゴール目となる前山の勝ち越し弾で秋田が再びリードを奪います。

後半10分、杉山弘一監督は山田樹に代えて古田寛幸をピッチへ投入。秋田のコーナーキックからゲーム再開となると、キッカーの前山が蹴ったボールをファーサイドにいた韓浩康が頭で折り返すと、これを有薗真吾が右足で合わせてゴール。有薗は4月の琉球戦以来となる今季4ゴール目。秋田がリードを2点に広げます。ところが数分後、差を詰めたいYS横浜の反撃を受けると、左サイドからのクロスに対して秋田は田中がクリアミス。そのこぼれ球をダイレクトで決められ失点し、リードが1点差となってしまう。

得点を決めてはすぐに点を取り返されてしまう嫌な流れのなか後半27分、この日3本目となるコーナーキックのチャンスにキッカーの古田寛幸が蹴ったボールをファーサイドで田中が頭で合わせて追加点。先ほどのミスを打ち消す田中の今季8ゴール目で秋田が再びリードを2点に広げます。

その後、秋田は後半43分に失点して1点差まで詰められるも逃げ切り、YS横浜との打ち合いを制して4対3で勝利。この結果、11勝4分の勝ち点37とした秋田は昨年11月のSC相模原戦から続く18戦負けなしでJ3リーグ記録を更新。勝ち点5差の2位・富山は次節試合がないため秋田の前半戦首位ターンが決まりました!

さて次節は7月15日(土)敵地・万博記念競技場で16位のガンバ大阪U-23と対戦です(18時キックオフ)。いよいよ前半戦も残り1戦。きっちり勝って無敗のまま後半戦へ折り返したいところです! 現地に来られる方は道中お気をつけておこしください。また、現地に来られない方も、それぞれの場所からブラウブリッツ秋田の勝利を願い、その想いを届けてください。
なお、同日には秋田市にてパブリックビューイングも開催されます。大画面で試合が観られますのでこちらもぜひ!
(※パブリックビューイングの詳細はコチラ
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PK職人・田中が川口から決めた! 6月25日ホーム SC相模原戦を終えて

2017シーズン明治安田生命J3リーグ第14節、ブラウブリッツ秋田はホームのあきぎんスタジアムでSC相模原と対戦し、1対0で勝利。リーグ一番乗りで二桁勝利に到達した秋田は、2位・カターレ富山に勝ち点5差をつけて首位をキープしました。

FWとDFに長身選手を揃えて高さを活かした攻撃を展開する相模原に対し、秋田はDF陣が身体を寄せて対応。0対0で折り返した後半、最初にチャンスが訪れたのは相模原。後半6分にはペナルティーエリア手前で得たFKのチャンスもシュートはクロスバー直撃。これに対し、秋田は同19分に左サイドにいた藤山智史からクロスが送られると、これを逆サイドの一番離れたところで受けた古田寛幸が胸トラップから中に切れ込んでシュートを打つも枠外でゴールならず。

ここから徐々に秋田にカウンター攻撃からのチャンスが生まれると、後半34分に最終ラインからやや下がった位置でパスを受けた古田が前線へロングフィード。このパスが相手DFの間を通ると、裏に抜け出した田中がボールを拾ってドリブルでPA内へ侵入。ここで田中はゴール前でフリーとなっている藤山にセンタリングすると、ボールがスライディングでブロックにきた相手DFの腕に当ってハンドの判定。PKを獲得する。蹴るのは田中。祈るような気持ちで見つめる観客の想いを背に、田中は見事にPKを決めて秋田がついに先制! 約1カ月ぶりのゴールとなった田中は今季7ゴール目。

このあと相模原の逆襲を受けた秋田だが、GK小澤章人の好セーブ、DF深井脩平の身体を張ったブロックなど最後までゴールを守り切った秋田が1対0で勝利。今季3度目の連勝を飾った秋田は開幕から13戦負けなし。さらにリーグ一番乗りで二桁勝利に到達。この結果、10勝3分で勝ち点33の秋田は2位・カターレ富山に勝ち点5差をつけて首位を守りました。

次節は7月1日(土)敵地・味の素フィールド西が丘にてFC東京U-23と対戦です(17時キックオフ)。昨年のアウェイ対戦時には秋田が敗れており、そのリベンジとなります。現地に来られる方は道中お気をつけておこしください。また、現地に来られない方も、それぞれの場所からブラウブリッツ秋田の勝利を願い、その想いを届けてください。

