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痛い敗戦…… 11月12日ホーム セレッソ大阪U-23戦を終えて

2017シーズン明治安田生命J3リーグ第31節、ブラウブリッツ秋田はホームのあきぎんスタジアムでセレッソ大阪U-23と対戦し、0対3で敗戦。勝ち点を伸ばすことができなかったものの順位は2位をキープしました。

3月のアウェイ戦では3対1で勝利をあげている秋田。北九州、長野、富山とJ2昇格を目指すライセンス持ちのチームを連破してリーグ終盤戦での強さを今年も発揮し始めている秋田としては、この勢いでもって勝ち点1差まで詰めた栃木から首位奪還といきたいところ。この日は天気も良く、あきぎんスタジアムには3109人の観衆が詰めかけました。

今季15得点のチーム得点王・田中智大が累積警告によって出場停止となる緊急事態となった今節、田中に代わって先発入りしたのは前節・富山戦で途中交代からJ初ゴールを決めた堺俊暉だ。また2種登録の現役高校生プレイヤー、鎌田斗来が9月の盛岡戦以来となるベンチ入りを果たしている。

前半は秋田ペースで始まるも同8分、最初に与えた相手のコーナーキックから失点。その後は一進一退の攻防を繰り広げ、同39分に古田寛幸、同43分には前山恭平がシュートを放つも得点ならず。0対1で後半へ折り返します。

後半開始早々、藤山智史が立て続けにシュートを放つもカウンター狙いに切り替えゴール前を固めている相手守備陣によって阻まれます。そして後半9分には相手選手を倒した山田尚幸にイエローカードが提示され、山田は累積警告によりホーム最終戦は出場停止となることに……。相手のカウンターを警戒しつつもまずは追いつくために積極的にゴールを狙う秋田ですが、後半26分に一瞬のスキから中央でスルーパスを通されて失点。2015シーズンに育成型期限付き移籍で秋田に在籍していた米澤令衣に手痛いゴールを奪われてしまいます。

あとがない秋田。ここで杉山弘一監督は藤山に代えて日高慶太をピッチへ送って打開策を図ります。しかしその5分後、カウンター攻撃からシュートを放たれ、一度はGK松本拓也がブロックするもそのこぼれ球を押し込まれて追加点を与えてしまいます。3点差を追う秋田は必死の反撃もゴールは遠く、試合終了のホイッスル。首位奪還を狙った秋田でしたが、0対3というまさかの結果で完敗を喫してしまいました。

この結果、16勝7分6敗で勝ち点55の秋田は、栃木が引き分けたため首位との勝ち点差は2に開き、3位・沼津が敗れたため順位はそのまま2位をキープしました。さて次節はいよいよホーム最終戦、11月19日(日)ホーム・あきぎんスタジアムにて12位・福島ユナイテッドFCとの東北ダービー(13時キックオフ)となります。

19日の天気は、急速に発達した低気圧が日本付近を通過し、冬型の気圧配置から今季一番の寒気が流れる込む見込みで秋田では暴風、横殴りの雪と雨となる予報が出ております。来場される方は防寒&防雨対策を万全にし、足元に気をつけてお越しください。

今シーズンも残り3戦、優勝に向けて負けられない闘いが続きます。悪天候も吹き飛ばすくらいの熱い応援で選手たちを後押ししましょう!

それではあきぎんスタジアムでお会いしましょう。We are AKITA!!

土壇場でまさかの展開…… 7月1日アウェイ FC東京U-23戦を終えて

2017シーズン明治安田生命J3リーグ第15節、ブラウブリッツ秋田は敵地でFC東京U-23と対戦し、1対1でドロー。秋田は2位・カターレ富山に勝ち点3差をつけて首位をキープしました。

会場となった味の素フィールド西が丘には秋田側応援席に全国各地から約250名の方々が集結。首位・秋田の試合を観ようと初めて観に来られた方も多く、試合前から異様な盛り上がりとなりました。またこの日はわざわざ秋田からNHK秋田放送局『ニュースこまち』様が、さらにTBS『スーパーサッカー』様が取材に来られておりました。秋田ではパブリックビューイングが開催されそちらにも約50名のサポーターが集結。その模様とあわせて週明け月曜の『ニュースこまち』のなかで放送されております。

さて試合のほうですが、連戦の疲れ&梅雨の蒸し暑さからか前半から動きがやや重い秋田に対し、チャンスがあれば積極的にシュートを放ってくるFC東京U-23。再三のピンチもGK小澤章人の好セーブでなんとかゴールを守り前半スコアレスで後半へ折り返しとなります。

後半も果敢に攻める相手に対し、なかなかチャンスを作り出せない秋田。すると杉山弘一監督は後半15分に古田寛幸を代えて青島拓馬、さらに同25分には久富賢に代えて6月の富山戦で途中出場から同点ゴールを決めている遊馬将也をピッチへ。すると同35分、右サイドから中央へ送られたボールを韓浩康がヘディングで落とすと、ペナルティエリア内で受けた田中智大が相手DFを背にしたまま反転して左足でシュート。これは相手GKのセーブで弾かれるも、こぼれ球を狙って詰めていた遊馬が左足でゴールへ流し込んで秋田が遂に先制! 遊馬は今季2ゴール目。苦しい展開ながらも秋田が終盤でリードを奪います。

そして時間をうまく使いながらアディショナルタイム(3分)へ突入し、試合終了直前にまさかの展開が……。残り1分を切ったところで相手のコーナーキックに。時間的にも相手にとってはおそらくこれがラストチャンスとなるプレー。相手GKも上がって攻撃に参加します。そしてこのコーナーキックから相手GKがシュートも小澤がしっかりとキャッチ。すると相手ゴールが無人でガラ空きとなっていることもあってか小澤がすぐさまリスタートで前線へボールを蹴り出します。ところが足元がやや滑ったか小澤が体勢を崩しながら蹴り出されたライナー性のボールが自陣ペナルティエリア手前にいた主審の足に直撃。そのまま相手ボールとなりゴール前へクロスを入れられると、途中出場の相手FW原大智にヘディングシュートを決められてまさかの失点で追いつかれます。

この直後、秋田は18歳の現役高校生・鎌田斗来がプロ公式戦デビュー。チーム史上最年少出場記録を更新した鎌田は田中からのセンタリングを合わせようするもミートせずに枠外となり、惜しくもファーストタッチでの初ゴールとはならず。そしてこの直後に試合終了のホイッスル。今季初めて追いつかれる形でのドローとなった秋田にとっては勝ち点3を逃す惜しい結果となりました。しかし、開幕から無敗は継続しており13戦負けなし。さらに昨季から続く17戦負けなしでJ3記録に並びました。

この結果、10勝4分で勝ち点34の秋田は、今節勝利している2位・カターレ富山がとの勝ち点差が5→3に縮まるも依然として首位キープ。前半戦残り2試合の秋田に対し、試合を多く消化している富山は残り1試合のため、次節の結果によっては秋田の前半戦首位ターンが確定します。その次節は7月9日(日)ホームのあきぎんスタジアムで17位Y.S.C.C.横浜と対戦(15時キックオフ)です。2位以下との差を広げるためになんとしてでもホームで勝ち点3をゲットしたい一戦。相手は最下位とはいえ第15節では好調・FC琉球と引き分けており、けっして侮れません。全力応援で選手たちを後押ししましょう!

それではあきぎんスタジアムでお会いしましょう。We are AKITA!!