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雨の横浜で惜敗…… 9月17日アウェイ Y.S.C.C.横浜戦を終えて

2017シーズン明治安田生命J3リーグ第23節、ブラウブリッツ秋田は敵地でY.S.C.C.横浜と対戦し、1対2で敗戦。2位・アスルクラロ沼津が勝ったため勝ち点1差で2位に後退しました。

前節・グルージャ盛岡との北東北ダービーでは、3得点と秋田の攻撃陣が爆発して勝利。リーグ再開後3戦負けなしと好調をキープしている秋田は、前節に続いて今節もアウェイゲームとなり敵地・ニッパツ三ツ沢競技場に乗り込んでY.S.C.C.横浜との一戦となった。この日は台風18号が本州に上陸し、試合開催も危ぶまれたが関東地方はそれほど雨は強くなく試合は決行。悪天候にも関わらず秋田側の応援エリアには約200名のサポーターが集まった。

前回7月の対戦では両チーム計7本のゴールが生まれる点の取り合いから4対3で秋田が勝利。しかしながら前節で最下位を脱出して勢いに乗るYS横浜の攻撃は要警戒だ。その予想通り、今季ホームゲーム初勝利&J参戦後初の連勝を首位・秋田からあげようと気迫あるプレーで試合序盤から積極的に攻めるYS横浜。しかし最初にチャンスが訪れたのは秋田。前半4分、相手のパスミスを田中智大が奪うと、すかさず右サイドでフリーの久富賢にパス。久富はドリブルで一気にペナルティエリア内へと侵入して右足を振り抜くも、相手GKが足に当ててブロックしてゴールならず。

いきなりのチャンスを逃した秋田はピンチを凌いだYS横浜の反撃を受けて徐々に押し込まれる展開が続くと、前半39分にコーナーキックからヘディングシュートを決められ失点。先制を許してしまう。このあとも攻め込まれる場面が続くも追加点は許さず。0対1のまま前半終了。

そして迎えた後半。追いつきたい秋田は後半6分、相手陣内でのスローインから日高がゴール前めがけてクロス。これを田中が頭で合わせるも相手GK正面。弾いたボールを詰めていた前山恭平が押し込もうとするも相手GKが先にキャッチしてゴールならず。絶好の場面を迎えながらこの日は1点が遠い秋田。それでも後半16分、センターサークル付近で田中が右サイドでフリーとなっていた古田寛幸にパス。古田はドリブル突破からクロスを入れると、この間にゴール前まで駆け上がった田中が頭で合わせてゴールネットを揺らし、今季11ゴール目となる田中の同点ゴールで秋田が追いつく。

この勢いで一気に逆転したい秋田。直後の後半21分、古田からパスを受けた下田がやや離れた距離からミドルシュートを放って枠内を捉えるも相手GKに弾かれる。すると後半23分に指揮官・杉山弘一監督は久富に代えて遊馬将也をピッチへ。この直後にFKで得たセットプレーからニアにいた下田が合わせるもこのシュートはポスト直撃。チャンスが続くもなかなかゴールが奪えない。そんななか後半33分、YS横浜が中央で縦パスを前線に通すと、ポストプレーからDFの裏を取られ、GK松本拓也も前に出てブロックしようとするも決められ失点。追加点を奪われてしまう。

またもリードを許す展開となった秋田は、後半34分に下田に代わって乾達朗、さらにロスタイム突入直前には山田樹に代えて青島拓馬がピッチへと送り込まれるもYS横浜のゴールを割ることができず1対2のまま試合終了。一度は同点に追いついたものの常にリードを与える苦しい展開となった秋田が今季3敗目を喫してしまった。

この結果、13勝5分3敗で勝ち点44の秋田はこの日のゲームで2位・アスルクラロ沼津が勝利しているため第6節から守り続けていた首位の座を明け渡し、2位に後退。しかし秋田は上位4チームのなかで唯一消化試合が1試合少なく、首位との勝ち点差は1のため逆転は十分可能。ただし沼津、栃木との直接対決はすでに終えているため、首位に食らいつきながら逆転のチャンスを伺いたいところです! そのために重要となってくる次節ホームゲームは、9月24日(日)ホーム・あきぎんスタジアムにFC琉球を迎えての一戦となります。キックオフは13時です。

試合当日は開場前に少年サッカーの開会式が行われます。その他にも周辺施設で試合が行われるため駐車場が大変混雑することが予想されます。車で来られる方は安全運転で、時間に余裕を持ってスタジアムにおこしください。

それではあきぎんスタジアムでお会いしましょう。We are AKITA!!

