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9月3日天皇杯2回戦 川崎フロンターレ戦を終えて

第96回天皇杯全日本サッカー選手権大会2回戦、ブラウブリッツ秋田はJ1の川崎フロンターレと対戦し、結果は1対3で敗れ、残念ながら3回戦進出とはなりませんでした。

秋田県代表として5年連続23回目(前身のTDKサッカー部時代を含む。ブラウブリッツとしては7年連続7回目)の天皇杯本大会出場となった秋田は、1回戦で青森県代表のヴァンラーレ八戸(JFL)に2−0で勝って初戦突破。続く2回戦は、J1首位の川崎フロンターレとの対戦となりました。J1・川崎Fと公式戦で対戦するのは今回が初めてです。9月3日(土)、川崎Fのホームスタジアムである等々力陸上競技場には、約100名の秋田サポーターが応援に駆けつけてくださいました。いつもありがとうございます!

時折小雨が降るなか、19時キックオフ。1回戦の八戸戦と同じ先発メンバーで試合に臨んだ秋田に対し、川崎はW杯アジア最終予選で代表に選出されたメンバーを除いて、中村憲剛、大久保嘉人ら主力が先発に名を連ねるなど、ベストメンバーで試合に臨んできました。前半、前線から積極的にプレスを掛けに行く秋田は、中盤でボールを奪ってからの素早いカウンター攻撃でチャンスを伺います。これに対し、秋田の激しいチェックを捌きながら細かいパスを繋いで相手陣内に攻め込む川崎Fは、前半17分、18分、21分と立て続けにシュートを放つも秋田の守護神、松本拓也の好セーブによって得点ならず。古巣との対戦で気合いが入る松本(2011年に川崎F在籍)が会場を沸かせます。すると再三のピンチを跳ね返してきた秋田にビッグチャンスが!

前半28分、相手DFの縦パスを下田公平がスライディングでカットすると、そのこぼれ球が呉大陸へ。センターサークル内でボールを受けた呉は一気にドリブルで駆け上がろうとするも、ここは中村憲が素早く身体を寄せてブロック。しかし、さらにこのこぼれ球が前山恭平へと繋がるとゴールに向かってドリブル。前方の久富賢が相手DFの裏へ走ってシュートコースを作ると、前山はゴールから約30mの距離で右足一閃。これがゴール左に突き刺さり、前山のスーパーゴールでなんと秋田が先制します! 見事な先制ゴールに秋田のゴール裏も大熱狂でタオルを回します。勢いに乗る秋田はここから川崎Fと互角の勝負を演じて前半終了。秋田が1点リードという展開でいよいよ試合は後半へと進みます。

後半突入の前に、ハーフタイム中には秋田のゴール裏で”なまはげ×竿燈まつり”の夢の競演が実現! 突如始まった出来事に川崎Fサポーターも写真を撮ろうと集るなど、この日集まった観客に秋田をアピールすることに成功しました。ご協力いただいた運営スタッフのみなさまには心より感謝申し上げます。

さて、秋田が1点リードのまま後半に突入。追加点を狙って開始から積極的に攻める秋田は、後半4分、山田尚幸のロングスローを相手DFが頭で跳ね返すと、このクリアボールを青島拓馬がダイレクトでボレーシュート。シュートは枠を捉えるも相手GKが懸命のブロック。さらに詰めていた呉がこぼれ球を拾うもシュートならず。その直後には、右サイドを駆け上がった久富のクロスを中央で浦島貴大が受けてシュート。これは相手DFにクリアされるもこぼれ球を拾った前山が相手GKの位置を確認してループシュートを狙います。しかし、これは相手GKに止められてゴールならず。秋田の攻勢が続きます。

後半も攻勢に出る秋田に対し、中盤でボールを奪ってもなかなかシュートまで繋げられない川崎Fは、2人目の交代選手を入れてフォーメーションを4バックから3バックに変更。すると後半22分、川崎の武岡優斗がビルドアップから前線へ縦パスを送ると、これをPA手前の左で受けた車屋紳太郎が中央へ折り返します。このボールに空いたスペースへ走り込んだエドゥアルドが左足をあわせます。これがゴールネットを揺らし、秋田が同点に追いつかれます。ゲームは振り出しとなったところで、一気に勝ち越しを狙う川崎Fに対し、やや運動量が落ちてきた秋田は防戦一方に。それでも川崎Fの反撃を懸命の守りで食い止めていた秋田でしたが、後半32分に大久保のミドルシュートで勝ち越しを許してしまいます。

なんとか同点に追いつきたい秋田。しかし、後半37分に3失点目となる追加点を許すと、ここで間瀬秀一監督は、大久保とは中学、高校の同級生である川田和宏を3枚目のカードとして投入し、最後の反撃に出ます。ボールをキープしてうまく時間を稼ぐ相手に対してボールを奪いに行く秋田ですが、追いつくことができずに試合終了のホイッスル。先制ゴールを奪って奮闘を見せた秋田でしたが、1−3の惜敗で3回戦進出とはなりませんでした。

試合には敗れましたが、最後まで選手たちは恐れることなくJ1首位の川崎Fに立ち向かっていきました。秋田は天皇杯に出場した過去7回、上のカテゴリーのチームとの対戦ではいずれも無得点で終わってきておりましたが、前山のスーパーゴールによって新たな1ページをブラウブリッツ秋田の歴史に刻むことができました。この試合で得た経験、そして悔しさを胸に、残り10試合となったリーグ戦に再び戻ることとなります。

