2017シーズン明治安田生命J3リーグ第4節、ブラウブリッツ秋田はホームのあきぎんスタジアムでガイナーレ鳥取と対戦し、3対1で勝利しました。
前節のホーム開幕戦ではグルージャ盛岡との東北ダービーを制した秋田。前半ロスタイムにセットプレーから有薗真吾が先制弾を叩き込むと、この虎の子の1点を最後まで守り切った秋田が今季初の無失点ゲームで盛岡の攻撃陣をシャットアウト。さらに今季初の連勝でいい流れで今節に臨む。対する鳥取は、3戦を終えて秋田と同じく2勝1分で開幕スタートに成功。元日本代表の森岡隆三氏を新たなる指揮官として迎え、昨季15位からの巻き返しを図ろうとしている。
直前までの雨の予報だった天気も回復し、1518人の観衆を集めたこの日のゲーム。前半風上に立った秋田は、前線の選手が高い位置でプレスをかけて積極的な攻撃を見せると、前半2分にパスカットでボールを奪った前山恭平から久富賢にパスが繋がりシュートを放つもこれは枠外。しかしながら秋田が序盤から有利に試合を進めていく展開に。
すると前半18分、相手のクリアボールを奪うと、そこから前山がダイレクトでペナルティエリア内へループパス。これを相手DFとの競り合いから田中智大が体勢を崩しながらも中へパスを送ると、ゴール前へ走り込んだ久富が左足で合わせてゴールネットを揺らし、秋田が先制! 今季3ゴール目となる久富の先制弾で秋田の攻撃にさらなる勢いをもたらします。
優位な状況のうちに追加点を奪いたい秋田は前半24分、相手のファールで得たFKのチャンスに、キッカーの前山がゴール前へボールを入れると、前節の盛岡戦と同じく相手DFとの駆け引きから抜け出してフリーになった有薗がボレーシュート。これが相手ゴールに突き刺さって秋田に待望の追加点。有薗の見事な2試合連続ゴールで秋田はリードを2点とします。
一方、守備では相手のカウンター攻撃に対してGK小澤章人を中心に秋田の守備陣が冷静に対応。前半は相手のシュートをわずか2本に抑えて2−0のまま後半へ。後半は風下になった秋田ですが、前半と同じく高い位置でプレスをかけて積極的にボールを奪いにいきます。すると後半5分、パスカットでボールを奪った有薗が前線の前山にパス、さらに右サイドを駆け上がった古田寛幸へ。パスを受けた古田は左足でクロスを入れると、これをファーサイドにいた田中がヘディングシュート。シュートは相手GKに弾かれるもボールはゴールラインを超えており、主審はゴールの判定。田中の今季初ゴールで秋田が3点目を奪います。
その後、試合終了間際の後半43分にゴール前での混戦から失点したものの、最後までリードを守り切った秋田が3−1で勝利。連勝を3に伸ばし、鳥取との無敗対決を制しました! この結果、3勝1分の勝ち点10とした秋田は3位に浮上。好調をキープして、いよいよ次のゲームは天皇杯本戦となります。4月22日(土)あきぎんスタジアムにて行われれる1回戦の相手は、東京都代表の国士舘大学です(13時キックオフ)。大学サッカーの強豪校を相手に秋田がどんな闘いを見せるのか注目です!
なお当日は、隣接会場で他競技の大会など八橋地区において催事が集中しております。駐車場など周辺道路は大変混雑が予想されますのでお気をつけておこしください。それでは、あきぎんスタジアムでお会いしましょう!