北東北ダービー制す! 9月10日アウェイ グルージャ盛岡戦を終えて

2017シーズン明治安田生命J3リーグ第22節、ブラウブリッツ秋田は敵地でグルージャ盛岡と対戦し、3対1で勝利。2位・アスルクラロ沼津と勝ち点2差は変わらず秋田が首位をキープしました。

前節では優勝を争うライバル・栃木SC戦との大一番で試合終了間際に田中智大がゴールを決めて同点に追いつき、土壇場で勝ち点1を獲得、首位を守った秋田。そして迎えた今節は盛岡との北東北ダービーだ。4月の対戦では有薗真吾の移籍後初ゴールで秋田が勝利。相手の盛岡は現在6連敗中と調子を落としているものの秋田との対戦では接戦が多いだけに油断はできない。

会場のいわぎんスタジアムには秋田からも多くのサポーターが集結。メインスタンド、ゴール裏あわせて約300名の大応援団となり、ホームさながらの雰囲気がスタジアムを包んだ。この日は開幕からスタメンで出場し、秋田の攻守を支えていたキャプテン山田尚幸が体調不良により欠場。その穴を埋めるべく山田(尚)とボランチでコンビを組んでいた藤山智史が3試合ぶりに先発出場をはたした。

気温26度とこの時期にしてはやや暑いなか13時キックオフ。その直後いきなり秋田にチャンスが! 山田樹のクロスが相手選手に当って跳ね返ったボールを拾った藤山が左サイド後方からロングボールを入れると、ファーサイドにいた古田寛幸がダイレクトで合わせてボレーシュート。このシュートが左に逸れそうになったところを詰めていた山田(樹)が必死に左足を伸ばして合わせるもポスト直撃。惜しくもゴールとならなかったが序盤から秋田が攻勢に出る。すると前半16分、GK松本拓也が蹴ったゴールキックを相手DFがヘディングでクリア、そのボールをさらに前山恭平がヘディングで跳ね返してボールは右サイドでフリーとなっている久富賢へ。ここから久富はドリブルで一気にペナルティエリア内へ侵入し、中に切り替えしてから中央にいた田中へパス。このパスを田中がダイレクトで再び久富に戻すと、田中とのワンツーパスから抜け出した久富がシュート。これがゴール左に決まって秋田が先制! 8月のガンバ大阪U-23戦以来、今季7ゴール目となる久富の先制弾が炸裂し、秋田サポーターも大盛り上がり。

ここから一気に追加点を狙いたい秋田。ところがホームで連敗を止めたい盛岡がシンプルに裏へめがけてロングボールを入れる作戦に出ると前半31分、裏を狙った相手のロングパスを有薗がヘディングでクリアも、このボールを盛岡の垣根拓也に拾ってすかさずミドルシュート。これが決まって秋田が同点に追いつかれてしまう。前半のうちに追いつきたかった盛岡としてはここから一気に攻め込みたいところ。逆に、追いつかれてしまった秋田としては盛岡が攻勢に出る前に再び突き放したいところだ。

すると前半35分、左サイドにいた前山がGK松本にボールを戻すと、松本から下田光平へとつながり、下田が右サイドにいた久富に縦パス。このパスを受けた久富がドリブルで駆け上がるも相手選手にコースを塞がれたため、後方にいた前山にいったんボールを戻す。すると前山がゴール前へクロスを入れると見せて再び久富にスルーパス。このパスを受けて抜け出した久富がクロスを入れると、ゴール前へ走り込んだ山田(樹)が頭で合わせゴール。6月の栃木戦以来、今季3ゴール目となる山田(樹)の勝ち越し弾で再び秋田がリードを奪う。この直後に自陣でのミスから相手にボールを奪われてシュートを放たれるもポスト直撃でピンチ脱出。そして2対1のまま前半終了。

 

迎えた後半、風上となる秋田はさらに追加点を奪って勝負を決めたい。後半も序盤は秋田が相手陣内へと攻め込む機会が多いもののシュートまでは持ち込めず。すると後半10分、相手のロングパスが前に出ていたGK松本拓也の手前で大きくバウンドして頭上を超えると抜け出した盛岡の岩渕良太が無人のゴールめがけてシュート。しかし角度がやや厳しかったこともあり、このシュートはクロスバー直撃。秋田としては命拾いとなる。ここから一進一退の攻防に。

この試合展開で先に動いたのは秋田陣営。杉山弘一監督は後半23分に勝ち越しゴールを決めた山田(樹)に代えて青島拓馬、さらにその3分後には先制ゴールを決めた久富に代えて遊馬将也とフレッシュな選手を次々とピッチへ送り込む。ここから秋田が攻勢へ。すると後半29分にコーナーキックのチャンス。キッカーは前山。前山が蹴ったボールはファーサイドへ。これをフリーで有薗が頭で合わせると、ふわりと放物線を描いたボールがゴール右のサイドネットを揺らして追加点。山田(尚)に代わってキャプテンマークをつけたチーム最年長の有薗がゴールを決め、秋田がリードを2点に広げる。ここで勝負あり。リードを守り切った秋田が3対1で北東北ダービーを制した。

