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山田樹、値千金Vゴール! 6月4日アウェイ 栃木SC戦を終えて

2017シーズン明治安田生命J3リーグ第11節、ブラウブリッツ秋田は敵地で栃木SCと対戦し、1対0で勝利。2連勝の秋田は2位・カターレ富山に勝ち点5差をつけて首位をキープしました。

敵地での1、2位対決となった一戦。会場の栃木県グリーンスタジアムには約100人近い秋田サポーターが集結。またザスパクサツ群馬サポーターの方々もかつて所属していた有薗真吾選手の応援に駆けつけてくださいました。ありがとうございます!

昨年の当地での対戦では、約8500人を動員した超アウェイという状況のなかで好ゲームを展開するも、試合終了間際の失点で敗れてしまった秋田(0-1で敗戦)。ホームの力を思い知らされた一戦だっただけに、今年はこちらも負けじと全力応援で選手たちをサポートしました。

ゲームは上位対決とあって互いに一進一退の攻防に。フォーメーションを変えて秋田と同じく3バックとしてきた栃木と前半はミラーゲームとなる。前半の秋田はわずかシュート2本。それに対し、栃木は決定的場面を演出するもシュートがゴールポストに当たるなど決定力を欠いてゴールとはならず。秋田としては4試合連続無失点中の堅守でゴールを守る間に先制したいところ。

スコアレスで折り返した後半、エンドを変えていた秋田はホーム側に向かって攻める。後半10分、ペナルティエリア手前でパスを繋いで深井脩平がミドルシュートもわずかに外。同16分、杉山弘一監督は青島拓馬に代えて古田寛幸をピッチへ投入し、得点を狙いに行く。その直後、交代したばかりの古田から前線の田中智大を経由して前山恭平へパスが繋がるも前山のシュートは枠外。ここから徐々に秋田が敵陣へと攻め込む時間が増える。すると同37分、右サイドの古田がやや内に切れ込んでからロングパスを前線へ。田中と相手DFの競り合いからのこぼれ球を拾った山田樹がダイレクトで左足を振り抜くと、グラウンダーのシュートがゴール右に突き刺さってゴール! 山田樹の今季2ゴール目が秋田に待望の先制点をもたらす!

このまま逃げ切りを図りたい秋田は栃木の反撃に対して堅守が光る。同42分には相手のクロスが通ってヒヤリとする場面も山田樹が懸命に足を伸ばして相手FWのシュートを阻む好守備でこの日最大のピンチを逃れると、最後はゴール前での相手のシュートを小澤章人が弾き出して試合終了のホイッスル。虎の子の1点を守り切った秋田が、2位・栃木との上位対決を制して昨年のリベンジを果たしました!

この結果、8勝2分で勝ち点26の秋田はこの日2位に浮上したカターレ富山に勝ち点差5で首位キープ。そして次節はホーム・あきぎんスタジアムにて2位の富山を迎えての再び上位決戦となります。6月からキックオフ時刻の変更により、15時キックオフとなります。

昨年と同じく開幕から10戦負けなしの秋田ですが、昨年と異なるのは勝ち星を多く積み上げていること(昨年は5勝5分)。上位との対決が続きますがこのまま勝ち点3を積み上げて首位独走としたいところです。5試合連続無失点中の秋田守備陣に負けじとリーグ2位の得点力を誇る攻撃陣の爆発に期待しましょう!
それではあきぎんスタジアムでお会いしましょう。We are AKITA!!

首位奪取! 4月30日アウェイ FC琉球戦を終えて

2017シーズン明治安田生命J3リーグ第6節、ブラウブリッツ秋田は敵地でFC琉球と対戦して結果は6対1で勝利。4連勝を飾っった秋田は昨年5月以来となる首位に躍り出ました!

