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6試合ぶりの白星!10月22日ホーム ギラヴァンツ北九州戦を終えて

2017シーズン明治安田生命J3リーグ第28節、ブラウブリッツ秋田はホームのあきぎんスタジアムでギラヴァンツ北九州と対戦し、1対0で6試合ぶりの勝利。勝ち点を49に伸ばした秋田は2位・アスルクラロ沼津と勝ち点1差で3位をキープしました。

今シーズン開幕戦以来となる対戦。3月のアウェイ戦では前半に先制を許したものの前半終了間際に久富賢のゴールで同点に追いつき引き分けています。2009年以来、8年ぶりとなる8位・北九州を秋田に迎えての一戦には雨が時折降るなか1871人の観衆がスタジアムに集結しました。

前半5分、最初にチャンスを掴んだのは北九州。秋田の攻撃が前掛かりになったところでボールを奪うと一気にカウンター攻撃。花井聖がドリブル突破から逆サイドにいた平井将生へとパスが繋がると、平井の強烈なシュートはポスト直撃でゴールならず。秋田が命拾いする。対する秋田は前半11分、左サイドで青島拓馬からパスを受けた前山恭平が相手DFの裏を狙って田中智大へパスを送ると、背後から来たボールに田中がうまく左足をあわせてダイレクトボレー。このシュートはわずかにゴール上へ外れてこちらも得点ならず。一進一退の攻防のなか両チーム共にフィニッシュのところで精度をやや欠き、前半スコアレスのまま後半へ折り返します。

ハーフタイムでは秋田出身のラップミュージシャン・羅漢さんが公式応援ソング『We are AKITA』を初披露。サポーターも掛け声をあわせて後半に向けて士気を高めます。そして迎えた後半、秋田は後半15分にパスカットからパスが繋がると前山のペナルティエリア付近で放ったシュートはクロスバーの上。しかしこのあたりから秋田の攻撃時間が徐々に増えてくるようになると直後の同18分にビッグチャンスが。スローインを前山がダイレクトで前線の田中へパス。これを胸トラップで受けた田中は駆け上がっていく前山に戻すと、一気に抜け出した前山はドリブル突破から相手DFの裏に抜けた久富へスルーパスを送ります。このとき久富はオフサイドポジションにいたため副審がフラッグを上げますが、パスが繋がる途中で相手DFがクリアしようとボールに触ったプレーが「意図的なプレー」であると主審が判断し、そのこぼれ球を久富が受けたことでオフサイドではないという判定で副審のフラッグを下げさせてプレー続行を指示。ボールを受けた久富は相手GKとの1vs1からニアサイドのわずかな隙間を突いてシュート。これがゴールネットを揺らし、秋田に待望の先制点がもたらされます。久富は第22節のグルージャ盛岡戦以来となる今季8得点目。

1点リードした秋田に対し、北九州はDFの鈴木翔登が後半23分、24分にラフプレーから立て続けにイエローカードの警告を受けて退場となり、秋田にとってはさらに有利な展開となる。ここから追加点をあげてリードを広げたい秋田だがなかなかシュートまで持ち込めず。対する北九州も反撃に出るも後半はわずかシュート1本に終わり、虎の子の1点を最後まで守り切った秋田が6試合ぶりとなる勝利をあげました!

この結果、14勝7分5敗で勝ち点49の秋田は1位・栃木SC、2位・アスルクラロ沼津が共に勝ったため順位は変わらず3位のままではあるものの、勝ち点で並んでいた4位・カターレ富山が敗れたために3差に開きました。さて次節は10月29日(日)に敵地・長野UスタジアムでAC長野パルセイロとの対戦となります。対長野では未だ勝利をあげられていない秋田ですが、優勝争いに踏みとどまるためには絶対に落とせない一戦です。注目の一戦は13時キックオフ!

現地に来られる方は道中お気をつけておこしください。また、現地に来られない方も、それぞれの場所からブラウブリッツ秋田の勝利を願い、その想いを届けてください。

すべては秋田のために!
共に闘っていきましょう!!

北東北ダービー制す! 9月10日アウェイ グルージャ盛岡戦を終えて

2017シーズン明治安田生命J3リーグ第22節、ブラウブリッツ秋田は敵地でグルージャ盛岡と対戦し、3対1で勝利。2位・アスルクラロ沼津と勝ち点2差は変わらず秋田が首位をキープしました。

前節では優勝を争うライバル・栃木SC戦との大一番で試合終了間際に田中智大がゴールを決めて同点に追いつき、土壇場で勝ち点1を獲得、首位を守った秋田。そして迎えた今節は盛岡との北東北ダービーだ。4月の対戦では有薗真吾の移籍後初ゴールで秋田が勝利。相手の盛岡は現在6連敗中と調子を落としているものの秋田との対戦では接戦が多いだけに油断はできない。

会場のいわぎんスタジアムには秋田からも多くのサポーターが集結。メインスタンド、ゴール裏あわせて約300名の大応援団となり、ホームさながらの雰囲気がスタジアムを包んだ。この日は開幕からスタメンで出場し、秋田の攻守を支えていたキャプテン山田尚幸が体調不良により欠場。その穴を埋めるべく山田(尚)とボランチでコンビを組んでいた藤山智史が3試合ぶりに先発出場をはたした。

