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またも終盤に…… 10月7日ホーム FC東京U-23戦を終えて

2017シーズン明治安田生命J3リーグ第26節、ブラウブリッツ秋田はホームのあきぎんスタジアムでFC東京U-23と対戦し、1対2で敗戦。またも終盤での失点から逆転を許す悔しい結果に終わった秋田は勝ち点を伸ばすことができず。順位は変わらず3位をキープしました。

試合前には冠スポンサーであるJA全農あきた様から両チームに新米あきたこまち(各150キロ)が贈られ、スタジアムグルメでも秋田県産農畜産物の販売や大人気の秋田由利牛の丸焼きが今季初登場など収穫の秋、味覚の秋でいっぱいとなったホーム・あきぎんスタジアムには、あいにくの天気にも関わらず1691名の観衆が集結。試合開始前には雨がやみ、気温も上がってやや蒸し暑いなか13時キックオフとなったゲームは前半3分、山田尚幸のロングスローは相手選手にクリアされるもそのボールを拾った山田(尚)がゴール前へクロス。これを田中智大が頭で合わせるもポスト左に外れてゴールならず。その後は拮抗した展開が続くと前半33分、再び山田(尚)からのロングスローという場面でゴール前にいた韓浩康に対する相手選手のホールディングによる反則でPKを獲得。このPKをキッカー田中智大が冷静に決めて秋田が待望の先制! 田中は今季13ゴール目。そして1点リードのまま前半を折り返します。

勝負のカギを握る追加点が欲しい秋田は後半も相手陣内へ攻め込みます。後半15分、前山恭平からのスルーパスに抜け出した田中がドリブル突破からシュートを放つが惜しくもサイドネット。さらに同23分にはカウンター攻撃から相手GKのポジショニングを確認して田中がロングシュートを放つもこれはクロスバー直撃でゴールならず。絶好のチャンスもなかなか追加点が奪えません。

するとここから徐々にFC東京U-23の反撃に遭って押し込まれる展開が続きます。後半35分には相手のクロスが飛び出していたGK松本拓也の頭を超えてシュートを合わせられるも、深井脩平がゴールライン際で弾き出して懸命のディフェンス。しかし後半41分、コーナーキックからFC東京U-23の山田将之に頭で合わせられて同点に追いつかれると、直後の同43分にクロスからユ・インスに頭で合わせられて連続失点。逆転を許してしまいます。

このあと秋田は攻撃的選手を同時に2枚入れて最後の反撃に出るもロスタイム4分が経過して試合終了のホイッスル。前節に続いて追加点がなかなか奪えない展開から終盤での失点によって勝ち点を逃す結果となってしまいました。この結果、秋田は13勝6分5敗で勝ち点45のまま、順位は変わらず3位に。首位・栃木SCが今節お休みだったため差を詰めたいところでしたが、足踏み状態が続く形となりました。

次節は10月14日(土)敵地・相模原ギオンスタジアムに乗り込んで12位・相模原SCとの対戦となります。終盤での失点から勝ち点を逃す結果が続く秋田としては、なんとか打開策を見つ出して嫌な流れを止めたいところ。今季最後の関東アウェイ、優勝争いに踏みとどまることができるか否かを占う重要な一戦は13時半キックオフです。

現地に来られる方は道中お気をつけておこしください。また、現地に来られない方も、それぞれの場所からブラウブリッツ秋田の勝利を願い、その想いを届けてください。

すべては秋田のために!
共に闘っていきましょう!!

土壇場で首位の意地見せる! 9月3日ホーム 栃木SC戦を終えて

2017シーズン明治安田生命J3リーグ第21節、ブラウブリッツ秋田はホームのあきぎんスタジアムで栃木SCと対戦し1対1で引き分け。試合終了間際に追いついて首位の意地を見せた秋田が、2位・アスルクラロ沼津に勝ち点2差をつけて首位をキープしました。

前節に続いてのホームゲームとなった3位・栃木SCとの上位対決。6月の対戦では山田樹の決勝ゴールで秋田が勝利をあげており、ホームでも勝って首位固めといきたいところ。対する栃木は3連勝中で好調をキープした状態での秋田との対戦となる。

