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8月27日天皇杯1回戦 ヴァンラーレ八戸戦を終えて

第96回天皇杯全日本サッカー選手権大会1回戦、ブラウブリッツ秋田は青森県代表のヴァンラーレ八戸と対戦し、結果は2対0で勝利しました。

秋田県代表として5年連続23回目(前身のTDKサッカー部時代を含む。ブラウブリッツとしては7年連続7回目)の天皇杯本大会出場となる秋田。初戦の相手は、青森県代表で現在はJFL(日本フットボールリーグ)に所属するヴァンラーレ八戸です。昨季のJFL第1ステージ覇者であり、J3昇格を狙う八戸と公式戦で対戦するのは今回が初めて。同じ北東北としては負けられないダービーマッチでもあります。

試合は、前半12分に日髙慶太からのクロスに久富賢が相手DFと激しく競り合ってボールを奪おうとすると、そのこぼれ球を拾った浦島貴大が中に切れ込んで左足でシュート。冷静にコースを狙った浦島のシュートがゴールネットを揺らして秋田が先制! ここから秋田ペースで前半が進みます。一方、八戸は中盤でボールを奪うと右サイドに展開。PA付近まで攻め込む場面もあるものの、これは秋田のDF陣がブロック。得点を与えません。このまま秋田が1点リードのまま前半が終了します。

エンドが変わった後半、秋田は序盤から積極的に攻めいくと、同14分、キッカー・青島拓馬のショートコーナーによる素早いリスタートから日高がクロス。このボールを中央で呉大陸が頭であわせ、秋田に待望の追加点が生まれます! その後、なんとか一矢報いたいと反撃に出る八戸に対し、秋田は守護神・松本拓也を中心に各選手が声を掛けあって集中力を切らさずにディフェンス。そして2分のアディッショナルタイムを終えたところでホイッスルが鳴り、秋田が2対0で八戸を下して2回戦進出を決めました!

次戦の天皇杯2回戦は9月3日(土)等々力陸上競技場にて、現在J1・2ndステージ首位の川崎フロンターレとの対戦(19時キックオフ)です。両チームは過去にそれぞれの前身(秋田はTDKサッカー部、川崎は富士通サッカー部)がJSL2部に所属していたとき(1986-1987シーズン)に対戦しており、約30年の時を経ての対戦となります。J1首位の川崎に対して秋田はどんな闘いを見せるのか注目です!

現地・等々力に来られる方は道中お気をつけておこしください。また、現地に来られない方も、それぞれの場所からブラウブリッツ秋田の勝利を願い、その想いを届けてください。

すべては秋田のために!
共に闘っていきましょう!!

8月21日天皇杯県予選決勝 猿田興業戦を終えて

第26回秋田県総合サッカー選手権大会 兼 天皇杯秋田県予選決勝、ブラウブリッツ秋田は猿田興業と対戦し、結果は5対0で勝利しました。

スーパーシードによっていきなり決勝戦の出場となる秋田。対戦相手は、準々決勝で秋田FCカンビアーレ、準決勝でノースアジア大学を下して勝ち上がってきた東北1部リーグ所属の猿田興業です。公式戦では初めての対戦となる猿田興業には、かつて秋田に在籍(2012−2013シーズン)していた土屋健太が主力として活躍しており、この試合でも先発出場。気温30℃を超える暑さのなか、秋田県代表を決める一戦が14時04分キックオフで始まりました。

結果は既報でご存知の方も多いと思われますが、試合開始から自陣で守備を固めてカウンター攻撃を狙う相手に対し、前半は風上に立った秋田は相手陣内深くまで攻め込むもなかなか得点が奪えず。同11分には呉大陸がエリア内で倒されてPKを獲得。呉は自ら蹴るも相手GKがこれを読んでブロックし、先制点とはならず。その後も決定機が幾度もありながらシュートが枠内を捉えることができず。逆に、同25分にはボール処理のミスからエリア手前で相手にボールを奪われ大ピンチ。これは松本拓也がシュートを片手で弾いて得点は与えなかったものの、あわやの場面にスタンドで応援している観客からも選手へゲキが飛ぶ。

チャンスがありながら先制点がなかなか奪えないという状況のなか、前半36分、秋田はコーナーキックを得るとキッカーの日高慶太が蹴ったボールを呉が頭で合わせて待望の先制点が生まれます。さらに同41分には前山恭平のパスを受けた呉が冷静にシュートを決めて追加点。前半を2−0で折り返します。

後半も開始早々から攻め込む秋田ですがシュートの精度を欠いてなかなかゴールが奪えず。そして相手の足が完全に止まった終盤になってようやく、浦島貴大、遊馬将也、深井脩平が立て続けにゴールを決めて3点追加。前後半合計で35本のシュートを放った秋田が、守備で奮闘を見せていた猿田興業を下し、5対0で勝利を飾るとともに15年連続23回目(前身のTDKサッカー部時代を含む。ブラウブリッツとしては7年連続7回目)となる天皇杯本大会出場を決めました。

天皇杯1回戦は8月27日(土)あきぎんスタジアムにて、初戦の相手は青森県代表のヴァンラーレ八戸との対戦(13時キックオフ)です。昨季のJFL第1ステージ覇者であり、J3昇格を狙う八戸とは公式戦で初対戦となります。同じ北東北として負けられないダービーマッチ。秋田県代表として天皇杯で闘うブラウブリッツ秋田の応援をぜひともよろしくお願いいたします!