リーグ再開となるホームゲームは、9月10日(土)あきぎんスタジアムにて、Y.S.C.C.横浜との対戦となります(14時キックオフ)。また試合当日は、Jリーグ女子マネージャー・佐藤美希さんの来場が決定。ほかにも様々なイベントが行われますので、ぜひ会場にお越しいただき、選手たちに熱いご声援をお願いいたします。

8月27日天皇杯1回戦 ヴァンラーレ八戸戦を終えて

第96回天皇杯全日本サッカー選手権大会1回戦、ブラウブリッツ秋田は青森県代表のヴァンラーレ八戸と対戦し、結果は2対0で勝利しました。

秋田県代表として5年連続23回目(前身のTDKサッカー部時代を含む。ブラウブリッツとしては7年連続7回目)の天皇杯本大会出場となる秋田。初戦の相手は、青森県代表で現在はJFL(日本フットボールリーグ)に所属するヴァンラーレ八戸です。昨季のJFL第1ステージ覇者であり、J3昇格を狙う八戸と公式戦で対戦するのは今回が初めて。同じ北東北としては負けられないダービーマッチでもあります。

試合は、前半12分に日髙慶太からのクロスに久富賢が相手DFと激しく競り合ってボールを奪おうとすると、そのこぼれ球を拾った浦島貴大が中に切れ込んで左足でシュート。冷静にコースを狙った浦島のシュートがゴールネットを揺らして秋田が先制! ここから秋田ペースで前半が進みます。一方、八戸は中盤でボールを奪うと右サイドに展開。PA付近まで攻め込む場面もあるものの、これは秋田のDF陣がブロック。得点を与えません。このまま秋田が1点リードのまま前半が終了します。

エンドが変わった後半、秋田は序盤から積極的に攻めいくと、同14分、キッカー・青島拓馬のショートコーナーによる素早いリスタートから日高がクロス。このボールを中央で呉大陸が頭であわせ、秋田に待望の追加点が生まれます! その後、なんとか一矢報いたいと反撃に出る八戸に対し、秋田は守護神・松本拓也を中心に各選手が声を掛けあって集中力を切らさずにディフェンス。そして2分のアディッショナルタイムを終えたところでホイッスルが鳴り、秋田が2対0で八戸を下して2回戦進出を決めました!

次戦の天皇杯2回戦は9月3日(土)等々力陸上競技場にて、現在J1・2ndステージ首位の川崎フロンターレとの対戦(19時キックオフ)です。両チームは過去にそれぞれの前身(秋田はTDKサッカー部、川崎は富士通サッカー部)がJSL2部に所属していたとき(1986-1987シーズン)に対戦しており、約30年の時を経ての対戦となります。J1首位の川崎に対して秋田はどんな闘いを見せるのか注目です!

現地・等々力に来られる方は道中お気をつけておこしください。また、現地に来られない方も、それぞれの場所からブラウブリッツ秋田の勝利を願い、その想いを届けてください。

すべては秋田のために!
共に闘っていきましょう!!

8月21日天皇杯県予選決勝 猿田興業戦を終えて

第26回秋田県総合サッカー選手権大会 兼 天皇杯秋田県予選決勝、ブラウブリッツ秋田は猿田興業と対戦し、結果は5対0で勝利しました。

スーパーシードによっていきなり決勝戦の出場となる秋田。対戦相手は、準々決勝で秋田FCカンビアーレ、準決勝でノースアジア大学を下して勝ち上がってきた東北1部リーグ所属の猿田興業です。公式戦では初めての対戦となる猿田興業には、かつて秋田に在籍(2012−2013シーズン)していた土屋健太が主力として活躍しており、この試合でも先発出場。気温30℃を超える暑さのなか、秋田県代表を決める一戦が14時04分キックオフで始まりました。

結果は既報でご存知の方も多いと思われますが、試合開始から自陣で守備を固めてカウンター攻撃を狙う相手に対し、前半は風上に立った秋田は相手陣内深くまで攻め込むもなかなか得点が奪えず。同11分には呉大陸がエリア内で倒されてPKを獲得。呉は自ら蹴るも相手GKがこれを読んでブロックし、先制点とはならず。その後も決定機が幾度もありながらシュートが枠内を捉えることができず。逆に、同25分にはボール処理のミスからエリア手前で相手にボールを奪われ大ピンチ。これは松本拓也がシュートを片手で弾いて得点は与えなかったものの、あわやの場面にスタンドで応援している観客からも選手へゲキが飛ぶ。

チャンスがありながら先制点がなかなか奪えないという状況のなか、前半36分、秋田はコーナーキックを得るとキッカーの日高慶太が蹴ったボールを呉が頭で合わせて待望の先制点が生まれます。さらに同41分には前山恭平のパスを受けた呉が冷静にシュートを決めて追加点。前半を2−0で折り返します。

後半も開始早々から攻め込む秋田ですがシュートの精度を欠いてなかなかゴールが奪えず。そして相手の足が完全に止まった終盤になってようやく、浦島貴大、遊馬将也、深井脩平が立て続けにゴールを決めて3点追加。前後半合計で35本のシュートを放った秋田が、守備で奮闘を見せていた猿田興業を下し、5対0で勝利を飾るとともに15年連続23回目(前身のTDKサッカー部時代を含む。ブラウブリッツとしては7年連続7回目)となる天皇杯本大会出場を決めました。

天皇杯1回戦は8月27日(土)あきぎんスタジアムにて、初戦の相手は青森県代表のヴァンラーレ八戸との対戦(13時キックオフ)です。昨季のJFL第1ステージ覇者であり、J3昇格を狙う八戸とは公式戦で初対戦となります。同じ北東北として負けられないダービーマッチ。秋田県代表として天皇杯で闘うブラウブリッツ秋田の応援をぜひともよろしくお願いいたします!