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8月7日アウェイ カターレ富山戦を終えて

2016シーズン明治安田生命J3リーグ第20節、ブラウブリッツ秋田は敵地でカターレ富山と対戦し、結果は1対0で勝利しました。

アウェイでは4月のY.S.C.C.横浜戦以降、勝ち星から遠ざかっている秋田。前節ホームで行われた藤枝MYFC戦で勝った勢いそのままに、連勝、アウェイでの勝ち点3を狙いたいところだ。その対戦相手となる富山とは、5月のホームでは1−0で秋田が勝利。「アウェイでの借りはホームで!」と意気込む富山は、この時点で秋田よりも順位はひとつ上の5位。上位浮上のためにも秋田にとっては大事な一戦です。そしてこの日は、日曜の夕方開催ながら秋田をはじめ全国各地から約40名の秋田サポーターが応援に駆けつけてくださいました。いつもありがとうございます!

最高気温が35℃を超える猛暑となった富山市は、会場の富山県総合運動公園陸上競技場は夕方でも気温が下がらず、30℃近くの暑さのなかで始まったこの一戦。序盤から高い位置での激しいボールの奪い合いを繰り広げる両チーム。秋田は前節・藤枝戦に続いて先発出場のルーキー、青島拓馬がファーストシュートを放つ。その後も一進一退の攻防が続くなか前半45分、右サイドで日髙慶太のパスを受けた田中智大が倒されてフリーキックのチャンス。キッカーを務めるのは青島。青島が蹴ったボールは高い放物線を描いて中央へ送り込まれると浦島貴大が頭で合わせる。このシュートは相手選手のブロックによって阻まれたものの、そのこぼれ球を拾った田中が冷静にコースを狙ってシュート。これがゴール左に突き刺ささり、第12節の鹿児島ユナイテッドFC戦以来となる今季3得点目の田中のゴールで秋田に待望の先制点がもたらされました。

1点リードで折り返した後半、追加点を狙う秋田は序盤から積極的に攻めて主導権を握ります。一方、まずは同点に追いつきたい富山は後半13分に苔口卓也を投入し前線へ、そして空いた左サイドバックのポジションにドリブラーの北井佑季を置いて攻撃の活性を図ります。ここから富山の反撃がスタート。これに対して間瀬秀一監督は、後半20分に浦島を替えて久富賢、さらに同26分には川田和宏に替えて比嘉諒人、とフレッシュな選手を次々投入。やや押されぎみの展開のなかで久富、比嘉が前線で積極的にプレスをかけてボールを奪いに行く。

後半76分、先制点を決めた田中に替えて前山恭平がピッチへ。その直後、混戦のなかから久富、前山、比嘉が立て続けにシュートを放つも富山の必死のディフェンスによってゴールを割ることができず。ここから富山は途中交代で入った長身の内田錬平めがけてロングボールを入れるパワープレーで最後の反撃へ。これに対して秋田は、守護神・松本拓也を中心に懸命のディフェンスで前線に放り込まれたボールを幾度も跳ね返す。すると、試合終了まで残り5分を切ったところで青島が足をつるアクシデント。既に交代選手のカードを使い切ってる秋田だが、青島は自らOKサインを出してプレーに戻る。

富山の猛反撃に対して防戦一方となる秋田。後半のロスタイムは4分。足をつりながらも前線でプレスをかけにいく青島の必死のプレーに秋田サポーターから大きな歓声が沸き上がります。青島以外にも新里彰平、山田尚幸も足がつっていた模様。そして長いロスタイムが終わって試合終了のホイッスル。前節に続いて相手を無失点に抑えた秋田が1−0で勝利を飾りました。4月以来となるひさびさの連勝です。この結果、8勝7分5敗の勝ち点31とした秋田は順位をひとつ上げて5位浮上。翌週に未消化だった第5節の2試合が行われたことによって現在の順位は6位に下がったものの上位との差は確実に縮まっており、連勝を伸ばしていきたいところ。次節は、9月10日(土)あきぎんスタジアムにて、Y.S.C.C.横浜との対戦(14時キックオフ)となります。

8月はこの1試合を終えてリーグ戦は中断期間に入り、いよいよ天皇杯が始まります。まずは秋田県代表を決める第26回秋田県総合サッカー選手権大会 兼 天皇杯秋田県予選・決勝が、8月21日(日)あきぎんスタジアムにて行われます。スーパーシードの秋田は、今季から東北1部リーグに所属している猿田興業との対戦(14時04分キックオフ)となります。
この試合は入場無料となりますので、ブラウブリッツ秋田の試合をまだ観たことがないという方は生で観る絶好のチャンスです! ぜひ会場にお越しいただき、天皇杯に向けて闘う選手たちに熱いご声援をお願いいたします。