2018シーズン明治安田生命J3リーグ第8節、ブラウブリッツ秋田は敵地で16位・カターレ富山と対戦し、4-1で勝利。今季初の連勝を飾り、順位も9位から7位に浮上しました。
ゴールデンウィークに突入し、8日間で3試合と連戦が続くことになる秋田。GW初戦はアウェイで富山との対戦です。富山アウェイは2015年の初対決で敗れて以降、3戦していずれも秋田が勝利。そして去年10月の対戦では、秋田がゴールラッシュで4-0と完勝している。とはいえ、相手も同じJ2昇格を目指すチームだけに油断はできない。
GWということでこの日は秋田、全国各地から多くの秋田サポーターが応援に駆けつけました。その数、約200名。ホームさながらの応援で選手を後押しします。
スタメンは前節と変わらず。遊馬将也が開幕戦以来となるベンチ入り。前半はエンドを変えた秋田が風上に立つと、前半15分、秋田のフリーキックから相手選手のクリアボールが前に飛ばず頭上高く舞い上がると競り合いからのこぼれ球にいち早く反応した田中智大が相手キーパーをかわしてシュート。これが決まって幸先よく秋田が先制! 昨年の富山戦でも先制ゴールを決めた田中がチームに勢いをもたらすと、ここから秋田の怒涛の攻撃が始まります。
前半23分、GK清水慶記のゴールキックから田中、久富賢、前山恭平へとつながり、前山がふわりと浮かせたループパスを前方へ。このパスに反応した久富が絶妙なトラップで相手DFをかわしてシュート。これがゴール右に決まって追加点! 久富は3試合連続ゴールで今季3ゴール目。HMTの鮮やかな連携が炸裂し、第5節・Y.S.C.C.横浜戦以来となる複数得点となりました。
そして秋田の攻撃はさらに止まりません。前半35分、またもGK清水のゴールキックからチャンスが生まれると、ゴール前での混戦からこぼれ球を拾った田中のシュートが決まって3点目。さらに同42分、コーナーキックからニアにいた尾本敬がヘディングで後ろへそらすと、ファーにいた田中がすかさず頭で押し込んで4点目。このゴールで田中は自身初のハットトリック達成。さらに秋田にとってもJ3参入以降で初めてハットトリックを記録したことになりました。
前半早くも4点リードとなったところで相手サポーターが応援をボイコットするという事態に。後半はセットプレーからのオウンゴールで相手に1点を献上した秋田だが、富山の反撃をこの1点だけに抑えて4-1で試合終了。秋田は今季初の連勝で4勝4敗と星勘定を五分に戻し、順位は9位から7位へ。J2昇格圏内となる2位に勝ち点2差とした。
さて次節は5月3日(祝・木)、ホーム・あきぎんスタジアムに15位・ギラヴァンツ北九州を迎えての一戦(13時キックオフ)となります。去年秋田に在籍し、ディエンスリーダーとして優勝に貢献した有薗真吾が今季、北九州に移籍。さらにダヴィ、へフォ の助っ人外国人FWをシーズン途中で加入させるなどタレントが揃っており手強い相手となりそうです。しかしながら秋田は球際の強さ、粘り強くボールを追いかけてチャンスメイクするという本来の持ち味が発揮されてきているだけにホームで連勝を伸ばしたいところだ。そして昨年のvs北九州で2試合ともゴールを決めている久富が4試合連続ゴールとなるか、こちらも注目です!