7月31日ホーム 藤枝MYFC戦を終えて

2016シーズン明治安田生命J3リーグ第19節、ブラウブリッツ秋田は藤枝MYFCと対戦し、結果は1対0で勝利しました。

前節・栃木SC戦では首位相手に最後まで互角の闘いを演じた秋田。後半ロスタイム直前の失点で敗れはしたものの、最近5試合では無失点が1試合、1失点が4試合と守備は安定。一方、上位陣の大分、長野、栃木に敗れた試合はいずれも0−1のロースコアであり、攻撃陣の奮起に期待がかかるところだ。

対戦相手の藤枝は、この時点で秋田よりも順位がひとつ上の7位。昨季まで秋田に在籍していた三好洋央、峯勇斗、三宅貴憲の3選手が今季から加入して主力選手として活躍している。前節ではFC琉球を4−2で下すなどJ3リーグ屈指の攻撃力を誇る藤枝だが、アウェイ戦績は1勝2分6敗と苦手としており、ホームに強い秋田としては常に優位な展開で試合を進められるかがこの試合のカギとなる。

チーム初となる、秋田魁新報社とアサヒビールの2社の冠スポンサーが付いたこの日のゲームには、2002人の観衆が応援に駆けつけてくださいました。また、われわれBLUE+AKITAが応援活動を行っているゴール裏にも約150名の秋田サポーターが集まってくれました。いつもありがとうございます!

気温30℃という猛暑のなかで16時キックオフで始まった一戦は、中盤でボールを奪うと素早くカウンター攻撃で相手陣内へと攻め込む秋田、細かいパスを繋ぎながら相手の守備を崩しにかかる藤枝、両者の激しい攻防が序盤から繰り広げられる。これまでのフォーメーションから前線を2トップに変え、さらに今季初先発となる伊東輝悦、青島拓馬の2選手を起用した間瀬秀一監督。しかし前半は、高い位置でプレスをかけてくる藤枝に対し、思うように前線へのパスが収まらない秋田が攻撃のリズムを掴めないまま徐々に劣勢となる。それでも守護神・松本拓也を中心とした秋田の守備陣が集中して守り、無失点に抑えたまま0−0で前半を終えました。

戦前の予想に反して拮抗したゲームとなった前半。後半どちらが先にゲームを動かすか注目されるところだが、先に動いたのは秋田だ。疲れからか足が止まり始めた藤枝に対し、積極的に攻撃を仕掛ける秋田は立て続けにチャンスを得るも、いずれもシュートは枠内を捉えることができず。すると間瀬監督は、後半15分にはJ3リーグ最年長出場記録(41歳11カ月)を更新した伊藤に替えて日髙慶太を投入。さらに後半19分には浦島貴大に替えて田中智大を入れ、前線を2トップからこれまでの3トップに戻して攻撃のギアをさらに上げていく。

すると後半26分、秋田は左サイドに展開すると、パスを受けた比嘉諒人が相手DFとの1vs1をドリブルでかわして中央へクロス。これをフリーで受けた呉大陸が頭で合わせると、枠内をとらえたシュートは藤枝のGK三宅にブロックされるも、その弾いたボールが相手DFに当たってそのままゴール。後半から攻勢に出た秋田に待望の先制点が生まれます!

先制した秋田はさらに追加点を狙うも、ここから藤枝が猛反撃。すると秋田は、足を痛めた山田尚幸に替えてモンテディ山形からのレンタル移籍で加入したばかりの韓浩康(ハン・ホガン)を投入。幾度も藤枝に決定機を与えながらも松本のファインセーブや秋田DF陣が身体を張ってゴールを守り続けると、藤枝の左サイドからのクロスを松本がキャッチしたところで試合終了のホイッスル。呉があげた虎の子の1点を粘り強い守備で最後まで守り切った秋田が、1−0で勝利を飾りました!

この結果、7勝7分5敗で勝ち点28の秋田は、順位を2つ上げて6位に浮上。次節は8月7日(日)、秋田とは勝ち点2差で5位につけるカターレ富山と敵地・富山県総合運動公園陸上競技場で対戦(17時キックオフ)です。5月のホームでは1−0で富山から勝利をあげている秋田。再び上位進出を目論む秋田としては、順位がひとつ上となる富山とのゲームは重要な一戦となりそうです。

現地・富山に来られる方は道中お気をつけておこしください。また、現地に来られない方も、それぞれの場所からブラウブリッツ秋田の勝利を願い、その想いを届けてください。

すべては秋田のために!
共に闘っていきましょう!!