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7月17日ホーム ガイナーレ鳥取戦を終えて

2016シーズン明治安田生命J3リーグ第17節、ブラウブリッツ秋田はガイナーレ鳥取と対戦し、結果は3対0で勝利しました。

リーグは前節・AC長野パルセイロ戦からいよいよ後半戦に突入。5月のカターレ富山戦から7試合、勝利から遠ざかっている秋田が後半戦最初のホームゲームで迎え撃つのはガイナーレ鳥取です。3月のアウェイ鳥取では、久富賢のゴールで先制した秋田でしたが、後半ロスタイムに失点して1−1の引き分け。リーグ最下位と調子を落としている鳥取が相手とはいえ油断はできません!

さて、「秋田市民デー」として開催されたこの日は、本拠地・あきぎんスタジアムには1702人の観客が応援に駆けつけてくださいました。また、われわれBLUE+AKITAが応援活動を行っているゴール裏にも約100名の秋田サポーターが集まってくれました。いつもありがとうございます!

夏場でのゲームということもあり試合は15時キックオフ。前節に続いて先発メンバーとポジションを入れ替えてきた秋田は、呉大陸が1トップの位置に入り、ボランチは山田尚幸と熊谷達也のコンビで形成。試合開始直後、まずは久富がボール奪取から攻め上がってクロスを入れるもこれは相手GKがキャッチ。この直後に相手にファーストシュートを打たれますがこれは枠を大きく外れます。すると前半5分、コーナーキックのチャンスを得た秋田は、キッカー前山恭平が蹴ったボールをゴール中央にいた堀田秀平が頭で後ろにそらすと、こぼれ球を下田光平がボレーシュート。これがゴール左に突き刺さり、幸先良く秋田が先制! 秋田市出身の下田が、秋田に入団してから初となるゴールを決めました!

待望の先制点で歓声に沸くスタジアム。しかし、ここから両チーム一進一退の攻防が続き、前半39分には何かアクシデントがあったのか堀田が退き、深井脩平と交代。すると、3バックの左に入った深井は、利き足の左から繰り出したロングフィードでチャンスを演出。突如出番がまわってきたルーキーの深井ですが、これがJリーグ初出場とは思えない落ち着いたプレーを見せます。そして、前半は1−0のまま終了。

追加点を狙いたい秋田ですが、後半は開始直後から鳥取にコーナーキックを連続で与えるなど劣勢が続きます。しかし、再三のピンチに対して集中力を切らさずゴールを守り抜く秋田にビッグチャンスが訪れます。後半19分、細かいパスをつないで相手のPA内に侵入した秋田は、久富のパスを受けた前山が、ゴール左に陣取る浦島貴大にふわりと浮かせたパスを送ります。これを頭で合わせた浦島でしたが、ボールは枠を捉えられずゴール右へ。すると、このこぼれ球を久富が拾ってシュート。久富のシュートは相手GKに弾かれるも、さらにそのこぼれ球を拾った浦島が左足を振り抜いてゴールネットを揺らします! 今季3ゴール目となる浦島が秋田に待望の追加点をもたらしました!

ピンチを切り抜け、欲しかった追加点をようやくあげた秋田は攻撃の手を緩めず、さらに追加点を狙い続けます。後半25分、カウンター攻撃からフリーでボールを拾った呉大陸は得意のドリブルで独走すると、相手GKと1vs1の状況からシュートを放つも惜しくもゴール左にそれて得点ならず。すると後半35分、コーナーキックを得た秋田は、キッカー前山が蹴ったボールを頭で合わせようとした浦島に対して相手DFが接触。これがファウルの判定となり、秋田がPKを獲得します。ここで蹴るのは呉。これまで何度もチャンスを得ながらもゴールをあげることができなかった呉でしたが、ここは相手GKの動きを読んでしっかりと逆を突いてゴール。秋田に試合を決定づける3点目をもたらした呉は、これがJリーグ初ゴールとなります。そしてゲームは、秋田の守備陣が最後まで守り切って3点差のまま試合終了。攻撃陣、守備陣ともに最高の結果を出した秋田が8試合ぶりに勝利をあげました!

