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遊馬、土壇場で同点弾! 6月11日ホーム カターレ富山戦を終えて

2017シーズン明治安田生命J3リーグ第12節、ブラウブリッツ秋田はホームのあきぎんスタジアムでカターレ富山と対戦し、1対1でドロー。秋田は2位・アスルクラロ沼津に勝ち点4差をつけて前節に続き首位をキープしました。

前節の栃木SC戦に続いて再び2位との首位攻防戦となった一戦には2488人の観衆が応援に駆けつけ、Jリーグチェアマンの村井満氏も来場。心配されていた天気は気温がやや平年より低いものの前日の雨もあがり、試合中には晴天となるなかでゲームが行われました。また、この試合でJ3通算100試合出場となる前山恭平選手に対し、われわれBULE+AKITAからは試合前にくす玉を割ってお祝いをしました。

この日は前節とメンバーが入れ替わり、古田寛幸が右サイドで先発出場。前半から中盤でのボール奪取からワイドに展開して攻撃を組み立てる富山に対し、秋田は富山の両サイドの裏を狙ってロングボールを入れながらチャンスを伺います。高い位置でもプレスを積極的にかけてくる富山に対し、秋田はクリアしきれずにセカンドボールを拾われてシュートを打たれる場面も。それでも前半28分にはカウンター攻撃から久富賢が右サイドをドリブルで一気に駆け上がると、前線へアーリークロス。これをゴール正面で田中智大が受けてシュートを放つも相手キーパーの好セーブに阻まれてゴールならず。

ビッグチャンスが先に訪れたのは秋田だったがこれを逃してしまうと前半38分、右サイドから縦にロングボールが入ると、サイドラインギリギリでパスを受けた富山の苔口卓也がボールをキープ。そこから上がってきた椎名伸志にいったん戻すと、椎名はやや中に切れ込んでから逆サイドの空いたスペースへサイドチェンジ。これを西室隆規が拾ってすかさず中央へグラウンダーのクロス。これがニアではタイミングが合わずマイナスぎみのパスになると、秋田守備陣の背後からゴール前へ走り込んだ佐々木一輝が左足で合わせて秋田ゴールのネットを揺らし、富山が先制。5試合連続無失点と堅守を誇っていた秋田にとっては4月の琉球戦以来6試合ぶりの失点となります。

富山の1点リードで迎えた後半、反撃に出る秋田は同7分に田中がPA手前からミドルシュートを放つもキーパー正面。これに対し同11分、センターサークル付近で古田からパスを受けた藤山智史が、背後からプレスに来た相手に対してフェイントを入れてかわそうとするもボールを奪われてカウンター攻撃を受ける。ここからPA内へと侵入した選手にパスが繋がってシュートを打たれるも、GK小澤章人が素早い反応でシュートを止めるナイスセーブでピンチから救う。さらに同17分には自陣で相手のFKから頭で合わせられるもこのシュートはクロスバー直撃。ピンチを凌いだ秋田としては早く追いつきたいところ。

すると同18分に杉山弘一監督が動く。左サイドの山田樹に代えて青島拓馬をピッチへ。ここから秋田が反撃に出ると、杉山監督は同38分に久富賢に代えて遊馬将也を投入し、二枚目のカードを切る。この直後の同41分、田中からパスを受けた遊馬がPA手前で相手選手に倒されて得たFKを前山恭平が蹴るも、これはバーの上。試合時間が残り少なくなっていくなかで1点が遠い秋田。

そして試合はついにロスタイム(5分)に突入。同46分、早く追いつきたい秋田が相手陣内へ攻め上がるも逆にカウンター攻撃を受けてピンチに。相手がスペースを狙ったパス対し、古田が全速力で戻って相手選手よりも先にボールに追いつくと、相手選手2人をかわしてドリブルで駆け上がる。ここから古田はセンターラインやや手前の位置から相手DFの裏を狙って縦パスを入れると、相手DFがボールを処理を誤り、そのこぼれ球を田中が拾うと、ゴール前へ走り込んだ遊馬と相手GKで2vs1の状況に。ここから田中がすかさずゴールにパスを送ると遊馬が右足で合わせたシュートが富山ゴールのネットを揺らしてゴール。遊馬の今季初ゴールで秋田が土壇場でようやく追いつく。このゴールにスタジアムから大歓声が沸き起こる。

