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10月22日アウェイ セレッソ大阪U-23戦を終えて

2016シーズン明治安田生命J3リーグ第26節、ブラウブリッツ秋田は敵地でセレッソ大阪U-23と対戦し、結果は2対1で勝利しました。

前節の鹿児島ユナイテッドFC戦に敗れ、上位進出のためにはアウェイといえども連敗は許されない秋田。アウェイ2連戦となる今節は、今年7月の対戦で引き分けているセレッソ大阪U-23との対戦です。この日は、出場停止の比嘉諒人に代わって川田和宏、さらに前線には前山恭平、堺俊暉がひさびさの先発メンバー入りを果たしました。

時折小雨も降るキンチョウスタジアム。ゲームは14時にキックオフ。前半、序盤から相手陣内へと攻め込む秋田は日髙慶太を起点に前線へとパスが繋がる。前半15分、ゴールから約25m離れた位置で相手のファウルからFKのチャンスを得た秋田。キッカー・川田の左足から直接放たれたシュートは枠内を捉えるも相手GKがキャッチで得点ならず。同32分、再びFKのチャンスを得ると、キッカー・日高が蹴ったボールを山田尚幸、前山が頭でつなぎ、ゴール前で深井脩平が左足を振り抜きボレーシュートでネットを揺らすも、直前の競り合った場面で堀田秀平がファールを取られていたため得点は認められず。

すると同39分、C大阪23は自陣でボールを奪うとすかさず右サイドに展開してカウンター攻撃。パスを受けた沖野将基がドリブルで駆け上がると、PA手前で深井をかわしてエリア内に侵入、そのままシュートもファーポストに直撃で命拾い。さらにその跳ね返りを拾われたものの深井が懸命のブロックで防いでピンチを凌ぎ切る。この直後、秋田はCKのチャンスを得ると、キッカー・青島拓馬が蹴ったボールをニアサイドで山田が右足に当ててコースを変えるも相手DFが身体に当ててブロック。すると、こぼれ球を拾った前山が右足を振り抜き、強烈なシュートがゴールに突き刺さる! 間瀬秀一監督の起用に見事に応えた前山のゴールで秋田に待望の先制点が生まれました!

エンドが変わった後半、秋田は1トップの堺にボールを入れて前線で溜めを作りチャンスを伺う。一方、早い時間帯で同点に追い付きたいC大阪23は後半13分、左サイドで温井駿斗がパスをカットすると、中央へ駆け上がってフリーとなった沖野にパス。沖野は秋田のGK松本拓也との1vs1から松本の股の下を通そうとシュートを放つが、間一髪松本が足に当ててセーブ。この直後、相手のトラップミスを前山が拾うとドリブル突破からPA内へ侵入、すかさず左足でクロスを入れると、逆サイドを駆け上がった堺が胸トラップでボールを落としてシュート。しかし、これは角度が厳しかったか枠を捉えることができずサイドネットへ。同17分、秋田はこぼれ球を相手に拾われてシュートを打たれるも、深井が足に当てて必死のブロックでゴールを割らせず。

秋田の守備陣が奮闘を見せて再三のピンチを凌ぎ切ると後半22分、相手のパスをカットした新里彰平がすかさず前線へパス。このパスをセンターサークル内で受けた久富賢がドリブルで一気に駆け上がると、PA手前でフリーになっている日高にパス。すると日高は狙いすましたかのように相手DFとGKの間を通す低いパスをゴール前へ。このパスを久富が滑り込みながら右足に当ててゴールへ流し込み、貴重な追加点を秋田にもたらしました! ところが直後の同24分、秋田は一瞬のスキを突かれて昨季秋田に期限付き移籍でプレーしていた米澤令衣にゴールを許し、再び1点差に。

1点差となってさらに猛攻を仕掛けるC大阪23に対し、間瀬監督は後半30分に川田に代えて下田光平、山田に代えて熊谷達也をピッチへ送り込む。防戦一方となる秋田だが守護神・松本を中心に集中した守りを見せる。そして最後まで相手の猛攻を凌ぎ切ったところで試合終了のホイッスル。1点差で見事に逃げ切った秋田が、今年8月のカターレ富山戦以来となるアウェイでの今季3勝目をあげました!

この結果、12勝7分7敗で勝ち点43とした秋田は順位をひとつ上げて5位に。次節は10月30日(日)、ホーム・あきぎんスタジアムに大分トリニータを迎えての一戦となります。ホームでは現在5連勝中の秋田が現在2位の大分を迎え撃つ一戦は13時キックオフです! それでは、あきぎんスタジアムでお会いしましょう!!

