痛恨の敗戦…… 11月26日アウェイ 藤枝MYFC戦を終えて

2017シーズン明治安田生命J3リーグ第33節、ブラウブリッツ秋田は敵地で藤枝MYFCと対戦し、3対0で敗戦。前節首位へ返り咲いた秋田でしたが勝ち点を伸ばすことができず順位を3位に後退。しかし、優勝を争う栃木SC、アスルクラロ沼津がそれぞれ引き分けたため3チームが勝ち点1差のまま今季最終戦を迎えることとなりました。

雪が舞うなかで行われた前節のホーム最終戦では、前半で2点のリードを奪った秋田が後半に追い上げを見せた福島ユナイテッドFCの反撃を振り切って2対1で勝利。第22節以来となる首位返り咲きで迎えた今節は秋田が藤枝のホームスタジアム、藤枝総合運動公園サッカー場に乗り込んでの一戦となりました。そして会場には秋田をはじめ全国各地から約70名近くのサポーターが応援に駆けつけてくださいました。この場を借りて心より御礼を申し上げます。

これまで秋田攻撃陣を支え、全試合出場を果たしてきた前山恭平がメンバー外となるまさかの事態にサポーターも困惑するなか試合は13時キックオフ。先制点を奪いたい秋田は風下から攻めるもなかなかシュートまでつなげることができず前半に放ったシュートはわずか3本のみ。それでも、リーグ3位の得点数で厚みのある攻撃をしかけてくる藤枝に対して守備陣が落ち着いたプレーでわずかシュート1本に押さえ込み、前半はスコアレスのまま後半へ。

エンドが変わった後半、秋田は同12分に山田尚幸がミドルシュートを放つも相手GKの好セーブによってゴールならず。惜しいチャンスが続くなか、後半26分、相手の右サイドからのクロスを頭で合わせられたシュートがポストに当たり、その跳ね返ったボールを押し込まれて失点。さらに2分後の同28分に再び右サイドからのクロスを合わせられ、相手選手の手に当たって入ったシュートがゴールと判定される不運も重なり、2点のビハインドとなる。

あとがない秋田は、日髙慶太に代えて遊馬将也をピッチに投入も後半39分にボール処理のミスから相手にゴールを奪われて3失点目。その後、選手を入れ替えて反撃に出た秋田でしたが最後まで1点が遠く。ホームゲームで強さを見せる藤枝の勢いに抑え込まれて完敗(0対3)を喫してしまいました。

この結果、17勝7分7敗の勝ち点58の秋田は3位に後退。勝ち点差1で栃木が再び首位となり、秋田と同勝ち点ながら得失点差により沼津が2位に浮上しました。3チームが勝ち点1差となる大混戦のなか、いよいよ迎える今季最終戦は12月3日(日)敵地・とりぎんバードスタジアムでガイナーレ鳥取との対戦(13時キックオフ)となります。

秋田が優勝するためには鳥取戦で勝利(勝ち点61)し、直接対決となる沼津vs栃木が引き分け(沼津が勝ち点59、栃木が勝ち点60)とならなければいけません。他力本願とはなりますが、まずは絶対条件となる鳥取戦での勝利に向かって、選手たちを全力応援で後押ししていきましょう!

現地に来られる方は道中お気をつけておこしください。また、現地に来られない方も、それぞれの場所からブラウブリッツ秋田の勝利を願い、その想いを届けてください。

すべては秋田のために!
共に闘っていきましょう!!

 

【追記】
大学を卒業して2010年に当時JFL所属のブラウブリッツ秋田に入団し、2015シーズンまでの6シーズンを秋田でプレーした藤枝の三好洋央選手が今季限りでの引退を発表しました。

プロ2年目から頭角をあらわした三好選手は、JFL時代は攻撃の要として降格のピンチを救う活躍を見せ、またJ3元年となる2014シーズンにはチーム得点王となる12ゴールを記録。2016シーズンに藤枝へ移籍し、古巣・秋田との対戦ではきっちりと恩返しゴールも(笑)。
苦しい時代を支えた戦士のひとりとして、またサッカーへ真摯に取り組む姿に三好選手は多くのサポーターから愛されていました。

藤枝戦の試合後には三好選手本人が秋田側の応援席を訪れて挨拶に。サポーターからは三好選手の秋田時代の横断幕に集められた寄せ書きメッセージが贈られました。

三好選手の第二の人生の活躍を心より応援します!
ミヨ、ありがとう!!

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