ロスタイムは残り3分。この勢いで一気に逆転を狙った秋田であったがひっくり返すまでには至らず試合終了のホイッスル。最後まで諦めずに闘いきった秋田が同点に追いつき、富山と勝ち点1をそれぞれ分け合いました。この結果、8勝3分で勝ち点27とした秋田は、富山と入れ替わって2位に浮上したアスルクラロ沼津と勝ち点4差で首位をキープ。そして次節は6月18日(日)敵地・愛鷹広域公園多目的競技場にて2位・沼津とのみたび首位攻防戦(キックオフ15時)です。現地・沼津に来られる方は道中お気をつけておこしください。また、現地に来られない方も、それぞれの場所からブラウブリッツ秋田の勝利を願い、その想いを届けてください。

すべては秋田のために!
共に闘っていきましょう!!

山田樹、値千金Vゴール! 6月4日アウェイ 栃木SC戦を終えて

2017シーズン明治安田生命J3リーグ第11節、ブラウブリッツ秋田は敵地で栃木SCと対戦し、1対0で勝利。2連勝の秋田は2位・カターレ富山に勝ち点5差をつけて首位をキープしました。

敵地での1、2位対決となった一戦。会場の栃木県グリーンスタジアムには約100人近い秋田サポーターが集結。またザスパクサツ群馬サポーターの方々もかつて所属していた有薗真吾選手の応援に駆けつけてくださいました。ありがとうございます!

昨年の当地での対戦では、約8500人を動員した超アウェイという状況のなかで好ゲームを展開するも、試合終了間際の失点で敗れてしまった秋田(0-1で敗戦)。ホームの力を思い知らされた一戦だっただけに、今年はこちらも負けじと全力応援で選手たちをサポートしました。

ゲームは上位対決とあって互いに一進一退の攻防に。フォーメーションを変えて秋田と同じく3バックとしてきた栃木と前半はミラーゲームとなる。前半の秋田はわずかシュート2本。それに対し、栃木は決定的場面を演出するもシュートがゴールポストに当たるなど決定力を欠いてゴールとはならず。秋田としては4試合連続無失点中の堅守でゴールを守る間に先制したいところ。

スコアレスで折り返した後半、エンドを変えていた秋田はホーム側に向かって攻める。後半10分、ペナルティエリア手前でパスを繋いで深井脩平がミドルシュートもわずかに外。同16分、杉山弘一監督は青島拓馬に代えて古田寛幸をピッチへ投入し、得点を狙いに行く。その直後、交代したばかりの古田から前線の田中智大を経由して前山恭平へパスが繋がるも前山のシュートは枠外。ここから徐々に秋田が敵陣へと攻め込む時間が増える。すると同37分、右サイドの古田がやや内に切れ込んでからロングパスを前線へ。田中と相手DFの競り合いからのこぼれ球を拾った山田樹がダイレクトで左足を振り抜くと、グラウンダーのシュートがゴール右に突き刺さってゴール! 山田樹の今季2ゴール目が秋田に待望の先制点をもたらす!

このまま逃げ切りを図りたい秋田は栃木の反撃に対して堅守が光る。同42分には相手のクロスが通ってヒヤリとする場面も山田樹が懸命に足を伸ばして相手FWのシュートを阻む好守備でこの日最大のピンチを逃れると、最後はゴール前での相手のシュートを小澤章人が弾き出して試合終了のホイッスル。虎の子の1点を守り切った秋田が、2位・栃木との上位対決を制して昨年のリベンジを果たしました!

この結果、8勝2分で勝ち点26の秋田はこの日2位に浮上したカターレ富山に勝ち点差5で首位キープ。そして次節はホーム・あきぎんスタジアムにて2位の富山を迎えての再び上位決戦となります。6月からキックオフ時刻の変更により、15時キックオフとなります。

昨年と同じく開幕から10戦負けなしの秋田ですが、昨年と異なるのは勝ち星を多く積み上げていること(昨年は5勝5分)。上位との対決が続きますがこのまま勝ち点3を積み上げて首位独走としたいところです。5試合連続無失点中の秋田守備陣に負けじとリーグ2位の得点力を誇る攻撃陣の爆発に期待しましょう!
それではあきぎんスタジアムでお会いしましょう。We are AKITA!!