気温26度とこの時期にしてはやや暑いなか13時キックオフ。その直後いきなり秋田にチャンスが! 山田樹のクロスが相手選手に当って跳ね返ったボールを拾った藤山が左サイド後方からロングボールを入れると、ファーサイドにいた古田寛幸がダイレクトで合わせてボレーシュート。このシュートが左に逸れそうになったところを詰めていた山田(樹)が必死に左足を伸ばして合わせるもポスト直撃。惜しくもゴールとならなかったが序盤から秋田が攻勢に出る。すると前半16分、GK松本拓也が蹴ったゴールキックを相手DFがヘディングでクリア、そのボールをさらに前山恭平がヘディングで跳ね返してボールは右サイドでフリーとなっている久富賢へ。ここから久富はドリブルで一気にペナルティエリア内へ侵入し、中に切り替えしてから中央にいた田中へパス。このパスを田中がダイレクトで再び久富に戻すと、田中とのワンツーパスから抜け出した久富がシュート。これがゴール左に決まって秋田が先制! 8月のガンバ大阪U-23戦以来、今季7ゴール目となる久富の先制弾が炸裂し、秋田サポーターも大盛り上がり。

ここから一気に追加点を狙いたい秋田。ところがホームで連敗を止めたい盛岡がシンプルに裏へめがけてロングボールを入れる作戦に出ると前半31分、裏を狙った相手のロングパスを有薗がヘディングでクリアも、このボールを盛岡の垣根拓也に拾ってすかさずミドルシュート。これが決まって秋田が同点に追いつかれてしまう。前半のうちに追いつきたかった盛岡としてはここから一気に攻め込みたいところ。逆に、追いつかれてしまった秋田としては盛岡が攻勢に出る前に再び突き放したいところだ。

すると前半35分、左サイドにいた前山がGK松本にボールを戻すと、松本から下田光平へとつながり、下田が右サイドにいた久富に縦パス。このパスを受けた久富がドリブルで駆け上がるも相手選手にコースを塞がれたため、後方にいた前山にいったんボールを戻す。すると前山がゴール前へクロスを入れると見せて再び久富にスルーパス。このパスを受けて抜け出した久富がクロスを入れると、ゴール前へ走り込んだ山田(樹)が頭で合わせゴール。6月の栃木戦以来、今季3ゴール目となる山田(樹)の勝ち越し弾で再び秋田がリードを奪う。この直後に自陣でのミスから相手にボールを奪われてシュートを放たれるもポスト直撃でピンチ脱出。そして2対1のまま前半終了。

 

迎えた後半、風上となる秋田はさらに追加点を奪って勝負を決めたい。後半も序盤は秋田が相手陣内へと攻め込む機会が多いもののシュートまでは持ち込めず。すると後半10分、相手のロングパスが前に出ていたGK松本拓也の手前で大きくバウンドして頭上を超えると抜け出した盛岡の岩渕良太が無人のゴールめがけてシュート。しかし角度がやや厳しかったこともあり、このシュートはクロスバー直撃。秋田としては命拾いとなる。ここから一進一退の攻防に。

この試合展開で先に動いたのは秋田陣営。杉山弘一監督は後半23分に勝ち越しゴールを決めた山田(樹)に代えて青島拓馬、さらにその3分後には先制ゴールを決めた久富に代えて遊馬将也とフレッシュな選手を次々とピッチへ送り込む。ここから秋田が攻勢へ。すると後半29分にコーナーキックのチャンス。キッカーは前山。前山が蹴ったボールはファーサイドへ。これをフリーで有薗が頭で合わせると、ふわりと放物線を描いたボールがゴール右のサイドネットを揺らして追加点。山田(尚)に代わってキャプテンマークをつけたチーム最年長の有薗がゴールを決め、秋田がリードを2点に広げる。ここで勝負あり。リードを守り切った秋田が3対1で北東北ダービーを制した。

この結果、13勝5分2敗で勝ち点44とした秋田は、2位・アスルクラロ沼津との勝ち点差は2のまま変わらずも首位キープ。次節は再びアウェイゲーム、9月17日(日)敵地・ニッパツ三ツ沢球技場で15位・Y.S.C.C.横浜との対戦です(13時キックオフ)。前回7月の対戦では両チーム計7本のゴールが生まれる点の取り合いから4対3で秋田が勝利。しかしながら前節で最下位を脱出して勢いに乗るYS横浜の攻撃は要警戒です!

