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チーム記録更新6連勝! 5月14日アウェイ 福島ユナイテッドFC戦を終えて

2017シーズン明治安田生命J3リーグ第8節、ブラウブリッツ秋田は敵地で福島ユナイテッドFCと対戦し、2対0で勝利。J3リーグ公式戦ではチーム記録更新となる6連勝を飾って首位をキープしました。

敵地での”東北ダービー”となった一戦。会場のとうほう・みんなのスタジアムには約150人近い秋田サポーターが集結し、ホームさながらの応援で選手を声でサポートしました。対戦相手となる福島は、今季から田坂和昭氏を新監督に迎えて開幕4連勝とスタート奪取に成功。しかし、秋田との対戦を前に2連敗で順位を4位まで落としており、首位・秋田との一戦から巻き返しを図ろう、そんな狙いでゲームに臨んできたかと思われます。

天気は曇りでときおり霧雨が降るなか13時キックオフ。福島は開幕から採用していた4-2-3-1のフォーメーションではなく、秋田と同じ3-4-2-1でミラーゲームにしようという狙い。一方、秋田は前日の雨でピッチのところどころに水溜りができていることから慎重に試合を進めていく。序盤は、中盤で激しくプレスをかけてボールを奪いにかかる福島が先に主導権を握る。前半9分にはミドルシュートを放たれるもこれはGK小澤章人がナイスセーブ。ところが前半13分に福島側にアクシデント発生。雨でぬかるんだピッチに足をとられてヒザを痛めたFW田村翔太が立ち上がることができず、担架で運ばれてそのまま交代。ゴール数チームトップのストライカーの負傷離脱によって試合の流れが変わる。

すると前半22分、ゴールから約40メートル離れた位置でのフリーキック。キッカーの前山恭平がゴール前へ高いボールを入れると抜け出した田中智大が頭で合わせようと落下点へ。同様に相手GKもキャッチしようとジャンプするが落下点に入っていた田中の頭にボールが先に当たってヘディングシュート。これを相手DFが頭でクリアするも、ボールはラインを超えておりゴールの判定。今シーズン得意としているフリーキックからのゴールで秋田に待望の先制点が生まれました! 田中は4試合連続となる5ゴール目。

見事に先制した秋田に対し、前半風上に立ったことからなんとしても追いつきたい福島はすかさず反撃へ。しかし、秋田守備陣はシュートコースを切るなど要所をきっちり抑えて得点を許さず。前半リードで後半へ折り返します。後半風上に立った秋田は右サイドの古田寛幸がクロスを入れてチャンスを演出するもゴールには結びつかず。反撃に出る福島と一進一退の攻防に。

すると後半35分、右サイドから山田尚幸がクロスを入れると、ペナルティエリア内でボールを受けた青島拓馬が相手2人に挟まれながらも粘ってキープ。そのこぼれ球をすかさず拾った前山は、ゴールから離れていく形で空いたスペースへドリブルしてボールを運ぶと、振り向きざまにゴール前へクロス。このボールがブロックしようと飛び込んだ相手DFの手に当たってハンドの判定となり秋田がPKを獲得する。蹴るのは先制点を決めている田中。この大事な場面で田中は相手GKが飛んだ逆方向にきっちり決めて追加点。2ゴールの田中は今季6ゴール目で得点ランキングトップに。このあとも最後まで無失点で守り切った秋田が2−0で勝利。秋田はチーム記録更新となる6連勝達成。この結果、6勝1分で勝ち点19の秋田は、2位栃木SCに3差をつけて首位キープです!

快進撃が止まらない秋田の次節ホームゲームは、5月21日(日)あきぎんスタジアムにてAC長野パルセイロとの対戦(13時キックオフ)となります。長野からいまだ勝ち星をあげることができていない秋田(2011年の対戦から3分11敗)にとっては真価が問われる一戦となることでしょう。リーグNO.1の得点力を持つ秋田が堅守・長野をどう攻略するのか、杉山弘一監督の采配にも注目です。それでは、あきぎんスタジアムでお会いしましょう!