この結果、13勝5分2敗で勝ち点44とした秋田は、2位・アスルクラロ沼津との勝ち点差は2のまま変わらずも首位キープ。次節は再びアウェイゲーム、9月17日(日)敵地・ニッパツ三ツ沢球技場で15位・Y.S.C.C.横浜との対戦です(13時キックオフ)。前回7月の対戦では両チーム計7本のゴールが生まれる点の取り合いから4対3で秋田が勝利。しかしながら前節で最下位を脱出して勢いに乗るYS横浜の攻撃は要警戒です!

台風18号の影響で悪天候、交通機関の乱れが予想されます。現地に来られる方は道中お気をつけておこしください。また、現地に来られない方も、それぞれの場所からブラウブリッツ秋田の勝利を願い、その想いを届けてください。

すべては秋田のために!
共に闘っていきましょう!!

今季初の連敗…… 7月23日ホーム アスルクラロ沼津戦を終えて

2017シーズン明治安田生命J3リーグ第18節、ブラウブリッツ秋田はホームのあきぎんスタジアムでアスルクラロ沼津と対戦し、0対2で敗戦。今季初の連敗となりましたが、2位・カターレ富山に勝ち点2差をつけて首位をキープしました。

前節・ガンバ大阪U-23戦では、序盤からチャンスを得るも相手キーパーの好セーブによってゴールを阻まれ得点ならず。逆にワンチャンスをしっかり決めてきた相手に前半で2点差をつけられリードされると、逆転を狙った後半は1点を返すのみで抑えられて今季初黒星。前半戦の首位ターンは確定していたものの、ここ数戦は3試合で6失点と失点も多く、不安を残す結果となってしまった。

そんななかリーグはいよいよ後半戦に突入。初戦の相手はリーグNO.1の攻撃力を誇る3位・アスルクラロ沼津との対戦だ。6月に行われたアウェイでの一戦は、古田寛幸のミドルシュートで得た先制点を最後まで守りきった秋田が勝利。首位固めのためにも上位との対決は負けられない!

15時キックオフとなったゲームは開始直後から秋田が仕掛ける。最初に得たCKのチャンスではキッカー前山恭平が蹴ったボールは巻き込みながら直接ゴールマウスへと向かうもわずかに枠外。その直後にはペナルティエリア手前でパスを受けた田中智大がシュートを放つもこれもわずかに左へ逸れてゴールならず。対する沼津は中盤での競り合いからボールを奪うとすかさずサイドへ展開して得意のカウンター攻撃を狙うも、これは秋田守備陣がシュートコースを切るなど冷静に対応して得点を与えない。
そしてスコアレスのまま前半が終了。上位対決らしい好ゲームが展開される。

迎えた後半、先制点を奪いたい秋田の指揮官・杉山弘一監督は、後半10分に古田に代えて山田樹、さらには同15分には今季初先発で奮闘した下田光平に代えて深井脩平をピッチへと送り込む。ところが後半25分、攻め込んでいた相手陣内でボールを奪われると一気にカウンター攻撃を受け、後半に途中交代で入った沼津の小牧成亘にゴールを奪われてしまう。さらにその5分後、自陣でのスローイングの場面でトラップミスからボールを奪われると沼津が再びカウンター攻撃。ボールを奪った小牧がドリブルで独走するとそのまま秋田のDF陣をかわしてゴールを叩き込んで2ゴール目。立て続けにミスから追加点を許してしまった秋田は苦しい展開となる。

まずは追いつきたい秋田は反撃を試みるも相手GKの好セーブに阻まれ得点ならず。なかなかフィニッシュまでボールを運べない秋田はそのまま無得点に抑え込まれて0対2のまま試合終了。複数失点が続くここ数戦の悪い流れを変えることができなかった秋田は上位対決で痛い敗戦を喫し、今季初の連敗となってしまいました。

この結果、11勝4分2敗(勝ち点37)で勝ち点を伸ばすことができなかった秋田は、2位・カターレ富山に2差まで詰められるも首位はキープ。次節は、約1カ月の中断期間を経て8月27日(日)ホーム・あきぎんスタジアムで14位・ガンバ大阪U-23を迎えての一戦となります。アウェイでの敗戦のリベンジのためにわれわれも全力応援で! 注目のゲームは15時半キックオフです!!

それではあきぎんスタジアムでお会いしましょう。We are AKITA!!