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連敗脱出! 8月27日ホーム ガンバ大阪U-23戦を終えて

2017シーズン明治安田生命J3リーグ第20節、ブラウブリッツ秋田はホームのあきぎんスタジアムでガンバ大阪U-23と対戦し2対0で勝利。連敗を脱出した秋田が、2位・アスルクラロ沼津に勝ち点4差をつけて首位をキープしました。

約1カ月の中断期間を経てリーグ再開となった今節。相手は先月のアウェイゲームで秋田に今季初黒星をつけたガンバ大阪U-23だ。優勝を目指すには同じ相手に再び負けることは許されません。中断前の連敗からの脱出、そしてホームできっちり借りを返したい秋田は、ゴールキーパーの松本拓也、ボランチの日髙慶太が今季リーグ戦初先発。さらに2種登録の現役高校生プレイヤー、鎌田斗来もベンチ入りしました。

試合は15時半にキックオフ。序盤、左サイドから攻撃を組み立て突破を図る相手をファウルで止めていきなりピンチを迎えるも、守護神・松本を中心に秋田守備陣が懸命のディフェンスでゴールを守ります。一方、攻撃では前半23分に最終ラインの下田から前線の田中智大へ縦パスが入ると、田中は抜け出した古田寛幸にスルーパス。パスを受けた古田はドリブルで一気にペナルティエリア内へと侵入し、前に出て止めようとしたキーパーをかわしてシュートを放つもゴール前まで戻ってきた相手DFに弾き出されて惜しくもゴールとはなりません。前半はお互いに幾度かチャンスを得るものの相手のディフェンスに阻まれ、スコアレスで終えます。

迎えた後半、開始早々に得たセットプレーで混戦から有薗真吾がヘディングシュートを放つも、これもまた相手選手が頭で弾き返してブロック。なかなかゴールを割ることができない秋田ですが後半18分に大きなチャンスが生まれます。右サイドの下田から前線の田中へロングパスが送られると、相手のクリアボールを拾った日高が右へ開いた久富賢にダイレクトパス。このパスを受けた久富がすかさずゴール前へクロスを入れると、相手DFの死角から走り込んできた前山恭平が頭で合わせます。すると叩きつけたシュートはワンバウンドしてゴール右へ突き刺さり、ようやく秋田に先制点が生まれます! 前山は今季6ゴール目。

1点リードした秋田はこのまま逃げ切りたいところですが、ここからG大阪U-23の反撃を受けます。しかし、再三のピンチも松本の好セーブによって得点を許しません。勝負を決めるためにも追加点が欲しい秋田は後半40分、ピッチ中央左からのFKでキッカーの前山がふわりと浮かせたパスを同じ左サイドにいた久富へ送ると、このパスを受けた久富は相手選手との1vs1をかわして中央へと切り込んで行き、左足を振り抜きます。この久富が放ったグラウンダーのシュートがゴール右のサイドネットを揺らして待望の追加点! 久富は5月の藤枝戦以来となる今季6ゴール目。この日は1ゴール、1アシストと大活躍です!

試合はこのリードを最後まで守りきった秋田が、6月の相模原戦以来となる今季8試合目の完封勝利でリベンジ達成。この結果、12勝4分2敗となった秋田はリーグ一番乗りで勝ち点40に到達。この日2位に浮上したアスルクラロ沼津に勝ち点4差をつけて首位をキープしました。次節はホーム連戦となり、3位・栃木SCを迎えての上位対決となります。優勝争いを左右する大一番、J2昇格を目指して臨んでくる相手を返り討ちできるか、注目の一戦はあきぎんスタジアムで15時キックオフです!

それではスタジアムでお会いしましょう。We are AKITA!!