チーム記録更新6連勝! 5月14日アウェイ 福島ユナイテッドFC戦を終えて

2017シーズン明治安田生命J3リーグ第8節、ブラウブリッツ秋田は敵地で福島ユナイテッドFCと対戦し、2対0で勝利。J3リーグ公式戦ではチーム記録更新となる6連勝を飾って首位をキープしました。

敵地での”東北ダービー”となった一戦。会場のとうほう・みんなのスタジアムには約150人近い秋田サポーターが集結し、ホームさながらの応援で選手を声でサポートしました。対戦相手となる福島は、今季から田坂和昭氏を新監督に迎えて開幕4連勝とスタート奪取に成功。しかし、秋田との対戦を前に2連敗で順位を4位まで落としており、首位・秋田との一戦から巻き返しを図ろう、そんな狙いでゲームに臨んできたかと思われます。

天気は曇りでときおり霧雨が降るなか13時キックオフ。福島は開幕から採用していた4-2-3-1のフォーメーションではなく、秋田と同じ3-4-2-1でミラーゲームにしようという狙い。一方、秋田は前日の雨でピッチのところどころに水溜りができていることから慎重に試合を進めていく。序盤は、中盤で激しくプレスをかけてボールを奪いにかかる福島が先に主導権を握る。前半9分にはミドルシュートを放たれるもこれはGK小澤章人がナイスセーブ。ところが前半13分に福島側にアクシデント発生。雨でぬかるんだピッチに足をとられてヒザを痛めたFW田村翔太が立ち上がることができず、担架で運ばれてそのまま交代。ゴール数チームトップのストライカーの負傷離脱によって試合の流れが変わる。

すると前半22分、ゴールから約40メートル離れた位置でのフリーキック。キッカーの前山恭平がゴール前へ高いボールを入れると抜け出した田中智大が頭で合わせようと落下点へ。同様に相手GKもキャッチしようとジャンプするが落下点に入っていた田中の頭にボールが先に当たってヘディングシュート。これを相手DFが頭でクリアするも、ボールはラインを超えておりゴールの判定。今シーズン得意としているフリーキックからのゴールで秋田に待望の先制点が生まれました! 田中は4試合連続となる5ゴール目。

見事に先制した秋田に対し、前半風上に立ったことからなんとしても追いつきたい福島はすかさず反撃へ。しかし、秋田守備陣はシュートコースを切るなど要所をきっちり抑えて得点を許さず。前半リードで後半へ折り返します。後半風上に立った秋田は右サイドの古田寛幸がクロスを入れてチャンスを演出するもゴールには結びつかず。反撃に出る福島と一進一退の攻防に。

すると後半35分、右サイドから山田尚幸がクロスを入れると、ペナルティエリア内でボールを受けた青島拓馬が相手2人に挟まれながらも粘ってキープ。そのこぼれ球をすかさず拾った前山は、ゴールから離れていく形で空いたスペースへドリブルしてボールを運ぶと、振り向きざまにゴール前へクロス。このボールがブロックしようと飛び込んだ相手DFの手に当たってハンドの判定となり秋田がPKを獲得する。蹴るのは先制点を決めている田中。この大事な場面で田中は相手GKが飛んだ逆方向にきっちり決めて追加点。2ゴールの田中は今季6ゴール目で得点ランキングトップに。このあとも最後まで無失点で守り切った秋田が2−0で勝利。秋田はチーム記録更新となる6連勝達成。この結果、6勝1分で勝ち点19の秋田は、2位栃木SCに3差をつけて首位キープです!

快進撃が止まらない秋田の次節ホームゲームは、5月21日(日)あきぎんスタジアムにてAC長野パルセイロとの対戦(13時キックオフ)となります。長野からいまだ勝ち星をあげることができていない秋田(2011年の対戦から3分11敗)にとっては真価が問われる一戦となることでしょう。リーグNO.1の得点力を持つ秋田が堅守・長野をどう攻略するのか、杉山弘一監督の采配にも注目です。それでは、あきぎんスタジアムでお会いしましょう!