2018シーズン明治安田生命J3リーグ第10節、ブラウブリッツ秋田は敵地で7位・FC琉球と対戦し、0-0のスコアレスドロー。順位は4位からひとつ下げて5位となりました。
8日で3試合と連戦が続く今年のゴールデンウィーク。その3戦目が秋田から最も距離が離れている沖縄でのアウェイゲームとなりました。秋田をはじめ全国各地から約20名のサポーターが応援に駆けつけた一戦。ナイトゲームながら会場の沖縄県総合運動公園陸上競技場のキックオフ時の気温は25℃、湿度71パーセントと連戦が続く秋田にとってはやや厳しいコンディションのなか、19時にキックオフ。
試合前にはピッチ上に水が多く撒かれ、相手ゴール陣内はややスリッピーな状態でさらにピッチ上はかなり蒸し暑くなっており、試合全体を考えると前半から飛ばすというのはなかなか難しく、両チーム共に相手の持ち味となっている攻撃を警戒した慎重な試合運びで前半が進みます。エンドが変わって風下となった秋田は空いたスペース、あるいは相手の裏を狙ってパスを供給するも球足が速くなったピッチに手を焼いて前線でボールが収まらず。一方、細かいパスを繋いで相手陣内に攻め込むのを得意とする琉球も秋田の鋭いカウンター攻撃を警戒してか、中盤までボールを運ぶものの高い位置でプレスをかける秋田のディフェンスに前線までパスをつなげることができません。
前半はお互いに決定機をなかなか作ることができずスコアレスのまま後半へ。後半2分、秋田がゴール前での混戦からこぼれ球をつなぎ最後は韓浩康がミドルシュートを放つもわずかに外れてゴールならず。一方、琉球は後半の頭から入った長身のカルボンにボールを集めてチャンスを伺う。
両者一歩も譲らない展開のまま迎えた後半33分、秋田は左サイドから中央を経由して反対サイドへパスを繋ぐと、右サイドを駆け上がった青島がドリブルでペナルティエリア内へ侵入し、素早くグランダーのクロスを入れるも相手GKのブロックに阻まれる。その直後には逆に相手に攻め込まれてシュートを打たれるもGK清水慶記の好セーブで得点を許しません。
後半のアディショナルタイムは3分。秋田は試合終了間際にこの日一番の決定機を迎えるも、こぼれ球をダイレクトで打ち返した山田樹のミドルシュートはゴールポストに直撃してゴールならず。最後まで激しい攻防となった一戦はスコアレスのまま試合終了となりました。
今季初の引き分け、アウェイで勝ち点1を獲得した秋田は、5勝1分4敗の勝ち点16で順位は前節からひとつ下げて5位に。しかし首位・沼津とは勝ち点3差まで迫っており、次節以降の闘いからも目が離せない展開が続きます。その次節は5月20日(日)、ホーム・あきぎんスタジアムに13位・AC長野パルセイロを迎えての一戦となります。第10節を終えて1勝6分2敗と勝ち点をなかなか伸ばせず苦戦している長野ですが、今季から加入したFW津田知宏はJ1・J2の舞台でも経験豊富で、現在4試合連続得点中と長野攻撃陣のなかでひとり気を吐いており、秋田としては要警戒です。秋田としては、ホームでの対長野戦はまだ未勝利なだけに、宿敵を撃破して集まったサポーターに勝利を届けたいところ。注目の一戦は13時キックオフです!