5連勝! 5月7日ホーム 藤枝MYFC戦を終えて

2017シーズン明治安田生命J3リーグ第7節、ブラウブリッツ秋田はホームの秋田市八橋運動公園陸上競技場で藤枝MYFCと対戦し、3対0で勝利。J3リーグ公式戦ではチームタイ記録となる5連勝を飾って首位をキープしました。

前節アウェイで行われたFC琉球との一戦では大量6ゴールを叩き込む完勝(結果は6対1)で、昨年5月以来となる首位に躍り出た秋田。なかでも攻撃においては最近4試合で13得点と大爆発。その攻撃陣を率いる前線の田中智大、前山恭平、久富賢の3トップは好調をキープしており、今節にも期待がかかる。一方、対戦相手の藤枝は、今季ホームでは負けなしもアウェイでは3試合闘っていまだ勝利なしの3連敗中。2015シーズンまで秋田に在籍していたFW三好洋央、GK三宅貴憲が主力として活躍しています。

秋田市の小学生が無料招待され、2118人の観衆を集めたこの日のゲーム。ピッチ上ではやや強い風が吹くなか、藤枝がエンドを変えたことにより秋田は前半風上に。先発メンバーには前節でJ初ゴールを決めた山田樹が今季初先発。するとキックオフ直後、相手のクリアボールがそのままサイドを超えて秋田がスローインの場面。ロングスローを得意とするキャプテン山田尚幸がペナルティーエリア内まで放り入れると、相手DFとの競り合いから田中が頭で後ろへそらしてゴール前へ。このボールを相手DFが頭でクリアしようとするもミートせず横に。このこぼれ球をフリーになっていた前山がダイレクトボレー。前山の豪快なシュートが相手ゴールネットを突き刺し、キックオフからわずか28秒で秋田が先制! 前山は2試合連続ゴール。電光石火の先制弾にスタジアムも大盛り上がりです。

勢いに乗る秋田はさらに攻め続けると、前半7分にFKから韓浩康が蹴ったロングボールは風に乗って前線へ。これを先程同じくPA内で田中が頭で落とすと、ゴール前で前山が相手DFを引き寄せることでフリーになっていた久富へとボールは渡り、久富がこれをダイレクトで左足一閃。これがゴール右に決まって秋田に追加点。3試合連続ゴールの久富は得点ランキングトップに並ぶ今季5ゴール目。好調の前線3人が絡む待望の追加点となった。

幸先良く2点奪った秋田に対し、前半序盤で立て続けに失点してしまった藤枝は秋田の猛攻を凌ぎ切ると徐々に反撃へ。しかし、次の1点が勝敗のカギを握ることを把握している秋田守備陣もGK小澤章人を中心に冷静に対応。藤枝の反撃を抑えて2点リードのまま後半へ。

エンドが変わって後半は風下となる秋田。すると後半9分、中盤で藤山智史が相手の背後からボールを奪いにいくとそのこぼれ球を拾った山田尚がすかさず前線の久富へ。このパスを受けた久富がドリブルでやや下がりながら向きを変えると、前線へスルーパス。これが相手DFの間を走り抜けた田中につながると、田中は並走する相手DFを振り切ってシュート。田中の右足から放たれたボールは相手GK左をすり抜けてネットを揺らす。3試合連続ゴールの田中によって、勝利を引き寄せる3点目が秋田にもたらされた。

3点リードの秋田は最後まで集中力を切らさずに相手のシュートを後半は3本に押さえ、4月の盛岡戦以来となる3試合ぶりの完封勝利。J3リーグ・チームタイ記録となる5連勝を飾った秋田は、5勝1分の勝ち点16で2位富山に2差をつけて首位をキープしました。さて次節は、5月14日(日)敵地・とうほうみんなのスタジアムにて現在4位の福島ユナイテッドFCとの東北ダービー(13時キックオフ)となります。

現地・福島に来られる方は道中お気をつけておこしください。また、現地に来られない方も、それぞれの場所からブラウブリッツ秋田の勝利を願い、その想いを届けてください。

すべては秋田のために!
共に闘っていきましょう!!

首位奪取! 4月30日アウェイ FC琉球戦を終えて

2017シーズン明治安田生命J3リーグ第6節、ブラウブリッツ秋田は敵地でFC琉球と対戦して結果は6対1で勝利。4連勝を飾っった秋田は昨年5月以来となる首位に躍り出ました!

