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2018シーズン第19節 vs AC長野パルセイロ 試合結果

2018シーズン明治安田生命J3リーグ第19節、ブラウブリッツ秋田は敵地で13位・AC長野パルセイロと対戦し、2対1で勝利。前節から指揮を執る間瀬秀一監督は就任から2戦目でうれしい初白星を飾ることができました。

ケガにより今季開幕から戦列を離れ、復帰後も清水慶記に守護神の座を奪われていたGK松本拓也が今季初先発を果たすと、前半27分、秋田は日高慶太が前線へ縦パスを送ると、青島拓馬がダイレクトではたいたボールを足でトラップした山田尚幸がそのままペナルティエリア内へ。前方を相手DF3人に塞がれた山田は背後から駆け寄った前山恭平にパス。これを受けた前山は相手DFの壁を超えるループシュートを放つと、ふわりと浮いたボールは相手GKの伸ばした手をかすめてゴールへと吸い込まれ、待望の先制ゴール。前山は第15節・鹿児島ユナイテッドFC戦以来となる今季3ゴール目。前山の芸術的なループシュートが炸裂し、この日敵地・長野に集まった100名を超える秋田サポーターも一気に沸きます。

そして1対0のまま迎えた後半開始直後、秋田は自陣で相手のパスをカットした日高がすかさず古田寛幸へパスを送ってカウンター攻撃へ。古田は相手DF3人に寄せられるも見事なドリブルで交わして突破すると、ハーフラインを駆け上がった前山へパス。ここから前山は左サイドを駆け上がる平石直人にパスを送ると、これを受けた平石がすかさずグラウンダーのクロスを入れる。するとこれがブロックしようとした相手DFの足に当たってオウンゴール。一瞬のスキを見逃さなかった秋田が反撃に出た長野の出鼻をくじく追加点をあげます。

その後、秋田は再三のピンチを迎えるもGK松本を中心にDF陣が懸命のブロック。後半22分に失点したものの最後まで粘り強く守った秋田がそのまま逃げ切り2対1で試合終了のホイッスル。J2昇格を目指すライバル・長野を退けた秋田が約1カ月ぶりとなる白星を飾りました。

この結果、7勝3分8敗で勝ち点を24とした秋田の順位は9位(※8月20日現在)となりました。このあと約1カ月中断期間を挟み、リーグ再開は8月26日(日)ホーム・あきぎんスタジアムに14位・藤枝MYFCを迎えての一戦となります。J3リーグ連覇&J2昇格に向けて「奇跡」を起こさなくてはいけない状況ではありますが、ここからの巻き返しにぜひご期待ください。キックオフは13時です!

2018シーズン第11節 vs AC長野パルセイロ 試合結果

2018シーズン明治安田生命J3リーグ第11節、ブラウブリッツ秋田はホーム・あきぎんスタジアムで13位・AC長野パルセイロと対戦し、1-2で敗北。vs長野戦ホーム初勝利とはなりませんでした。

秋田県内では18日からの記録的な大雨で秋田市では一日の降水量が観測史上最大となるなど試合開催も危ぶまれましたが、天気が回復して試合当日の20日は朝から晴れとなり、ひさびさに天気に恵まれたホームゲームとなりました。

この日の先発メンバーは、開幕から全試合に出場して攻守でチームを支え続けていた久富賢、韓浩康がメンバーから外れ、遊馬将也、堀田秀平が先発入り。遊馬はリーグ戦今季初先発となりました。

前半はコイントスで勝った長野がエンドチェンジを選択したため秋田によってキックオフ。秋田はいつも通り序盤から球際で強くプレスをかけてボールを奪いに行こうとするも、長野は細かくパスをつなぎながらこれをかわしていく。それでもしつこく相手DFの裏などを狙って崩しにかかる秋田だがチャンスはあれどフィニッシュにつなげるまでには至らず。シュート0本のまま両者スコアレスで前半終了。

試合が先に動いたのは後半15分、左サイドでこぼれ球を拾った前山恭平のパスから藤山智史がこれをダイレクトで前線に縦パス。このパスに反応した遊馬が相手DFの裏へうまく抜けると、すかさず放ったシュートは前に出てきた相手GKの股を抜けてそのままゴールマウスへ。杉山弘一監督の起用に応えた遊馬が今季初ゴールを決めて秋田に待望の先制点をもたらしました。

さらに追加点を狙いに行く秋田の杉山監督は、後半22分に先制点を決めた遊馬に替えて吉平翼を投入。ところが後半39分、相手の左サイドからのクロスに対するペナルティエリア内での競り合いでDF尾本敬が長野のFW萬代宏樹の腕を掴んで決定機を阻止したという主審の判定によって反則→PKとなり、これまで好セーブ連発でピンチを救ってきたGK清水慶記もこのPKは止められず失点してしまう。