10月16日アウェイ 鹿児島ユナイテッドFC戦を終えて

2016シーズン明治安田生命J3リーグ第25節、ブラウブリッツ秋田は敵地で鹿児島ユナイテッドFCと対戦し、残念ながら0対1で敗れました。

ホームでの東北ダービー2連戦を連勝し、順位を4位まで上げた秋田。そしてこの日の対戦相手は3位の鹿児島。今季ホームで唯一黒星を喫した鹿児島との一戦。敵地でこの借りをきっちり返して順位を上回りたいところだ。秋田から約1200キロ離れたアウェイで行われたこの日のゲームには、会場となる鹿児島県立鴨池陸上競技場に約20名の秋田サポーターが集結しました。みなさま、ありがとうございます!

今節は、イエローカード累積で前節出場停止となっていた新里彰平がスタメンに復帰。そして、新里に代わって前節でスタメン出場を果たした堀田秀平が今節も続いて先発に名を連ねました。気温25度、湿度74%と秋田とは異なり蒸し暑いなか13時にキックオフ。前半は風下となる秋田ですが、呉大陸のファーストシュートから序盤は秋田が攻勢に出ます。さらに守備の面でも、前半23分に相手のスルーパスでピンチを迎えますが、新里が見事なカバーリングでシュートを阻止。ここから両チームが高い位置でボールを奪うとすかさずカウンター攻撃を仕掛ける展開もお互いに決め手を欠いて前半をスコアレスで終える。

そして迎えた後半、風上に立った秋田にこの日最大のチャンス。同4分、コーナーキックからのセットプレーで相手に当たって中央へ流れたボールを田中智大が頭で合わせるも、シュートはクロスバー直撃で惜しくもゴールならず。すると同11分、相手FWがドリブルでサイドを突破しようとしたところを比嘉諒人が身体を入れて防ぐも、その際に比嘉の手が相手の顔に当たったことによるラフプレーと判定され、この日2枚めのイエローカードとなり退場。秋田は一人少ない状況となってしまう。ここから流れが変わり、鹿児島が猛攻に防戦一方となる秋田。そして同26分、コーナーキックからのクリアミスのこぼれ球を相手に押し込まれて失点。秋田は先制点を奪われてさらに厳しい状況となります。

早く同点に追い付きたい秋田は、守護神・松本拓也の好セーブで鹿児島の決定的チャンスを阻むと反撃へ。しかし、その後に放った秋田のシュートはいずれも枠を捉えることができずこのまま試合終了。守備陣が最後まで懸命な守りを見せて相手に追加点を与えなかったものの数的不利となった攻撃陣は1点が遠く、0対1で敗れてしまいました。

この結果、11勝7分7敗の勝ち点40で足踏みとなった秋田は順位を2つ下げて6位に後退。次節は、10月22日(土)敵地・キンチョウスタジアムにて11位のセレッソ大阪U-23と対戦(14時キックオフ)となります。現在3連勝中で好調の相手ですが、上位に離されたくない秋田としてはリーグ終盤での連敗は避けたいところ。今年7月の対戦では、昨季レンタル移籍にて秋田でプレーした米澤令衣に得点を許しており、米澤を自由にプレーさせないことが勝負の鍵となりそうだ。

現地・大阪に来られる方は道中お気をつけておこしください。また、現地に来られない方も、それぞれの場所からブラウブリッツ秋田の勝利を願い、その想いを届けてください。

すべては秋田のために!
共に闘っていきましょう!!

9月19日アウェイ FC東京U-23戦を終えて

2016シーズン明治安田生命J3リーグ第22節、ブラウブリッツ秋田は敵地でFC東京U-23と対戦し、残念ながら0対1で敗れました。

約1カ月ぶりのリーグ再開となった前節のY.S.C.C.横浜戦で3対0と快勝、リーグ3連勝と波に乗る秋田。この日の対戦相手となるFC東京U-23とは、今年4月のホーム開幕戦で対戦して1−0で勝利している。しかし、FC東京U-23は直近2試合で好調の2チーム(栃木SC、グルージャ盛岡)を相手にいずれも1−1で引き分け。さらにOA枠で水沼宏太、さらにはケガから約1年2カ月ぶりの復帰となる元日本代表の石川直宏が今節はメンバー入りするなど、秋田にとってはひじょうに手強い相手となった。

そんななか、あいにくの雨模様にも関わらず会場となった味の素スタジアムの秋田応援エリアには、約300名の秋田サポーターが集結。さらに天皇杯2回戦・川崎フロンターレ戦との試合後に松本拓也が呼びかけたことによって多くの川崎サポーターの方々も秋田の応援に駆けつけてくださいました。みなさま、ありがとうございます! さらにさらに、この日はブラウブリッツ秋田応援女子マネージャーのアラリナこと荒川理奈ちゃんも応援に駆けつけてくれました!