この結果、6勝7分4敗の勝ち点25となった秋田は、順位を3つあげて6位に浮上。昨シーズン、勝ち星をあげられずに長く苦しい闘いが続いていた秋田は、当時首位を独走していたレノファ山口FCを3−1で下し、この試合から快進撃を見せたのはみなさんも記憶に新しいかと思われます。はたして、今年もここから巻き返しとなるのか!? さあ、注目の次節は7月24日(日)、現在首位を走る栃木SCと敵地・栃木県グリーンスタジアムで対戦です。4月の対戦では秋田が2−1で勝利をあげております。しかし、対する栃木はこの敗戦以降、13試合連続負けなしで8連勝中とただいま絶好調。相手にとって不足なし、ということで注目の一戦のキックオフは17時です。現地・栃木に来られる方は道中お気をつけておこしください。また、現地に来られない方も、それぞれの場所からブラウブリッツ秋田の勝利を願い、その想いを届けてください。

すべては秋田のために!
共に闘っていきましょう!!

7月10日アウェイ AC長野パルセイロ戦を終えて

2016シーズン明治安田生命J3リーグ第16節、ブラウブリッツ秋田は敵地でAC長野パルセイロと対戦し、0対1で敗れてしまいました。

前節・セレッソ大阪U-23戦で引き分けながら連敗を止めた秋田。そして今節からいよいよリーグは後半戦に突入。秋田は、5月のホームでは引き分けに終わった長野と敵地・南長野運動公園総合球技場で対戦しました。

この日は、日曜の夕方開催ながら秋田をはじめ全国各地から約60名の秋田サポーターがゴール裏に集結。JFL時代から秋田が勝ち星をあげることができていない宿敵・長野が対戦相手とあってサポーターの応援にも力が入ります。そして試合前にはスタンド上部のコンコースにて既存チャント(カモン!)の変更点を確認し、練習を行いました。

さて試合については既報の通り、前半を0−0で折り返すと後半開始直後から攻勢に出た秋田。前山恭平が立て続けにシュートを連続で放つも相手キーパーのファインセーブに阻まれて得点ならず。守備においては、この試合でボランチに起用されたキャプテン・山田尚幸、そして3バックの1角として先発起用となった下田光平が間瀬秀一監督の起用に応えてピッチで躍動する。

しかし、長野が前線の選手を入れ替え、ロングスローやコーナーキックなどのセットプレーで状況を打開しにかかると、後半35分、ロングスローを途中交代で入った長野のFW塩沢勝吾に頭で合わせられ、先制点を許してしまう。残り10分、まずは同点に追いつきたい秋田は、田中智大、比嘉諒人、前線の二人が途中交代でピッチへ。後半44分、左サイドをドリブルで突破した呉大陸が相手DFとGKの間を突く絶妙なクロスを入れるも誰も合わせることができず。ロスタイムには山田のロングスローで最後まで相手ゴールを脅かすも、こぼれ球を拾った前山のシュートはゴール上を大きく飛び越えたところで試合終了のホイッスル。最後まで攻撃の手を緩めなかった秋田だが、課題としているセットプレーからの失点に泣く結果となってしまいました。

この結果、秋田は5勝7分4敗の勝ち点22で、順位は9位に後退。厳しい後半戦のスタートとなった。なんとしても勝利をあげて勢いを取り戻したい秋田の次回ホームゲームは、7月16日(土)あきぎんスタジアムにて、ガイナーレ鳥取との対戦(15時キックオフ)となります。今季初の土曜開催、そして15時キックオフといつもとは異なるのでお間違いなく!

なお当日は、隣接会場で他競技の大会など八橋地区において催事が集中しております。駐車場など周辺道路は大変混雑が予想されますのでお気をつけておこしください。それでは、あきぎんスタジアムでお会いしましょう!