試合レポートに入る前に……、今年で4回目となるブラウブリッツ秋田と中央大学FLP小林ゼミによる共同プロジェクト『福+(ふくたす)プロジェクト』が今年も開催されました。そして試合前に各地で開催されたイベント参加者が試合観戦に訪れ、われわれBLUE+AKITAも試合前に「サポーター体験」という形でイベント参加者と一緒に応援を行いました。スポーツを通じての地域活性化を目的とした本プロジェクト。このために早くから来県して準備作業を進め、素晴らしいイベントを企画、運営してくださいました中央大学FLP小林ゼミの皆様に心より御礼申し上げます。

では、試合のほうに戻ります。秋田は前節と同じ先発メンバー。そして控えには8月に加入した乾達朗がベンチ入りを果たしている。15時半キックオフ。前半から激しいチェックでボールを奪いにくる栃木に対して秋田は得意のカウンター攻撃が封じられ、やや押されぎみの展開に。栃木はかつて千葉、大宮でプレーして8月に加入したばかりの外国人助っ人、ネイツ・ペチュニクにボールを集めてチャンスをうかがう。前半14分には栃木のコーナーキックからこぼれ球を拾われてミドルシュートを撃たれるもクロスバー直撃でピンチを逃れと、その後もセットプレーでヒヤリとする場面が続くがシュートはいずれも枠外。

なかなかシュートまで持ち込めない秋田だが、前半40分に相手のミスからボールを奪うと一気にカウンター攻撃。左サイドでパスを受けた山田樹がすかさずアーリークロスを入れると、ゴール前へ飛び込んだ久富賢が右足を伸ばすも合わせることができずチャンスを逃す。そして前半はスコアレスで終了。

迎えた後半、秋田は再三のピンチも守護神・松本拓也の好セーブでゴールを割らせず。すると後半28分、相手のプレスが弱くなったスキを突いて下田光平が最終ラインから一気にドリブルで駆け上がると、中央にいた前山恭平にパス。前山はペナルティエリア手前の位置から左足を振り抜いてミドルシュートも相手GKがブロック。そのこぼれ球に反応した久富が詰めようとするが相手DFがスライディングでクリア。秋田はあと一歩のところでゴールが遠い。

上位対決らしい緊迫した試合展開となるなか、均衡を破ったのは栃木。後半35分、味方のやや強いパスを見事なトラップからボールをキープした牛之濱拓がそのまま抜け出してシュート。これが決まって栃木が先制。試合時間は残り10分、ロスタイムを合わせてもまだまだ秋田には逆転のチャンスがある。

まずは追いつきたい秋田。後半41分に杉山弘一監督は下田に代えて乾を投入。乾はJリーグ初出場。フォーメーションは3バックから4バックへと変わり、乾が前線に入ることで攻撃に厚みを持たせる形に。引いて守る相手に対し、安易にロングボールを入れずにパスをつないで崩しにかかる秋田。しかし無情にも時計の針は進んでロスタイム(4分)へ突入。

選手交代で時間をうまく使って逃げ切ろうとする栃木。そしてついにロスタイムも4分が経過。ここでドラマが生まれる。右サイドでパスを受けた久富が中央へドリブルで切れ込むと、相手選手が猛然とスライディングで突進。このこぼれ球をキャプテン山田尚幸が拾うと主審は試合続行のジェスチャー。すかさず山田は右に開いていた前山へスルーパス。パスを受けた前山はゴール前めがけてクロスを入れる。このボールにゴール前で相手DF2選手との駆け引きからフリーとなった田中智大が頭で合わせると、ゴール右へと飛び込んだボールがネットを揺らし、ラストワンプレーで同点に追いついたところで試合終了のホイッスル。土壇場で追いつき首位の意地を見せた秋田が優勝争いのライバル・栃木と勝ち点1を分け合う結果となった。

この結果、12勝5分2敗で勝ち点41とした秋田は、今節勝利をあげているアスルクラロ沼津に2差まで詰められるも首位をキープ。次節は9月10日(日)敵地・いわぎんスタジアムで16位・グルージャ盛岡との東北ダービーです(15時キックオフ)。2位以下との差が詰まるなか首位を守るにはアウェイでも勝ち点3を奪って行くしかありません! 秋田からも多くのサポーターが応援に駆けつけることが予想されます。みんなでいわぎんスタジアムをブルーに染めましょう!!

現地に来られる方は道中お気をつけておこしください。また、現地に来られない方も、それぞれの場所からブラウブリッツ秋田の勝利を願い、その想いを届けてください。

すべては秋田のために!
共に闘っていきましょう!!

