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古田のミドル弾炸裂! 6月18日アウェイ アスルクラロ沼津戦を終えて

2017シーズン明治安田生命J3リーグ第13節、ブラウブリッツ秋田は敵地でアスルクラロ沼津と対戦し、1対0で勝利。開幕から12戦負けなしとなった秋田は、2位・カターレ富山に勝ち点5差をつけて首位をキープしました。

前節・カターレ富山戦では、1点リードされているなか後半ロスタイム時に遊馬将也の劇的ゴールで追いつき、開幕からの無敗をキープした秋田。福島、長野、栃木、富山と上位対決が続くなか今節は秋田と勝ち点4差で2位につける沼津とのまたも首位攻防戦となりました。今季からJ3リーグに参入した沼津はリーグトップの攻撃力(総得点28)を武器に好調をキープ。またチームには元日本代表の中山雅史をはじめ、昨季秋田に在籍していた伊東輝悦が所属している。

会場となった愛鷹広域公園多目的競技場には日本各地から約40名の秋田サポーターが集結。また沼津市出身のGK松本拓也選手のご家族、ご親戚、さらには松本選手が所属していたクラブチームの子どもたちも応援に駆けつけてくださいました。ありがとうございます!

強い海風が吹きつけ、小雨が降るなか15時キックオフ。エンドを変えて前半風上を選択した秋田は前節と同じ先発メンバーで試合に臨みます。そしてこの試合でキャプテン山田尚幸選手がJ3通算100試合出場を達成しました。沼津のキックオフで開始となったゲームは、開始早々から沼津がミドルシュートを放つなど向かい風で不利とな思えない攻撃を見せます。これに対し、秋田は前半6分、中央にいた田中智大から右サイドへ展開されると、パスを受けた古田寛幸がドリブルから中央へ切り込んでいってペナルティエリアの手前からシュート。左足から勢い良く放たれたボールは追い風に乗ってゴール左に突き刺さって先制。見事なミドルシュートを決めた古田の今季初ゴールで秋田が序盤でリードします。

先制した秋田ですが、ホームで先に点を奪われた沼津から反撃を受けます。前半9分にはペナルティエリア内からシュートを打たれるとGK小澤章人が手で弾いたボールがポストに直撃し、なんとか命拾い。さらに同14分にはこぼれ球からシュートを打たれるもこれはGK小澤の正面。連続でピンチを迎えますがリーグ最少失点の秋田守備陣による堅守が相手のゴールを許しません。すると前半21分、セットプレーからキッカー山田樹の蹴ったボールがゴール前へ送り込まれると、抜け出した有薗真吾が足で合わせますがこれは惜しくもクロスバーの上。このまま前半終了かと思われた前半ロスタイム時、プレスで相手からボールを奪った深井脩平がドリブルで攻め上がると、ボールを奪われた沼津の染矢一樹が背後からスライディング。このプレーが危険とみなされて主審からイエローカードが提示されると、この日2枚目のイエローとなった染矢は退場となって沼津は10人に。逆に秋田にとってはリードのまま数的優位な状況となります。

後半は風下となった秋田はチャンス時以外は無理をせずに守備を固めて沼津の反撃を跳ね返します。またカウンター攻撃を狙う相手に対しては後ろでボールを回して的を絞らせず。相手ボールとなっても中盤で素早くプレスをかけて逆にボールを奪ったり、有薗の見事なライン統率によってパスコースを切るなどして沼津の攻撃を封じ込めます。そして試合は終了。持ち前の堅守を発揮した秋田が虎の子1点を守り切って1対0で勝利。昨季はわずか3勝だったアウェイで今季早くも5勝目を飾りました。

この結果、9勝3分の勝ち点30とした秋田は、2位・富山に勝ち点差5で首位キープ。昨季第28節・SC相模原戦から続く負けなし記録を15に伸ばしました。さて次節はホーム・あきぎんスタジアムにて9位・SC相模原を迎えての対戦(14時キックオフ)となります。今季4勝のうち北九州、栃木の強豪チームから勝利をあげている相模原。一方、秋田としては2013年の初対戦以降ホームでは負けてない(4勝1分)だけにきっちり勝って魔の6月を乗り越えたいところです。当日は地元テレビ局による生中継もありますが、ぜひスタジアムで一緒にブラウブリッツ秋田を応援しましょう!

それではあきぎんスタジアムでお会いしましょう。We are AKITA!!