J3リーグの最北端と最南端のチームが激突する一戦。前回の対戦では秋田が琉球から勝利を上げているものの(2016シーズン最終戦11月20日、結果は2−0)、沖縄アウェイにおいては2012シーズンに勝利をあげて以降、4年間勝利から遠ざかっております。さらに昨シーズンの沖縄アウェイでは、試合終了間際に相手にPKを与える絶体絶命の大ピンチを松本拓也のスーパーセーブによってドローに持ち込んだ一戦(2016年5月29日、結果は1−1)は記憶に新しいところ。秋田にとってはまさに鬼門の沖縄アウェイとなります。

日中は25℃を超える夏日となったこの日の沖縄。キックオフの時点(17時)でも強い日差しが照りつけるなか、秋田の応援席には秋田をはじめ全国各地から約20名近いサポーターが集結しました。いつもありがとうございます! さて試合のほうですが、開始早々に動きます。前半1分、秋田は相手陣内でFKのチャンスを得ると、ゴールから約20mちょっと離れた位置からキッカー前山恭平が蹴ったボールをゴール前へ飛び込んだ有薗真吾が頭で合わせてゴール。盛岡戦、鳥取戦と同じくまたしても前山-有薗のホットラインから生まれたゴールによって秋田が幸先よく先制します。これにより有薗は3試合連続ゴールです。

勢いに乗る秋田は追加点を狙いに攻めかかりますがシュートまでは至らず。すると前半30分をすぎたあたりから同点に追いつきたい琉球の攻撃に秋田は押し込まれ、自陣内でプレーする時間が多くなってきます。GK小澤章人&秋田DF陣の奮闘と相手のフィニッシュの精度にも助けられ、ゴールを死守する秋田。すると前半39分、相手が最終ラインまでボールを下げ、再び中盤にパスを入れようとしたところにプレスをかけていた前山がパスカット。そのこぼれ球を田中智大がすかさず奪うと、ゴール前へ抜け出した前山に左足でパス。これを前山が右足で合わせるとボールはゴール左に突き刺さってネットを揺らしゴール。前山は今シーズン初ゴール。相手の反撃に防戦一方となっていた秋田が相手の一瞬のスキを見逃さず待望の追加点を奪います。そして前半終了。

2点リードで後半を迎えた秋田は、エンドが変わって風上となります。すると後半4分、相手との競り合いからのこぼれ球がペナルティエリア手前左にいた田中につながると、田中は一気にドリブル突破からエリア内へ侵入してゴール前へクロス。これを相手DFの前に入って受けた久富賢が相手GKの位置を確認してからゴール右にシュートを放ってゴール。さらにリードを広げるゴールを決めた久富は2試合連続、今季4ゴール目。そしてラストパスを送った田中はこの日2アシスト目です。

リードを3点としてた秋田、ここからさらに怒涛の攻撃が始まります。後半12分、相手のクリアボールを山田尚幸が拾うと、右に開いた藤山にボールを渡し、自身は一気に前線へと駆け上がります。この山田の動きを見ていた藤山は相手DF裏へ抜け出した山田めがけてループパス。これを見事なトラップから足下へおさめた山田は相手との1vs1をかわして中央へクロス。これをフリーとなっていた前山が頭で落とすと、ゴール正面でパスを受けた田中が相手3人に囲まれながらも巧みなボールキープから反転してシュート。これがゴール右に突き刺さってさらに追加点。田中の2試合連続ゴールで秋田はリードをさらに広げます。

そして後半16分には相手のPA内でのハンドによる反則から得たPKを田中が決めて5点目。同28分に相手に1点返されるも、直後の同31分には途中交代で入った山田樹が胸トラップから豪快なシュートを叩き込んで6点目。山田樹はうれしいJ初ゴールです。そして試合はこのまま終了。田中の2ゴール3アシストなどの大活躍で大量6点を奪った秋田が、鬼門の沖縄アウェイで完勝をおさめました。この結果、4連勝で勝ち点13とした秋田(4勝1分)は得失点で福島ユナイテッドFCを上回って首位に! もちろん無敗もキープです!

天皇杯初戦敗退のショックを振り払う完勝劇を見せた秋田の次節ホームゲームは、5月7日(日)秋田市八橋運動公園陸上競技場にて藤枝MYFCとの対戦(13時キックオフ)となります。あきぎんスタジアムではなく、八橋陸上競技場での開催となりますのでどうぞお間違いなく。さらにこの日は秋田市の小学生無料招待となっておりますので、GW最終日ぜひともご家族で現在首位のブラウブリッツ秋田のゲームをご観戦いただければと思います。それでは秋田市八橋運動公園陸上競技場でお会いしましょう!