古田のミドル弾炸裂! 6月18日アウェイ アスルクラロ沼津戦を終えて

2017シーズン明治安田生命J3リーグ第13節、ブラウブリッツ秋田は敵地でアスルクラロ沼津と対戦し、1対0で勝利。開幕から12戦負けなしとなった秋田は、2位・カターレ富山に勝ち点5差をつけて首位をキープしました。

前節・カターレ富山戦では、1点リードされているなか後半ロスタイム時に遊馬将也の劇的ゴールで追いつき、開幕からの無敗をキープした秋田。福島、長野、栃木、富山と上位対決が続くなか今節は秋田と勝ち点4差で2位につける沼津とのまたも首位攻防戦となりました。今季からJ3リーグに参入した沼津はリーグトップの攻撃力(総得点28)を武器に好調をキープ。またチームには元日本代表の中山雅史をはじめ、昨季秋田に在籍していた伊東輝悦が所属している。

会場となった愛鷹広域公園多目的競技場には日本各地から約40名の秋田サポーターが集結。また沼津市出身のGK松本拓也選手のご家族、ご親戚、さらには松本選手が所属していたクラブチームの子どもたちも応援に駆けつけてくださいました。ありがとうございます!

強い海風が吹きつけ、小雨が降るなか15時キックオフ。エンドを変えて前半風上を選択した秋田は前節と同じ先発メンバーで試合に臨みます。そしてこの試合でキャプテン山田尚幸選手がJ3通算100試合出場を達成しました。沼津のキックオフで開始となったゲームは、開始早々から沼津がミドルシュートを放つなど向かい風で不利とな思えない攻撃を見せます。これに対し、秋田は前半6分、中央にいた田中智大から右サイドへ展開されると、パスを受けた古田寛幸がドリブルから中央へ切り込んでいってペナルティエリアの手前からシュート。左足から勢い良く放たれたボールは追い風に乗ってゴール左に突き刺さって先制。見事なミドルシュートを決めた古田の今季初ゴールで秋田が序盤でリードします。

先制した秋田ですが、ホームで先に点を奪われた沼津から反撃を受けます。前半9分にはペナルティエリア内からシュートを打たれるとGK小澤章人が手で弾いたボールがポストに直撃し、なんとか命拾い。さらに同14分にはこぼれ球からシュートを打たれるもこれはGK小澤の正面。連続でピンチを迎えますがリーグ最少失点の秋田守備陣による堅守が相手のゴールを許しません。すると前半21分、セットプレーからキッカー山田樹の蹴ったボールがゴール前へ送り込まれると、抜け出した有薗真吾が足で合わせますがこれは惜しくもクロスバーの上。このまま前半終了かと思われた前半ロスタイム時、プレスで相手からボールを奪った深井脩平がドリブルで攻め上がると、ボールを奪われた沼津の染矢一樹が背後からスライディング。このプレーが危険とみなされて主審からイエローカードが提示されると、この日2枚目のイエローとなった染矢は退場となって沼津は10人に。逆に秋田にとってはリードのまま数的優位な状況となります。

後半は風下となった秋田はチャンス時以外は無理をせずに守備を固めて沼津の反撃を跳ね返します。またカウンター攻撃を狙う相手に対しては後ろでボールを回して的を絞らせず。相手ボールとなっても中盤で素早くプレスをかけて逆にボールを奪ったり、有薗の見事なライン統率によってパスコースを切るなどして沼津の攻撃を封じ込めます。そして試合は終了。持ち前の堅守を発揮した秋田が虎の子1点を守り切って1対0で勝利。昨季はわずか3勝だったアウェイで今季早くも5勝目を飾りました。

この結果、9勝3分の勝ち点30とした秋田は、2位・富山に勝ち点差5で首位キープ。昨季第28節・SC相模原戦から続く負けなし記録を15に伸ばしました。さて次節はホーム・あきぎんスタジアムにて9位・SC相模原を迎えての対戦(14時キックオフ)となります。今季4勝のうち北九州、栃木の強豪チームから勝利をあげている相模原。一方、秋田としては2013年の初対戦以降ホームでは負けてない(4勝1分)だけにきっちり勝って魔の6月を乗り越えたいところです。当日は地元テレビ局による生中継もありますが、ぜひスタジアムで一緒にブラウブリッツ秋田を応援しましょう!

それではあきぎんスタジアムでお会いしましょう。We are AKITA!!