J3リーグの最北端と最南端のチームが激突する一戦。前回の対戦では秋田が琉球から勝利を上げているものの(2016シーズン最終戦11月20日、結果は2−0)、沖縄アウェイにおいては2012シーズンに勝利をあげて以降、4年間勝利から遠ざかっております。さらに昨シーズンの沖縄アウェイでは、試合終了間際に相手にPKを与える絶体絶命の大ピンチを松本拓也のスーパーセーブによってドローに持ち込んだ一戦(2016年5月29日、結果は1−1)は記憶に新しいところ。秋田にとってはまさに鬼門の沖縄アウェイとなります。

日中は25℃を超える夏日となったこの日の沖縄。キックオフの時点(17時)でも強い日差しが照りつけるなか、秋田の応援席には秋田をはじめ全国各地から約20名近いサポーターが集結しました。いつもありがとうございます! さて試合のほうですが、開始早々に動きます。前半1分、秋田は相手陣内でFKのチャンスを得ると、ゴールから約20mちょっと離れた位置からキッカー前山恭平が蹴ったボールをゴール前へ飛び込んだ有薗真吾が頭で合わせてゴール。盛岡戦、鳥取戦と同じくまたしても前山-有薗のホットラインから生まれたゴールによって秋田が幸先よく先制します。これにより有薗は3試合連続ゴールです。

勢いに乗る秋田は追加点を狙いに攻めかかりますがシュートまでは至らず。すると前半30分をすぎたあたりから同点に追いつきたい琉球の攻撃に秋田は押し込まれ、自陣内でプレーする時間が多くなってきます。GK小澤章人&秋田DF陣の奮闘と相手のフィニッシュの精度にも助けられ、ゴールを死守する秋田。すると前半39分、相手が最終ラインまでボールを下げ、再び中盤にパスを入れようとしたところにプレスをかけていた前山がパスカット。そのこぼれ球を田中智大がすかさず奪うと、ゴール前へ抜け出した前山に左足でパス。これを前山が右足で合わせるとボールはゴール左に突き刺さってネットを揺らしゴール。前山は今シーズン初ゴール。相手の反撃に防戦一方となっていた秋田が相手の一瞬のスキを見逃さず待望の追加点を奪います。そして前半終了。

2点リードで後半を迎えた秋田は、エンドが変わって風上となります。すると後半4分、相手との競り合いからのこぼれ球がペナルティエリア手前左にいた田中につながると、田中は一気にドリブル突破からエリア内へ侵入してゴール前へクロス。これを相手DFの前に入って受けた久富賢が相手GKの位置を確認してからゴール右にシュートを放ってゴール。さらにリードを広げるゴールを決めた久富は2試合連続、今季4ゴール目。そしてラストパスを送った田中はこの日2アシスト目です。

リードを3点としてた秋田、ここからさらに怒涛の攻撃が始まります。後半12分、相手のクリアボールを山田尚幸が拾うと、右に開いた藤山にボールを渡し、自身は一気に前線へと駆け上がります。この山田の動きを見ていた藤山は相手DF裏へ抜け出した山田めがけてループパス。これを見事なトラップから足下へおさめた山田は相手との1vs1をかわして中央へクロス。これをフリーとなっていた前山が頭で落とすと、ゴール正面でパスを受けた田中が相手3人に囲まれながらも巧みなボールキープから反転してシュート。これがゴール右に突き刺さってさらに追加点。田中の2試合連続ゴールで秋田はリードをさらに広げます。

そして後半16分には相手のPA内でのハンドによる反則から得たPKを田中が決めて5点目。同28分に相手に1点返されるも、直後の同31分には途中交代で入った山田樹が胸トラップから豪快なシュートを叩き込んで6点目。山田樹はうれしいJ初ゴールです。そして試合はこのまま終了。田中の2ゴール3アシストなどの大活躍で大量6点を奪った秋田が、鬼門の沖縄アウェイで完勝をおさめました。この結果、4連勝で勝ち点13とした秋田(4勝1分)は得失点で福島ユナイテッドFCを上回って首位に! もちろん無敗もキープです!

天皇杯初戦敗退のショックを振り払う完勝劇を見せた秋田の次節ホームゲームは、5月7日(日)秋田市八橋運動公園陸上競技場にて藤枝MYFCとの対戦(13時キックオフ)となります。あきぎんスタジアムではなく、八橋陸上競技場での開催となりますのでどうぞお間違いなく。さらにこの日は秋田市の小学生無料招待となっておりますので、GW最終日ぜひともご家族で現在首位のブラウブリッツ秋田のゲームをご観戦いただければと思います。それでは秋田市八橋運動公園陸上競技場でお会いしましょう!