第97回天皇杯全日本サッカー選手権大会1回戦、16年連続24回目の出場となったブラウブリッツ秋田は東京都代表の国士舘大学と対戦し、結果は1対2で敗戦。残念ながら初戦で涙を飲む結果となってしまいました。
リーグ戦では3勝1分と好調をキープしている秋田。この日は鳥取戦から先発メンバーを大幅に入れ替え、松本拓也、下田光平、日髙慶太、山田樹、比嘉諒人、遊馬将也が先発に名を連ねました。4月14日に加入した山田樹にとっては公式戦初出場初先発となります。
一方、対戦相手の東京都代表・国士舘大学は9年ぶり15回目となる天皇杯出場を果たしております。前回出場時には4回戦まで進み、鹿島アントラーズ相手にPK戦まで持ち込む熱戦を展開。今回の東京都代表を決めるトーナメントでは東京武蔵野シティFC、明治大学を破っており実力は十分。侮れない相手です。また国士舘大は秋田のGK小澤章人の母校でもあります。
試合は、序盤から高い位置でプレスをかけてくる国士舘大学に対して、秋田は攻撃のリズムが掴めず苦戦。すると前半12分、自陣ゴール前でのミスからボールを奪われて失点。さらに同32分には相手コーナーキックが直接ゴールに向かって飛び、松本がパンチングで弾き出そうとするもボールはラインを超えておりゴールの判定で追加点を奪われます。劣勢となった秋田は反撃に出るも前半のシュートはわずか2本と苦しい展開のまま前半を終えます。
2点を追いかける後半、風上に立った秋田は反撃に出るもフィニッシュまでには至らず。後半17分には杉山弘一監督が遊馬に代えて田中智大を投入。ここから秋田は本来の攻撃力を発揮しはじめ、同27分にはさらに比嘉に代えて古田寛幸がピッチへ。すると後半39分に日髙からのクロスを田中が合わせてゴール。1点差に迫ります。ここから猛反撃を見せた秋田でしたが、懸命に守る国士舘DF陣を相手にゴールを割ることができず試合終了。残念ながら1回戦で姿を消す結果となってしまいました。
リーグ戦とは異なるメンバーを投入して天皇杯に臨んだ秋田でしたが、チームとしての力不足を露呈する結果に。長いリーグ戦を闘っていく、さらに優勝を目指していく上でチーム全体のレベルアップが今後の課題となります。
さてJ3リーグのホームゲームは、5月7日(日)秋田市八橋運動公園陸上競技場にて藤枝MYFCとの対戦(13時キックオフ)となります。GW最終日、ブラウブリッツ秋田のサッカーをぜひスタジアムで! 八橋陸上競技場でお会いしましょう!!