6月26日アウェイ 大分トリニータ戦を終えて

2016シーズン明治安田生命J3リーグ第14節、ブラウブリッツ秋田は敵地で大分トリニータと対戦し、0対1で敗れてしまいました。

この日、大分トリニータの本拠地・大分銀行ドームには秋田、そして全国各地から約20名の秋田サポーターが応援に駆けつけてくださいました。ありがとうございます!

6月に入り、ホームでの鹿児島ユナイテッド戦(12日)で敗れて今季初黒星となった秋田は、前節ではアウェイで藤枝MYFCと対戦し、一度は同点に追いついたもののロスタイム突入時に勝ち越しゴールを許して敗戦。今季初の連敗、そして5月15日のカターレ富山戦を最後に勝ち星からも遠ざかっているという厳しい状況となっておりました。

この日の対戦相手である大分は、かつてJ1にも所属し、2008年にはナビスコ杯を制覇している強豪チーム。J3に降格した今季は、開幕から3連勝と好スタートを切ったものの4月から5月にかけて負けが先行するという予想外の展開に。それでも大分は、前節の盛岡グルージャ戦は引き分けだったものその前には3連勝をあげており、順位を一気に3位まで上げて好調を維持しているだけに、秋田にとっては厳しい試合となることが戦前から予想されていました。

前半、中盤で激しくぶつかり合う両チーム。そんななか最初にチャンスを得たのは秋田。前半9分、前節・藤枝戦で頭部を負傷し、この日は頭にテーピングを巻いての強行出場となった比嘉が、左サイドでボールを受けるとドリブルからPA内へと侵入し、中央へクロス。ここに田中智大が飛び込むで合わせようとするも相手DFのブロックに遭って混戦状態に。さらに混戦からのこぼれ球を拾った久富賢がシュートを放つもこれも相手DFに当たって弾き返されてしまいます。以降、秋田はなかなか決定機を作るまでには至らず。逆に大分のカウンター攻撃で何度かピンチを迎えた秋田でしたが、シュート精度に欠ける大分の詰めの甘さに助けられて前半を0対0のまま折り返します。

そして15分間のハーフタイムを終えると、間瀬秀一監督は畠中佑樹に代えて熊谷達也を後半開始から投入します。するとさっそく熊谷が積極的なプレーを見せて徐々に秋田ペースへ。ところが後半11分、自陣でルーズボールの競り合いから相手を倒してしまった比嘉がファールを取られます。ここで大分のキャプテン、松本昌也がFKで中央へ低い弾道のボールを入れると、後半途中から交代で入ったキム・ドンウクに頭であわせられ、大分に先制点を許してしまいます。主導権が秋田に傾きかけたなかでの失点により、秋田は3試合続けて追う展開となります。

まずは同点に追いつきたい秋田は中盤でパスを回しながら相手を崩そうと試みるます。しかし、大分の守備陣は秋田のパスの出どころにプレスをかけ、崩しにかかる秋田の反撃を防ぎます。ならばと秋田は呉大陸を投入し、呉の持ち前である突破力を生かしてサイドから崩そうと試みるものの決定機をなかなか作り出すまでには至らず。結局、この日は前後半合わせてわずかシュート3本で終わった秋田が、最後まで大分の守備陣を崩すことができずに試合終了のホイッスル。0対1で敗れた秋田は3連敗と足踏み状態となってしまいました。

この結果、秋田は5勝6分3敗で勝ち点21のまま、順位は変わらず6位。しかし、まだ首位とは勝ち点6差であり、ここから巻き返しを図って首位を奪うこともできる位置につけております。そのためにもまずは連敗を止めなければいけない秋田の次回ホームゲームは7月3日(日)あきぎんスタジアムにて、今季からJ3リーグに参入したセレッソ大阪U-23との対戦(13時キックオフ)となります。7月は怒涛の5連戦。その初戦でまずは勝利をあげて前半戦を締めくくり、7月攻勢に出るためにも大注目の一戦です! なお当日は、隣接会場で他競技の大会など八橋地区で催事が集中しております。大変混雑が予想されますのでお気をつけておこしください。それでは、あきぎんスタジアムでお会いしましょう!