さて試合についてですが、試合開始からめまぐるしく攻守が入れ替わり、一進一退の攻防が展開されます。そのなかで最終ラインでパスを回しながらビルドアップ、そして前線へとボールを運んで行きたい秋田に対し、FC東京U-23は2種登録(ユース)の選手3名が先発出場するなど20歳前後の運動量豊富な選手たちが前線から積極的にボールを奪いに行き、秋田の攻撃にプレッシャーを与えます。

それでも秋田は左サイドの呉大陸が再三にわたってドリブル突破から相手陣内を脅かす場面を作ると、前半18分には、日高慶太からふわりと浮いたパスがPA内へ入り、そこに相手DFの裏へ抜け出した久富賢が落下してきたボールに右足を合わせてボレーシュート。しかし、このシュートは相手GKの好セーブに阻まれて得点ならず。直後の同21分には、FC東京U-23が反撃。後方からのロングボールが前線へ渡るとGK松本拓也と1vs1の場面になりかけるが、ここは松本が積極的にPA外まで飛び出してダイビングヘッドでクリア。この気迫あふれるプレーに刺激されたかのように守備陣も相手に決定機を与えず、お互いにスコアレスのまま前半が終わります。

そして迎えた後半、開始早々に浦島貴大が相手選手と交錯して転倒。担架でピッチ外へ運ばれてもしばらく動けずに心配されたものの、起き上がった浦島自らがOKサインを出してピッチへ戻ります。すると浦島にビッグチャンスが訪れます。後半12分、山田尚幸から前線へと走り込んだ浦島にパスが渡ると、浦島は相手DFをかわして左足を振り抜きます。低い弾道のシュートはゴールへ一直線。しかし、シュートはポスト内側を直撃、さらに跳ね返ったボールはゴールライン手前を横切ってゴールならず。絶好のチャンスを逃します。

ここで間瀬監督は浦島に代えて比嘉諒人、さらに久富賢に代えて熊谷達也をピッチへ送り出します。これに対し、FC東京U-23は後半21分に石川がついにピッチへ。ホーム応援エリアから大歓声が沸き起こり、スタジアム内が異様な雰囲気に包まれす。すると石川の投入を合図にここからFC東京U-23が猛攻撃。逆に秋田は勢いに押されてやや防戦ぎみとなると、セカンドボールもなかなか奪えず、自分たちの流れを作り出すことができません。

FC東京U-23の猛攻が続くなか、秋田はピンチを迎えるたびに懸命の守りで得点を許しません。そして、試合終了も近づいてきた後半42分、クリアボールを相手に拾われてしまうと、前線へパス。PA内でパスを受けた林容平が胸で落とし、小山拓哉がシュートを放つと、下田光平がスライディングで足を伸ばして懸命のブロック。しかし、足に当たってこぼれたボールを水沼宏太に拾われると、ゴールへと押し込まれて土壇場で失点を許してしまいます。

残り時間、さらに4分のアディショナルタイムと同点に追いつくには十分な時間があるものの、先制ゴールを奪ってさらに勢いを増すFC東京U-23の猛攻で秋田は自陣に釘付けとなってしまい、相手陣内へボールをなかなか運ぶことができません。そして、試合は0対1のままタイムアップ。何度もチャンスがありながら決めることができず、逆に終盤の失点で敗れた秋田は連勝が3でストップです。

この結果、秋田は9勝7分6敗で勝ち点34のまま、順位も変わらず6位で上位との差を縮めることができませんでした。次節は、9月24日(土)あきぎんスタジアムにて、福島ユナイテッドFCとの対戦(12時半キックオフ)となります。福島とは今季開幕戦で対戦し、1対1のドロー。ホームで勝ち越しましょう!

なお、この日は前座マッチとして、前園真聖、三浦淳宏、福西崇史、本田泰人、中西永輔ら元日本代表、Jリーガーによって結成されたJドリームスと、ブラウブリッツ秋田の礎となったTDK SCにかつて所属していた選手たちで結成されたTDK SCレジェンドによるスペシャルマッチも行われます。キックオフは9時半です。オトクな通しチケットもございますので、あわせてよろしくお願いいたします。

ドリームマッチ特設サイト
http://blaublitz.jp/specialmatch