同点に追いつかれた秋田は青島拓馬に替えて4月のY.S.C.C.横浜戦以来の出場となる中村亮太がピッチへ。さらにアディショナルタイムが経過して藤田祥史も投入されて最後まで勝ち点3にこだわった勝負を見せるも、アディショナルタイム突入から6分、最後の攻撃に出た長野にペナルティエリア前でパスを繋がれるとフリーで受けた三上陽輔のミドルシュートが秋田のゴールへと吸い込まれ、その直後に試合終了のホイッスル。試合終了直前にまさかの逆転ゴールを許した秋田が1−2で敗れました。

この結果、5勝1分5敗で勝ち点を伸ばすことができなかった秋田は順位をひとつ下げて6位に後退。昨季、先制した試合では勝率8割超を記録していた秋田ですが、今季11試合を終えた時点ですでに逆転負けが2試合となっており、このあたりがなかなか波に乗れない原因となっているようです。さらに複数得点を記録した試合がまだ2試合のみで得点不足(※得点数はリーグ12位)となっているのも気になるところ。天皇杯1回戦が入ることにより次節まで2週空くため、どう課題を克服していくか注目です。

さてその天皇杯ですが、秋田県代表として17年連続25回目の出場(※前身のTDKサッカー部時代も含む)となるブラウブリッツ秋田は、1回戦で千葉県代表のVONDS市原と激突します。昨季関東リーグ1部で優勝し、現在JFL昇格を目指すV市原を率いるのは、かつて清水エスパルスで監督を務めていた(2000〜2002シーズン)経験もあるゼムノビッチ・ズドラヴコ氏。そして選手では、元日本代表の山岸智、かつて川崎フロンターレで活躍したレナチーニョが名を連ねており、秋田で2014〜2015シーズンにプレーした峯勇斗も主力として活躍中。決して侮ることができないチームです。この試合に勝てば2回戦でJ1・柏レイソルとの対戦となりますが、まずは大事な初戦、一発勝負のトーナメント形式となる天皇杯で秋田はどんな闘いを見せるのか、5月20日(日)、会場は秋田市八橋運動公園陸上競技場にて13時キックオフです!

16度目の対戦でついに初勝利!10月29日アウェイ AC長野パルセイロ戦を終えて

2017シーズン明治安田生命J3リーグ第29節、ブラウブリッツ秋田は敵地でAC長野パルセイロと対戦し、2対1で勝利。今年6月以来5ヶ月ぶりに連勝を飾った秋田は勝ち点52で順位は3位のままであるものの、今節引き分けた首位・栃木SCとの勝ち点差を4に縮めました。

2011年での初対戦以降(当時はJFL)、15回の対戦で未だ長野から勝利をあげることができていない秋田。初勝利を期して臨んだ今年5月のホームでの対戦はスコアレスドローとなっており「今度こそ!」という思いが強まるなか、秋田の勝利を見届けようと秋田側のゴール裏には約60名のサポーターが応援に駆けつけてくださいました。

前節・ギラヴァンツ北九州戦では初先発ながら堂々としたプレーで無失点に貢献した千田海人が今節も先発入り。そして10月のFC東京U-23戦以来4試合ぶりに藤山智史が先発に名を連ね、大卒ルーキーコンビに期待がかかる一戦となりました。

試合は開始直後いきなり秋田にチャンス。右サイドでパスを受けた田中智大が縦に抜けてからクロスを入れると、ヘディングシュートを狙った久富賢には合わなかったものの、背後にいた相手選手に当たってボールはゴールネットを揺らし、開始1分弱にオウンゴールで秋田が先制! 運も味方につけて秋田の攻勢に勢いが増します。

すると前半10分、コーナーキックのチャンスにキッカー古田寛幸が正確なコントロールでゴール前へボールを入れると、ゴール前中央で田中が頭で合わせてゴール左に決まって追加点! 田中は今季14点目。秋田が序盤で長野から2点のリードを奪います。

2点リードのまま迎えた後半は早い時間帯で追いつきたい長野の反撃を受け、GK松本拓也の好セーブ等でなんとかリードを保とうと秋田の守備陣も必死に守りますが後半23分に失点。1点差に縮まります。しかし、ここで集中力を切らさなかった秋田は追加点を狙いながら試合の主導権を握り続け、アディショナルタイム3分が経過したところで試合終了のホイッスル。16度目の対戦にして秋田がついに長野から初勝利をあげることができました!

この結果、15勝7分5敗で勝ち点52とした秋田は、2位・沼津が勝利で勝ち点差は1のまま変わらずも、首位・栃木が引き分けたため差は4に縮まりました。ここ2シーズン、リーグ終盤戦で強さを発揮している秋田ですが今年もその予感を感じさせるこの日の勝利。追撃態勢に入った秋田が首位・栃木を捉えることができるか、残り5戦、今後の闘いに注目です!