7月31日ホーム 藤枝MYFC戦を終えて

2016シーズン明治安田生命J3リーグ第19節、ブラウブリッツ秋田は藤枝MYFCと対戦し、結果は1対0で勝利しました。

前節・栃木SC戦では首位相手に最後まで互角の闘いを演じた秋田。後半ロスタイム直前の失点で敗れはしたものの、最近5試合では無失点が1試合、1失点が4試合と守備は安定。一方、上位陣の大分、長野、栃木に敗れた試合はいずれも0−1のロースコアであり、攻撃陣の奮起に期待がかかるところだ。

対戦相手の藤枝は、この時点で秋田よりも順位がひとつ上の7位。昨季まで秋田に在籍していた三好洋央、峯勇斗、三宅貴憲の3選手が今季から加入して主力選手として活躍している。前節ではFC琉球を4−2で下すなどJ3リーグ屈指の攻撃力を誇る藤枝だが、アウェイ戦績は1勝2分6敗と苦手としており、ホームに強い秋田としては常に優位な展開で試合を進められるかがこの試合のカギとなる。

チーム初となる、秋田魁新報社とアサヒビールの2社の冠スポンサーが付いたこの日のゲームには、2002人の観衆が応援に駆けつけてくださいました。また、われわれBLUE+AKITAが応援活動を行っているゴール裏にも約150名の秋田サポーターが集まってくれました。いつもありがとうございます!

気温30℃という猛暑のなかで16時キックオフで始まった一戦は、中盤でボールを奪うと素早くカウンター攻撃で相手陣内へと攻め込む秋田、細かいパスを繋ぎながら相手の守備を崩しにかかる藤枝、両者の激しい攻防が序盤から繰り広げられる。これまでのフォーメーションから前線を2トップに変え、さらに今季初先発となる伊東輝悦、青島拓馬の2選手を起用した間瀬秀一監督。しかし前半は、高い位置でプレスをかけてくる藤枝に対し、思うように前線へのパスが収まらない秋田が攻撃のリズムを掴めないまま徐々に劣勢となる。それでも守護神・松本拓也を中心とした秋田の守備陣が集中して守り、無失点に抑えたまま0−0で前半を終えました。

戦前の予想に反して拮抗したゲームとなった前半。後半どちらが先にゲームを動かすか注目されるところだが、先に動いたのは秋田だ。疲れからか足が止まり始めた藤枝に対し、積極的に攻撃を仕掛ける秋田は立て続けにチャンスを得るも、いずれもシュートは枠内を捉えることができず。すると間瀬監督は、後半15分にはJ3リーグ最年長出場記録(41歳11カ月)を更新した伊藤に替えて日髙慶太を投入。さらに後半19分には浦島貴大に替えて田中智大を入れ、前線を2トップからこれまでの3トップに戻して攻撃のギアをさらに上げていく。

すると後半26分、秋田は左サイドに展開すると、パスを受けた比嘉諒人が相手DFとの1vs1をドリブルでかわして中央へクロス。これをフリーで受けた呉大陸が頭で合わせると、枠内をとらえたシュートは藤枝のGK三宅にブロックされるも、その弾いたボールが相手DFに当たってそのままゴール。後半から攻勢に出た秋田に待望の先制点が生まれます!

先制した秋田はさらに追加点を狙うも、ここから藤枝が猛反撃。すると秋田は、足を痛めた山田尚幸に替えてモンテディ山形からのレンタル移籍で加入したばかりの韓浩康(ハン・ホガン)を投入。幾度も藤枝に決定機を与えながらも松本のファインセーブや秋田DF陣が身体を張ってゴールを守り続けると、藤枝の左サイドからのクロスを松本がキャッチしたところで試合終了のホイッスル。呉があげた虎の子の1点を粘り強い守備で最後まで守り切った秋田が、1−0で勝利を飾りました!

この結果、7勝7分5敗で勝ち点28の秋田は、順位を2つ上げて6位に浮上。次節は8月7日(日)、秋田とは勝ち点2差で5位につけるカターレ富山と敵地・富山県総合運動公園陸上競技場で対戦(17時キックオフ)です。5月のホームでは1−0で富山から勝利をあげている秋田。再び上位進出を目論む秋田としては、順位がひとつ上となる富山とのゲームは重要な一戦となりそうです。

現地・富山に来られる方は道中お気をつけておこしください。また、現地に来られない方も、それぞれの場所からブラウブリッツ秋田の勝利を願い、その想いを届けてください。

すべては秋田のために!
共に闘っていきましょう!!

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