台風18号の影響で悪天候、交通機関の乱れが予想されます。現地に来られる方は道中お気をつけておこしください。また、現地に来られない方も、それぞれの場所からブラウブリッツ秋田の勝利を願い、その想いを届けてください。

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土壇場で首位の意地見せる! 9月3日ホーム 栃木SC戦を終えて

2017シーズン明治安田生命J3リーグ第21節、ブラウブリッツ秋田はホームのあきぎんスタジアムで栃木SCと対戦し1対1で引き分け。試合終了間際に追いついて首位の意地を見せた秋田が、2位・アスルクラロ沼津に勝ち点2差をつけて首位をキープしました。

前節に続いてのホームゲームとなった3位・栃木SCとの上位対決。6月の対戦では山田樹の決勝ゴールで秋田が勝利をあげており、ホームでも勝って首位固めといきたいところ。対する栃木は3連勝中で好調をキープした状態での秋田との対戦となる。

試合レポートに入る前に……、今年で4回目となるブラウブリッツ秋田と中央大学FLP小林ゼミによる共同プロジェクト『福+(ふくたす)プロジェクト』が今年も開催されました。そして試合前に各地で開催されたイベント参加者が試合観戦に訪れ、われわれBLUE+AKITAも試合前に「サポーター体験」という形でイベント参加者と一緒に応援を行いました。スポーツを通じての地域活性化を目的とした本プロジェクト。このために早くから来県して準備作業を進め、素晴らしいイベントを企画、運営してくださいました中央大学FLP小林ゼミの皆様に心より御礼申し上げます。

では、試合のほうに戻ります。秋田は前節と同じ先発メンバー。そして控えには8月に加入した乾達朗がベンチ入りを果たしている。15時半キックオフ。前半から激しいチェックでボールを奪いにくる栃木に対して秋田は得意のカウンター攻撃が封じられ、やや押されぎみの展開に。栃木はかつて千葉、大宮でプレーして8月に加入したばかりの外国人助っ人、ネイツ・ペチュニクにボールを集めてチャンスをうかがう。前半14分には栃木のコーナーキックからこぼれ球を拾われてミドルシュートを撃たれるもクロスバー直撃でピンチを逃れと、その後もセットプレーでヒヤリとする場面が続くがシュートはいずれも枠外。

なかなかシュートまで持ち込めない秋田だが、前半40分に相手のミスからボールを奪うと一気にカウンター攻撃。左サイドでパスを受けた山田樹がすかさずアーリークロスを入れると、ゴール前へ飛び込んだ久富賢が右足を伸ばすも合わせることができずチャンスを逃す。そして前半はスコアレスで終了。

迎えた後半、秋田は再三のピンチも守護神・松本拓也の好セーブでゴールを割らせず。すると後半28分、相手のプレスが弱くなったスキを突いて下田光平が最終ラインから一気にドリブルで駆け上がると、中央にいた前山恭平にパス。前山はペナルティエリア手前の位置から左足を振り抜いてミドルシュートも相手GKがブロック。そのこぼれ球に反応した久富が詰めようとするが相手DFがスライディングでクリア。秋田はあと一歩のところでゴールが遠い。

上位対決らしい緊迫した試合展開となるなか、均衡を破ったのは栃木。後半35分、味方のやや強いパスを見事なトラップからボールをキープした牛之濱拓がそのまま抜け出してシュート。これが決まって栃木が先制。試合時間は残り10分、ロスタイムを合わせてもまだまだ秋田には逆転のチャンスがある。

まずは追いつきたい秋田。後半41分に杉山弘一監督は下田に代えて乾を投入。乾はJリーグ初出場。フォーメーションは3バックから4バックへと変わり、乾が前線に入ることで攻撃に厚みを持たせる形に。引いて守る相手に対し、安易にロングボールを入れずにパスをつないで崩しにかかる秋田。しかし無情にも時計の針は進んでロスタイム(4分)へ突入。

選手交代で時間をうまく使って逃げ切ろうとする栃木。そしてついにロスタイムも4分が経過。ここでドラマが生まれる。右サイドでパスを受けた久富が中央へドリブルで切れ込むと、相手選手が猛然とスライディングで突進。このこぼれ球をキャプテン山田尚幸が拾うと主審は試合続行のジェスチャー。すかさず山田は右に開いていた前山へスルーパス。パスを受けた前山はゴール前めがけてクロスを入れる。このボールにゴール前で相手DF2選手との駆け引きからフリーとなった田中智大が頭で合わせると、ゴール右へと飛び込んだボールがネットを揺らし、ラストワンプレーで同点に追いついたところで試合終了のホイッスル。土壇場で追いつき首位の意地を見せた秋田が優勝争いのライバル・栃木と勝ち点1を分け合う結果となった。

この結果、12勝5分2敗で勝ち点41とした秋田は、今節勝利をあげているアスルクラロ沼津に2差まで詰められるも首位をキープ。次節は9月10日(日)敵地・いわぎんスタジアムで16位・グルージャ盛岡との東北ダービーです(15時キックオフ)。2位以下との差が詰まるなか首位を守るにはアウェイでも勝ち点3を奪って行くしかありません! 秋田からも多くのサポーターが応援に駆けつけることが予想されます。みんなでいわぎんスタジアムをブルーに染めましょう!!

現地に来られる方は道中お気をつけておこしください。また、現地に来られない方も、それぞれの場所からブラウブリッツ秋田の勝利を願い、その想いを届けてください。

すべては秋田のために!
共に闘っていきましょう!!