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古田のミドル弾炸裂! 6月18日アウェイ アスルクラロ沼津戦を終えて

2017シーズン明治安田生命J3リーグ第13節、ブラウブリッツ秋田は敵地でアスルクラロ沼津と対戦し、1対0で勝利。開幕から12戦負けなしとなった秋田は、2位・カターレ富山に勝ち点5差をつけて首位をキープしました。

前節・カターレ富山戦では、1点リードされているなか後半ロスタイム時に遊馬将也の劇的ゴールで追いつき、開幕からの無敗をキープした秋田。福島、長野、栃木、富山と上位対決が続くなか今節は秋田と勝ち点4差で2位につける沼津とのまたも首位攻防戦となりました。今季からJ3リーグに参入した沼津はリーグトップの攻撃力(総得点28)を武器に好調をキープ。またチームには元日本代表の中山雅史をはじめ、昨季秋田に在籍していた伊東輝悦が所属している。

会場となった愛鷹広域公園多目的競技場には日本各地から約40名の秋田サポーターが集結。また沼津市出身のGK松本拓也選手のご家族、ご親戚、さらには松本選手が所属していたクラブチームの子どもたちも応援に駆けつけてくださいました。ありがとうございます!

強い海風が吹きつけ、小雨が降るなか15時キックオフ。エンドを変えて前半風上を選択した秋田は前節と同じ先発メンバーで試合に臨みます。そしてこの試合でキャプテン山田尚幸選手がJ3通算100試合出場を達成しました。沼津のキックオフで開始となったゲームは、開始早々から沼津がミドルシュートを放つなど向かい風で不利とな思えない攻撃を見せます。これに対し、秋田は前半6分、中央にいた田中智大から右サイドへ展開されると、パスを受けた古田寛幸がドリブルから中央へ切り込んでいってペナルティエリアの手前からシュート。左足から勢い良く放たれたボールは追い風に乗ってゴール左に突き刺さって先制。見事なミドルシュートを決めた古田の今季初ゴールで秋田が序盤でリードします。

先制した秋田ですが、ホームで先に点を奪われた沼津から反撃を受けます。前半9分にはペナルティエリア内からシュートを打たれるとGK小澤章人が手で弾いたボールがポストに直撃し、なんとか命拾い。さらに同14分にはこぼれ球からシュートを打たれるもこれはGK小澤の正面。連続でピンチを迎えますがリーグ最少失点の秋田守備陣による堅守が相手のゴールを許しません。すると前半21分、セットプレーからキッカー山田樹の蹴ったボールがゴール前へ送り込まれると、抜け出した有薗真吾が足で合わせますがこれは惜しくもクロスバーの上。このまま前半終了かと思われた前半ロスタイム時、プレスで相手からボールを奪った深井脩平がドリブルで攻め上がると、ボールを奪われた沼津の染矢一樹が背後からスライディング。このプレーが危険とみなされて主審からイエローカードが提示されると、この日2枚目のイエローとなった染矢は退場となって沼津は10人に。逆に秋田にとってはリードのまま数的優位な状況となります。

後半は風下となった秋田はチャンス時以外は無理をせずに守備を固めて沼津の反撃を跳ね返します。またカウンター攻撃を狙う相手に対しては後ろでボールを回して的を絞らせず。相手ボールとなっても中盤で素早くプレスをかけて逆にボールを奪ったり、有薗の見事なライン統率によってパスコースを切るなどして沼津の攻撃を封じ込めます。そして試合は終了。持ち前の堅守を発揮した秋田が虎の子1点を守り切って1対0で勝利。昨季はわずか3勝だったアウェイで今季早くも5勝目を飾りました。

この結果、9勝3分の勝ち点30とした秋田は、2位・富山に勝ち点差5で首位キープ。昨季第28節・SC相模原戦から続く負けなし記録を15に伸ばしました。さて次節はホーム・あきぎんスタジアムにて9位・SC相模原を迎えての対戦(14時キックオフ)となります。今季4勝のうち北九州、栃木の強豪チームから勝利をあげている相模原。一方、秋田としては2013年の初対戦以降ホームでは負けてない(4勝1分)だけにきっちり勝って魔の6月を乗り越えたいところです。当日は地元テレビ局による生中継もありますが、ぜひスタジアムで一緒にブラウブリッツ秋田を応援しましょう!

それではあきぎんスタジアムでお会いしましょう。We are AKITA!!